水耕栽培で「つるなしインゲン」に挑戦します。枝豆栽培の応用で育てられるでしょうか?

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 2年前に水耕栽培で枝豆を育てました(参考記事:枝豆の水耕栽培 第4回目。今年最後の栽培で大量収穫を狙います)。試行錯誤の結果、種は順調に育ち、最終的には一人で食べるには多いほどのサヤを収穫できたのです。その時に気になったのは「枝豆以外のマメ科でも同じように育てられるのだろうか?」という事です。ぱっと思い付くマメ科の野菜には、インゲンがあります。なぜならば、旬になると我が家の食卓に高頻度で上がる食材だからです。

 インゲンについて調べると、性質で2種類に分けられるそうです。ネットを張って育てる「ツルあり種」と、直立する「ツルなし種」です。私の使っている水耕栽培装置は、頑丈な支柱を立てることができません。そのため、育てるならばツルなし種の方が適任でしょう。運が良いことに、ツルなしインゲンの種は近所の100円ショップに売っていたので、早速購入してきました。

 今回はツルなしインゲンを種から水耕栽培してみます。同じマメ科ですから、枝豆の栽培技術を応用すれば育てられるはずです。まずは培地の水分量を調整して発芽を成功させ、病気に対しては銅水和剤の散布で対応しようと思います。それでは種蒔きを始めましょう。

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「バケツ&収穫コンテナ」を使った大型野菜用の水耕栽培装置の作り方。本体と支柱を分けることで強度を確保しています

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 私がいつも使っている水耕栽培は5Lの容器を利用したものです。小型の葉物野菜を育てるには十分ですが、ピーマンやキュウリなどの大型の野菜を育てるのは非常に難しいです。その理由としては、液肥槽の容量が足りない他に、しっかりとした支柱を立てられないからです。

 大型の野菜は支柱で茎を固定しないと、風の力で倒れたり折れたりする可能性があります。しかし支柱を立てようにも培地であるバーミキュライトでは固定力が足りません。また深く挿したところで途中から液肥層になるため、全く意味がないです。

 そこで今回は、大型の野菜でも育てられるような栽培装置を開発しました。ポイントは、野菜を栽培する本体と支柱を分けたことです。これにより支柱の強度を確保でき、大きくなった枝葉を支えることができるようになりました。それでは大型野菜用の栽培装置の作り方を紹介します。 

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ジャンキーさが癖になる「ナポリタン」のレシピを紹介。マーガリンの甘さと中濃ソースのスパイスが重要です

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 私はスパゲッティ作りがあまり好きではないです。それはソースと麺を同時に作る必要があるからです。まずソース用と茹でる用でコンロを2口も占拠しますし、またフライパンと鍋と言うかさばる洗い物が2つも出るのも面倒です。

 しかし先日、テレビを見ていたところ、びっくりするような作り方のスパゲッティ(ナポリタン)が放送されていました。それは茹でた麺を一晩冷蔵庫に入れて冷やし、翌日に使うのです。確かにこの方法ならばコンロを占拠することなく、洗い物も1つだけになります。そこでこのナポリタンのレシピをメモし、より美味しくなるように改良を加えました。

 作り方のポイントとしては、炒め油にマーガリンを使い、さらに隠し味として中濃ソースを入れることです。マーガリンと中濃ソースによって、ナポリタンがよりジャンキーな風味となります。その結果、時々無性に食べたくなるスパゲッティとなってしまうのです。それでは「ジャンキーナポリタン」のレシピを紹介しましょう。

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水耕栽培で「わさび菜」を育てています。さくっと1ヶ月くらいで収穫したいです

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 春に種を蒔いた野菜も無事に収穫できました。今、栽培場所であるベランダには、少しではありますが空きスペースがあります。そこで、何か短期間で採れる野菜を育てようと思います。

 成長が早い野菜と言えば、小松菜や水菜などの葉物になります。何種類かの候補から、今回選んだのは「わさび菜」です。わさび菜とは名前の通りワサビの風味がする野菜で、私のお気に入りでもあります。

 ワサビ菜は以前に水耕栽培で育てたことがあります(参考記事:水耕栽培で「わさび菜」を育て始めました。ピリッとしたサラダが食べたいです)。それ故に、成功は約束されていると言っても過言ではありません。今の時期は暑すぎず寒すぎすの気候で、栽培には良い時期です。できれば発芽から30日ほどで採れると嬉しいです。それでは栽培を始めましょう。

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LED育苗器を使って小松菜の苗を栽培中。限られた面積で効率良く育てる実験中です

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 春の種蒔きシーズンになると、ベランダの一角はたくさんの水耕栽培装置によって占拠されます。本当は数をもっと増やしたいのですが、これ以上にするとさすがに怒られそうです。ではベランダの栽培面積を変えずに、収穫する野菜の数を多くする方法はないのでしょうか?

 今年の冬、LED育苗器を使って室内でレタスの苗を作りました(参考記事:自作した室内育苗器でレタス系3品種の苗を作成中。移植できるまでに何日間かかるでしょうか?)。その時に感じたのは、育苗器内では苗の成長がとても早くなることです。要因としては、光の照射時間を18時間/日としたため、屋外よりも長時間の光合成ができたからと考えています。そこで、ふと思い付きました。栽培装置に種を直接蒔かずに、育苗器で一旦育ててから定植すれば、ベランダでの栽培期間が短くなるかもしれません。今、LED育苗器は稼働していないので、栽培実験をする価値はありそうです。

 実験に使う野菜は、様々な料理に使える小松菜にしました。仮に収穫までの日数を30日、育苗を10日とすると、屋外で育てるのは20日間となります。これならばベランダの面積を増やさなくても収穫効率を上げられそうです。早速、栽培の準備を始めましょう。

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しっとり濃厚なバスクチーズケーキのレシピを紹介。一晩寝かせた方が美味しいです

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 以前、バスクチーズケーキのレシピを紹介しました(参考記事:真っ黒なバスク風チーズケーキ。勇気をもって煙が出るまで焼き続けます)。この作り方は最初に土台用のクッキー生地を焼く必要があり、少々難易度の高いレシピでした。そこでもっと手軽で簡単にバスクチーズケーキを作る方法を研究することにしました。

 目標としては、焼く時間を除いて1時間ほどの作業ででき、そして材料は使い切ることです。特に後者はとても重要です。中途半端に材料を余らせてしまうと、使い道がなくなり、忘れられ、傷み、最終的には廃棄…なことになってしまいます。

 材料の配合や作り方を何度か変えながら試作をした結果、納得のいくものができあがりました。一般的なバスクチーズケーキのレシピは、クリームチーズ200gに対して生クリーム100gの割合で作ります。しかし今回は生クリームを200gに増やすことで、コクのあるしっとりとしたバスクチーズケーキになりました。それではレシピを紹介しましょう。

 

 

 

 

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ミニ大根を牛乳パックで栽培中。限られたスペースでどこまで成長するのか確かめます

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 今年の家庭菜園では、少し珍しい栽培方法に挑戦しようと思っています。それは牛乳パックに培地を詰めて、そこで根菜類を育てることです。畑では土の量や深さが無尽蔵にありますが、牛乳パックでは容積が1L、高さ(=深さ)は25cmしかありません。この条件の中で根菜がどこまで育つかのチャレンジをしたいのです。

 根菜類にはニンジンやゴボウなどがありますが、今回育てるものは「ミニ大根」です。ミニ大根はその名の通り、二十日大根より大きく、フルサイズの大根よりは小さい品種です。これならば牛乳パックでも栽培できそうです。

 ミニ大根の種を買うためにホームセンターのに行くと、どうやらミニ大根の中にも色々と種類があるようです。その中で見た目が気に入った、首の部分が赤くなる大根を育てることにしました。上手く成長すれば2ヶ月後には立派な大根となっているはずです。それでは種蒔きを始めましょう。 

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