収穫した空芯菜の挿し木に挑戦。発根したらポットに植え替えて苗にしましょう

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 現在、空芯菜を水耕栽培しています。先日2回目の収穫を行い、思ったよりも多い量が採れました。その時に気付いたのが、茎の節から根のような、長さ数mmの白い突起があったのです。もしかしてこの部分を水に入れておけば、伸びるのではないでしょうか?そこで突起のある茎は調理せずに、別に分けておくことにしました。

 今回の記事では、この空芯菜の茎を使って発根実験をしたいと思います。無事に伸びたらポットに植え替えて育苗する予定です。それでは始めましょう。

 

 

 

 

2020年6月14日 茎の水挿し(0日目)

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 こちらが収穫した空芯菜で、長さは約15〜20cmとなっています。根っぽい突起が出ているのは、半分より下の節部分です。

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 節をアップにしました。突起と言うには長く、どう見ても根です。ほぼ全ての茎にこのようなものが確認できます。それでは水挿しをしましょう。

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 まず茎を適当な長さに切って、さらに葉も落とします。

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 棒状になった茎をプラスチック製カップに入れ、適当量の水道水を注ぎます。

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 これを明るい窓辺に置いて作業完了です。突起がどうなるのか観察していきます。

 

2020年6月16日 発根(2日目)

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 水に挿してからたった2日で数mm→3cm以上に伸びました。中には一箇所の節から複数の根が出ているものもあります。このペースですと、週末にはポットに植えられそうです。

 

2020年6月21日 ポットに植え替え(7日目)

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 8本の茎を水に挿して、7本から発根しました。残りの1本も待っていれば根が出ると思います。

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 根は本数が増えただけではなく、魚の骨のように分岐をしています。水挿しによる発根実験は成功です。それではポットに植えましょう。

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 土は買ってきた培養土ではなく、庭の土をそのまま使っています。根が出ていない茎もそのうち発根すると思うので、一緒に植えました。これらのポットは半日陰の場所に置いて、根が張るのを待ちます。

 

2020年7月4日 苗の完成(20日目)

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 前回から2週間が経過しました。どれも枯れることなく、8ポット全てが成長中です。

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 土をポットから抜くと、根が回っているのが分かります。これならば定植できるでしょう。空芯菜の挿し木は成功です。

 

まとめ

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 今回は空芯菜を水に挿して発根させた後、ポットへと植え替えました。発根はすぐに始まり、合計3週間ほどで苗にできました。おそらくスーパーで売っている空芯菜でも水に挿しておけば発根すると思いますので、種を買わずとも育てられそうです。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事が空芯菜の挿し木のお役に立てたら幸いです。

 

【追記】2020年8月14日 収穫

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 ポリポットから庭に植え替えて約1ヶ月がたちました。ある程度の大きさまで育ったので、本日初収穫をします。

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 2束分が採れました。夏はまだ続きますので、空芯菜は活躍しそうです。