この前ティラミスを作ったのですが、その時には平たいビスケット(森永製菓マリー)をコーヒー液に浸して使いました。本来のティラミスは棒状の「フィンガービスケット」と呼ばれるものを底に敷き詰めるとのことです。そこで、より本物に近いティラミスを完成させるためフィンガービスケットで作ることを決めました。マイナーな食材のためか近くのスーパーでは売っていませんでしたので、ネットで探して手に入れました。今回はそのフィンガービスケットを単体で食べた印象を記事にしたいと思います。
価格は200gで300円強でした。原料をみると特別なものは入っていないシンプルなビスケットのようです。本数は24本入りで、12本ずつ小分けにされています。
そのうちの一本を取り出してみました。重量はかなり軽くてスカスカしていそうです。もろいせいか輸送中にできたと思われる穴がいくつかあります。
アップで写してみると、上面には白くなっており、砂糖がかかっていることが分かります。
フィンガービスケットですので、私の指と比較してみました。指より長く太いですが、まあ指と言えば指に似ていなくもありません。
試しに半分に割ってみると、案の定内部はスカスカでした。購入する前はもっと中身の詰まった棒状のビスケットを想像していましたが、実際には発泡させて作っているようです。まるで麩菓子を感じさせる中身です。
このフィンガービスケットを使ってティラミスを作る前に、どのような味か単体で食べてみました。まずは食感ですが、かなりサクサクしており、口の中ですぐに溶けていきます。思った通り麩菓子に近い食感です。肝心の味は甘味が最前面に出てきます。そしてなぜかオレンジの風味がします。原料名に「香料」とあるので、もしかしたらオレンジリキュールでも使っているのかもしれません。
1本食べてみましたが正直な話、これ単体で食べるには遠慮したいです。甘みが強いのと、旨味といいますか2本目を食べさせる味が足りません。麩菓子は黒砂糖の風味が美味しいですが、もしグラニュー糖で麩菓子を作ったらこの味になるのではないかと食べながら思いました。
今回、ティラミスを作るためにフィンガービスケットを購入してみました。まずこれ単体で食べてみましたが、味が単調でそれほど美味しいものではありませんでした。もしかしたらこの個性のなさがティラミスには合うのかもしれません。次回はこれでティラミス作りに挑戦したいと思います。
購入した商品がこれになります。値段が手頃だったのでお試しとして買ってみました。ティラミスがどのような味に変わるのか楽しみです。