エアコンvsファンヒーター。隙間の多い私の部屋では後者が温かかったです

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 冬の朝は苦手です。昼間はまだましですが、朝起きる時の寒さは体に堪えます。もちろん暖房器具のタイマー機能を使って起きる前から部屋を温めておくことは必須です。そうしないと起床だけではなく、着替えもままならないからです。

 家にある暖房器具にはエアコン、ファンヒーター、コタツがあります。体を温めるといった点ではコタツが最も効果的です。しかし部屋自体は温まらないので、この目的にはエアコンかファンヒーターを使うことになります。そこで寒がりな私が、部屋を温めるにはどちらが適しているか確かめてみました。

 

 

 

   まずは実験をする場所、つまり私の部屋の紹介です。大きさは約6畳で、床はフローリングになっています。四方の壁にはそれぞれ、窓・窓・他の部屋につながるドア・クローゼットがあります。ドアの隙間から冷気が入ってくるため、床付近の気温は低くなっています。なお、実験をしたのは2月上旬の朝4:30頃です。外気温はマイナス~1℃くらいの間でした。

 まずはエアコンです。設定温度を20℃にして電源をオンにしてみます。外気温がマイナスで部屋自体が冷え切っているせいか、なかなか温かくなりません。1時間たってようやく丁度良い温度になってきました。しかし足元はいつまでたっても寒く、床と天井の温度差が大きいままでした。これでは部屋が温まったとは全く言い難いです。 

  翌日はファンヒーターを使って部屋を温めてみました。設定温度はエアコンと同じ20℃です。この暖房器具は灯油を燃やして熱を作り出しますので、室温の立ち上がりが圧倒的に早いです。体感ではエアコンの5倍の早さで部屋が温まっていきます。6畳の部屋では暑くなりすぎたので、徐々に設定温度を下げて最終的には16℃で落ち着きました。

 エアコンでは改善しなかった足元の寒さですが、構造上ファンヒーターは床に近い部分から温風が出てきます。ですので風向きを足の方に向ければ、大幅に寒さを和らげられました。

  エアコンとファンヒーターを両方使って分かったのは、部屋を温めるのは圧倒的に後者が良かったことです。しかしその代償として、いくつか欠点もあります。まず燃料の灯油を保管しておくスペースがいること、また長時間運転していると空気が悪くなることです。空気のよごれに関しては、幸か不幸か私の部屋は隙間が多いので、頻繁に空気の入れ替えをする必要はありませでした。

  エアコンとファンヒーター、どちらが電気代が安いかの比較はよく見ますが、肝心の温かさについて書いたものは少ないです。確かにエアコンの電気代は安いかもしれませんが、その代わりとして寒さに耐える必要があると感じました。

 今どきの気密性の高い家ではまた結果が違うのでしょうが、築うん十年の我が家にはファンヒーターが必要です。冬が苦手ですので、少しお金がかかっても温かいファンヒーターを使いたいと思います。 

 

 やはり炎の熱を使うファンヒーターがエアコンよりも温かいです。特に冷たくなりがちな足元から暖かくなるのが良いですね。