観葉植物には多種多様な種類があり、価格も様々です。その中で「斑入り」と呼ばれる、葉に白や黄、黄緑色のまだら模様が入っていると希少度が高くなり、派手な模様をだと価格が高騰します。
代表的な観葉植物であるモンステラもその傾向があり、見栄えのするサイズの斑入り株になると1万円をゆうに超えます。また3号ポットの場合でも5000円以上となり、手が出しにくいです。そんな中、フリマアプリで植物を探していたら、格安で斑入りモンステラである『モンステラ タイコンステレーション』が出品されていたのです。
説明文を読むと、安い理由としては、個人栽培・小株・組織培養株であることが分かりました。組織培養株とはいわゆるクローン技術で培養された植物で、親と同じ性質を持ったものを一度に大量に作り出せるのです。これらによってやすいのですが、デメリットもあります。個人売買なので、品種が本当に正しいのかの確証が低いことです。高級なレア株ならともかく、タイコンステレーションは斑入りモンステラの中でも普及種なので、大丈夫じゃないかな?と感じています。早速、落札しました。
今回はフリマアプリで購入したモンステラ タイコンステレーションの小株を栽培していきます。今は小さくても数年経てば大株になってくれるはずです。成長を楽しんでいきましょう。
- 2025年5月10日 株の紹介&植え替え(0日目)
- 2025年5月17日 新芽の展開(7日目)
- 2025年5月21日 節からの発根(11日目)
- 2025年5月23日 斑が鮮やかになる(13日目)
- 2025年5月31日 順調に成長中(21日目)
- 2025年6月7日 新芽の伸長(28日目)
- 2025年6月14日 新芽の模様(35日目)
- 2025年6月21日 成長中(42日目)
- 使用資材
2025年5月10日 株の紹介&植え替え(0日目)
こちらが届いた株になります。価格は2500円でした。地上部の高さは約7cmで、中心部には新しい芽が出ています。根は水苔に包まれた状態です。
葉は小さいながらも細かい白い斑が入っています。タイコンステレーションの特徴として、斑が葉全体に散りばめられた状態で入ることが挙げられます。葉が大きくなっても綺麗な斑の維持ができるでしょうか?
それでは植え替えを行います。根を切らないように水中で水苔を外していきます。
綺麗に取ることができました。思っていたよりも根の量が多くて安心しました。
今回使用する用土は、自分でブレンドした無機用土(小粒軽石2:小粒赤玉土1:小粒鹿沼土1+少量のマグアンプK中粒)です。また1週間に1度ほどの間隔で、微粉ハイポネックスを1000倍に希釈した液肥を与えます。
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植え替え直後の姿です。少し斜めになってしまいましたが、そのうちに真っ直ぐになるでしょう。
この株はある程度のサイズになるまで、ピンク色の植物育成ライトで成長させます。植え替え直後はビニール袋をかけて湿度を維持し、萎れなどが出ないか確認します。大丈夫そうならばビニール袋を外して、常湿で栽培していきます。
2025年5月17日 新芽の展開(7日目)
植え付けから1週間が経過しました。ビニール袋で保湿をしていましたが特に問題が出なかったため、3日前に終了しました。今は常湿環境で、植物育成ライトを1日18時間ほど当てています。
新芽はみるみる伸び、完全に展開しました。斑の量がやや少ない気がしなくもないです。同じ葉を来週撮影し、どのように変化しているか確認したいと思います。
2025年5月21日 節からの発根(11日目)
分かりにくいですが、節から発根しているのが見て取れます。株元に用土を盛って、根が伸びるようにしておきましょう。
2025年5月23日 斑が鮮やかになる(13日目)
新芽は1日あたり5mmほど伸びているようです。今は1つ前に出た葉と同じ高さになりました。
株元に用土を盛った結果、順調に根が伸長しています。この根から栄養を吸収できるようになれば、成長が早くなりそうですね。
周りの緑色が濃くなったおかげで、白色の斑が目立ってきました。
2025年5月31日 順調に成長中(21日目)
順調に成長しています。数日後には中心部から新しい葉が出てきそうな雰囲気があります。
購入当初に付いていた下葉は徐々に黄色くなってきています。完全に枯れたら、切り取ってしまいましょう。
前回、指先ほどのサイズだった節からの根は伸びて、用土の中へ潜っていきました。この調子ならばしっかりと根を張ってくれそうです。
タイコンステレーションは葉の表と裏で斑の入り方が違うことに気付きました。この写真が表面で、
こちらが裏面となります。てっきり斑は貫通して表裏同じ柄になっているのかと思っていました。実際に栽培をすると、色々なことが分かって面白いですね。
2025年6月7日 新芽の伸長(28日目)
最新の葉の成長が止まったと思ったら、新しい芽が伸びてきました。
2つ前の葉・1つ前の葉・最新の葉の長さが、それぞれ32mm・46mm・67mmなので、次の葉は100mmくらいになりそうです。
新芽と同じタイミングで、再び節から根が出てきました。
そこで前回と同様に埋めておきます。さすがに次の節から発根してきたら用土を盛れなさそうです。その際には、違う方法を使って対応しようと考えています。
2025年6月14日 新芽の模様(35日目)
新芽は何事もなく成長し、今は開きかけの状態です。
白斑は先端と根本にやや大きめ、中間部分は細かいものが入りそうです。今回の葉も斑が入るようで良かったです。
2025年6月21日 成長中(42日目)
新芽の葉が展開した後も成長は早く、すでに1つ前の葉と同じ高さに達しました。
斑の入り方はこうなりました。斑の量は少なくも多くもなく、個人的にはちょうど良いです。葉にモンステラらしい切れ込みが入るのはいつ頃になるのか楽しみです。
使用資材
■固形肥料
マグァンプK 中粒
部屋の中に置く観葉植物の場合、虫が湧かないように自分でブレンドした無機用土を使って育てています。この無機用土には栄養分がないため、元肥としてマグァンプKを入れています。匂いがないので室内栽培におすすめの肥料です。
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■液体肥料
微粉ハイポネックス
ハイポネックス微粉は植物が育つための成分が全て含まれており、様々な場面で使える液体肥料の素です。私の場合、野菜や観葉植物を育てる時にはこの肥料を使って成長をサポートしています。6種類のサイズが販売されていますが、趣味ならば120g・200g・500gが使いやすい量です。
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■オリジナル無機用土
用土は、小粒軽石:小粒赤玉土:小粒鹿沼土を2:1:1の割合で混ぜ、料理用のステンレスメッシュザル(網目:約1mm角)でふるって、微塵を取ったものを使っています。乾くと用土の色が変わるので、水やりのタイミングが分かりやすいです。また有機成分がないため、虫が湧きにくいのもメリットです。
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