成長してくれない「シンゴニウムシュリンクハート」を植え替え。根の整理＆鉢下げをして様子を見ます

　我が家には「シンゴニウムシュリンクハート」と呼ばれる品種の観葉植物があります。葉の色や形が独特でインパクトがあり、またサイズ感も丁度良かったので、部屋のインテリアとして多様していました。このシュリンクハートは2024年春に購入したもので、順調に成長したため、秋に切り戻し&鉢増しをしました。しかしこの時を境に調子が悪くなり、枯れずに冬は越えましたが、春になっても全く動きが見られませんでした。

　5月となり、十分に暖かくなりました。そこで株の根を整理し、鉢下げをして様子を見ることにします。株元のグラつきはあまりないので大規模な根腐れは起きていないとは思いますが、少なくもと根が不調の要因になっていそうです。それでは鉢から抜いて、株の状態を確認しましょう。

2025年5月3日根の整理&鉢下げ（0日目）
2025年5月23日回復中（20日目）
2025年5月31日新葉が展開中（28日目）
2025年6月7日急成長（35日目）
2025年7月13日順調に成長中（71日目）
使用資材

2025年5月3日根の整理&鉢下げ（0日目）

　こちらが昨年の秋に切り戻した「シンゴニウムシュリンクハート」です。4月になって暖かくなっても調子が戻ってきません。何個かの新芽が見えていますが、先端が黒くなっているのが気になります。また枯れた茎のせいで、株全体が茶色っぽいです。不調の原因を確かめるために、鉢から抜いて根を確認してみます。

　用土を落とした状態の根です。4.5号鉢のやや深植えで育てていた割には根張りが悪く、細い音は引っ張ると簡単に千切れるものも多いです。ただ根腐れが起きているかと言われると、そうではない気がします。とりあえずは根の整理をして回復の下準備をします。

　茶色くなった部分をカットし、長い根も地上部と同じ長さとなるように切り詰めました。また指で軽くしごいて、細い根もある程度落としてあります。体感では、根の量を1/3まで減らしました。

　その他にも茎に付いていた枯れた葉柄もできるだけ取り除きました。茎はしっかりとした緑色になっていますので、十分に養生すれば復活してくれるはずです。

　今では4.5号鉢を使っていましたが、今回は鉢下げをして3号ポリポットに植え替えました。使った用土は、自分でブレンドした無機用土（小粒軽石2：小粒赤玉土1：小粒鹿沼土1+少量のマグアンプK中粒）です。また1週間に1度ほどの間隔で、微粉ハイポネックスを1000倍に希釈した液肥を与えます。このポットは室内の明るい窓辺に置いて、葉が出てくるのを待ちます。