赤紫色の水菜『紅法師』を水耕栽培。この色はアントシアニンを多く含むからだそうです

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 今年も霜が降りる季節が過ぎ、種蒔きのシーズンに入りました。と言ってもまだ朝晩はコートが必要なので、発芽温度の高い夏野菜の種蒔きはあと1ヶ月くらい先です。そこでこの隙間期間を使って、低温でも芽が出る葉物野菜を育ててみようと思います。やはり最初に思いつくのは「水菜」です。種を蒔けば1か月強で収穫でき、また厳寒期を除けばいつでも育てることができるからです。

 水菜の種は2年前に購入したストックがあるので、いつでも育てることができます。この品種は一般的なもので、特に変わっている点はありません。昨今の野菜は、品種改良により様々なタイプが生まれています。そこで大きめのホームセンターに行き、何か面白い水菜の品種かないか探すことにしました。そして見つけたのが、紫色の水菜『紅法師』です。葉は普通の品種と同じ緑ですが、茎が濃い赤紫をしているのです。種袋の説明によれば、この色は赤ワインなどに含まれているアントシアニンによるものとのことです。

 見た目は毒々しい印象を受けますが、早速この水菜を育ててみましょう。そして普通の水菜との成長具合や、どのように味が違うのかを確かめてみたいと思います。

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水道管の『継ぎ手』で水菜を水耕栽培。従来式と一緒に育てて、差が出るか確認します

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 私が水耕栽培で使っている培地はバーミキュライトです。昨年は、この培地をプラスチック製のカップに入れて野菜を育てました。

 野菜の収穫が終わった後、培地は再利用せずに捨てています。理由としては、びっちりと根が回っており、再生するのが困難だからです。1回の栽培で500mL程度のバーミキュライトを捨てていますので、どうにか使う量を少なくできないか?と思っていました。

 そうしたら先日、水道管の『継ぎ手』を利用して栽培装置を作っている方を見つけました。早速、私も購入して新しい水耕栽培装置を作ってみました。

《参考記事》
水道管の継ぎ手を利用した水耕栽培装置。これで培地のコストが少なくなるはずです

 実際に使うバーミキュライトの量を計ってみると、従来のプラカップ式と比べ1/9で済むことが分かりました。しかし、確かに培地の節約はできましたが、本当にこの量で野菜は育つのでしょうか。

 そこで成長具合を確かめるために、「継ぎ手式」と「プラカップ式」の双方で水菜を育ててみます。もし従来式と成長に差がなければ、今後は継ぎ手を使った栽培装置を使っていこうと思っています。それでは種蒔きをしてみましょう。 

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見切り品の「クレソン」を水耕栽培。挿すだけなので手軽に育てられます

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 「クレソン」はウォーターレタスとかオランダガラシとも呼ばれている葉物野菜で、田んぼや沼などの湿った場所に生えています。マスタードのようなピリッとした辛味があり、肉料理の付け合せやサラダとして食べられています。

 以前、庭でクレソンを育てたことがあります。その時は春に苗を植えて、大きくなるのを楽しみに待っていました。ところが初夏の頃には元気がなくなり、真夏になったら葉が溶けて、株自体が消失してしまったのです。クレソンは暑さに弱いと聞いていましたので半日陰に植えたのですが、それでも夏の暑さは厳しかったようです。

 クレソンは湿った環境を好む植物ですから、水耕栽培との相性が良さそうです。リベンジも兼ねて、いつか育ててみたいなと思いつつ月日がたってしまいました。

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 そしてこの週末、スーパーに行ったところ、見切り品コーナーに40%OFF(税込み74円)で売られているクレソンを発見したのです。そのクレソンは全体的にしなびており、一部の葉は黄色に変色していました。しかし「栽培する」には問題なさそうです。それでは、この廃棄される寸前のクレソンを水耕栽培で増やして食べてみたいと思います。

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ねっとり系芋ようかんのレシピを紹介。少量の寒天を入れるのがポイントです

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 自分の中で『芋ようかん』と言えば、舟和のものを思い浮かべます。甘みがちょうど良く、口当たりが滑らかな美味しい芋ようかんです。また子供の時から食べていますので、親しみがあることも要因の1つかもしれません。

 私が小学生の時に同級生から「芋ようかんは簡単にできるよ」と聞いたので、いつか作ってみようと思っていました。しかし忘れたまま二十数年が経過し、30歳を超えてしまいました。今になってなぜかそのことを思い出したので、芋ようかんを作ってみることにしました。目標の味は舟和の芋ようかんです。

 いろいろと材料の配合を変えて作った結果、少量の寒天を加えると、型崩れが起きにくいねっとりとした芋ようかんになることが分かりました。また裏ごしのひと手間をかけることで、滑らかな口当たりになります。それでは早速レシピを紹介しましょう。

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長年作っているニンニク味噌味の焼肉のタレ。味付けは濃い目が美味しいです

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 料理を作る人にとって、今日の献立を考えるのは結構面倒です。以前作った料理と被らず、できるだけ簡単に調理できるものが理想です。これをクリアするには料理のレパートリーが多くなくてはなりません。

 どうしても献立が立てられない場合には、焼肉をしてみてはどうでしょうか。焼肉と言っても、安い肉を専用のタレと一緒に炒めて野菜の上に乗せるだけのものです。

 焼肉のタレには「市販のもの」と「自分で作るもの」があります。市販のタレはもちろん美味しいですが、私はニンニクを効かせた噌味&しょう油ベースのタレを自作しています。

 オリジナルのレシピは、一人暮らしをしていた学生の時に見つけたものです。これを改良し、かれこれもう十数年は作り続けています。それでは、このニンニク香る焼き肉のタレのレシピを紹介します。

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【実験断念】枝豆の水耕栽培5回目。12株を密集させて育てると、収穫率がどうなるのか気になります

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 枝豆の水耕栽培をしている方は少ないのか、ウェブで調べても情報はあまりないです。そのため昨年は練習と実験を兼ねて4回、枝豆を栽培してみました。失敗もありましたがそれも糧とし、最後の栽培では120個ものサヤを収穫することができました。

《参考記事》
枝豆の水耕栽培 第4回目。今年最後の栽培で大量収穫を狙います

 今年も冬が終わり、だんだんと暖かくなってきました。昨年は時間がなくてできなかった栽培方法を、今期ではチャレンジしてみたいと思います。目標は前年を超える収穫量です。

 枝豆の種蒔き時期は4月中旬からになります。しかし少しでも早く収穫したいと考え、3月下旬に種を蒔くことにしました。水耕栽培装置の利点は移動ができることですので、暖かくなるまでは日中はベランダで、夜は家の中に取り込んで育てます。こうすれば発根・発芽する温度は保てるはずです。

 また120サヤが採れた時に育てた株数は「6」です。そこで今回はその2倍、つまり1つの栽培装置で12株を育ててみようと思います。単純に計算すれば240サヤが採れるはずですが、密植栽培すると収穫率はどうなるでしょうか?それでは今年の枝豆栽培のスタートです。

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「ヤマブシタケ」栽培キットを購入しました。見たことのないキノコなので育つのが楽しみです

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 先日、ホームセンターに野菜の種を買いに行きました。その時偶然にもワゴンセールをやっており、時期が外れてしまった球根や苗など色々なものが売っていました。何か面白いものはないかな?と思いながらそのコーナーを漁っていると、「キノコの栽培キット」があったのです。

 種類を確認すると、エノキ・ブナシメジ・エリンギがあります。シイタケがないかと確認しましたが、やはり人気なのか売れ残りはなかったです。残念…と思いながら奥に視線を移すと、『ヤマブシタケ』と書いてあるキットを発見しました。

 商品の箱を見ると、何やらモサモサしたマッシュルームみたいな写真が貼り付けてあります。これがヤマブシタケなのでしょうか?先に見つけたエノキなどはスーパーで売っていますので、見たことも食べたこともあります。しかしこのヤマブシタケと呼ばれるキノコは今まで聞いたことすらありません。

 私の好みの話になりますが、普通の植物よりも、こういった未知のものを育てる方が好きです。値段も650円だったので、すぐにこの栽培キットを購入しました。この記事では、いまいち正体の分からないヤマブシタケの栽培日記を付けようと思います。

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