「横浜舶来亭 ハヤシフレーク」が一番美味しい!甘さとほろ苦さのバランスが良好です

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 カレーライスとハヤシライス。この2つは似ているようで、全く異なった食べ物です。カレーライスは香辛料をふんだんに使ったスパイシーな味です。一方でハヤシライスはデミグラスソースを主としたほろ苦いソースで、これをご飯をかけて食べます。

 

 

 

  カレーも食べますが、どちらかというとハヤシライスの方が私は好みです。学生の頃、学校の食堂で食べたハヤシライスがとても美味しかったことを覚えています。12時過ぎに食べるものよりも、13時近くになった方が味がまろやかになっていて更に美味しかったです。

 社会人になり、この思い出のハヤシライスを再現しようと試みました。最初は市販のルーを使ってチャレンジです。いくつかの種類を買ってみましたが、どれもいまいちでした。特にお婆ちゃんとトマトの絵が書いてあったルーは、あまりにも甘すぎて自分の中ではハヤシライスと言えないものでした。

 ルーがいまいちならば、原点に帰ってデミグラスソース・肉・玉ねぎで作ってみました。デミグラスソースを最初から作るのは不可能に近いので、手に入りやすいハインツの缶詰を利用しました。メーカーのレシピ通りに作ってみると、牛肉の旨味とデミグラスソースが絶妙にマッチしていて、あの食堂で食べた味を思い出します。これで求めていたハヤシライスの作り方をマスターできた…と思っていたのですが、そう簡単にことは運びませんでした。

  作っていて一番困ったのは、「味が安定しない」ことです。同じ材料を使っても毎回味が違うのです。時には味がぼやけていたり、水っぽかったりする時もありました。もちろん味が完璧に決まった時のハヤシライスは、何日でも食べたいくらい美味しいものです。しかし、そのようなものを作れるのは3回に1回で、残りの2回は普通または食べれるレベルでした。

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 どうしてこうなるのかは分かりませんが、次は安定した味を求めて、再びハヤシライス探しの旅にでました。紆余曲折あり、最終的に見つかったのは、写真の「横浜舶来亭 ハヤシフレーク」です。このルーで作ると、デミグラスソースから作ったものと遜色がないくらいの美味しさでできあがります。甘さとほろ苦さのバランスが味が一定しており、何回も作っても失敗することはありませんでした。

 横浜舶来亭シリーズにはハヤシの他にも数種類のカレーがラインナップされています。扱い的にはカレーの亜種としてハヤシライスを売っている感じです。そのせいかカレーはスーパーに陳列されているのに、ハヤシライスはないところが多いです。非常に美味しいだけにとても残念なことです。 

 ハヤシライスを失敗せずに作るには市販のルーを使うのが一番です。数あるルーの中で、私は横浜舶来亭のハヤシフレークがどれよりも美味しく感じました。ぜひとも定番商品として生産を続けてほしいものです。

 

ハヤシライス探しの旅はこのルーを見つけるものだったのかもしれません。具には牛肉と玉ねぎの他にブナシメジを入れると美味しいです。

 

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