先日、ホームセンターで「レックスベゴニア」を購入しました。レックスベゴニアとは交配によって生まれたベゴニアの総称で、様々な色や形を楽しめるカラーリーフになります。今回買った品種は、葉に紫色と緑がかったシルバーが入る『スーパーカール』です。
このスーパーカールの根を軽くほぐしてポットに植え付けたところ、1枚の葉のサイズがやたらと大きくて置いた時のバランスが悪かったです。この葉を切り落とせば解決なのですが、それだけでは面白くないです。ベゴニアは「葉挿し」と言って、葉を適当な大きさにカットして土に挿すと、発根して芽が出てくる性質があります。以前に別の品種で葉挿しをしたところ、簡単に発根&発芽しました。ただ葉挿しの場合は初期の成長が遅いように感じ、それ以降は積極的に行っていません。
そこで今回は、葉柄が付きの葉を水挿しにし、新しく芽が出てくるか確認したいと思います。切った葉から芽が出てくるのですから、葉柄から出てきても変ではないはずです。また、葉全体に対して数個の芽が出てくると仮定すると、光合成をする面積が大きいので芽の成長が早いはずです。まずは発根してくれるかが問題です。早速、水挿しから始めましょう。
- 2025年5月17日 カット&水挿し(0日目)
- 2025年5月24日 変化なし(7日目)
- 2025年5月31日 発根(14日目)
- 2025年6月7日 液肥での栽培開始(21日目)
- 2025年6月14日 葉柄のカーブ(28日目)
- 2025年6月21日 芽の発生(35日目)
- 2025年7月5日 芽はまだ見えず (49日目)
- 使用資材
2025年5月17日 カット&水挿し(0日目)
こちらがベゴニア スーパーガールです。店舗にあった時間が長かったのか、やや状態が悪かったです。そのため1/3ほどの根を整理し、同じポットに新しい土で植え替えました。
根が少なくなっているので、水の吸い上げと蒸散のバランスを取るために一番大きい葉を切りましょう。主幹に近い場所にハサミを入れます。
葉柄が残るように切った葉がこちらです。葉の大きさは私の手の平ほどになります。
葉柄の断面はスパッと切れている状態とは言えません。なぜならば、使ったハサミの切れ味が良くなかったからです。このハサミは土ごと根を切ったりしているので、最近はビニールを切るのも苦労しているくらいです。本当はきれいな断面にした方が良いのでしょうが、おそらく問題はないのでこのままの状態で次の工程に進みます。
プラカップに水道水を入れて、切った葉を挿します。葉柄からできるだけ水を吸えるように、多めに水を入れておきます。
このプラカップは窓辺の明るい場所に置いて、発根するのを待ちます。水は2~3日ごとに変えていきます。
2025年5月24日 変化なし(7日目)
水挿しの開始から1週間が経過しました。今のところ変化は見られません。もう少し待ってみましょう。
2025年5月31日 発根(14日目)
葉の部分は萎れなどもなく、水挿しをした時と変わりないように見えます。
しかし、5月28日に1本目の根が出てきているのを確認し、現在は切り口付近から半透明の根が数本出ている状況です。思っていたよりも早い発根です。このまま水挿しを継続し、芽が伸びてくるのを待ちます。
2025年6月7日 液肥での栽培開始(21日目)
発根は順調で、現在は切り口の全周から出ています。この部分以外から根が出ている場所はないため、発根物質は末端に集まるのかもしれません。
十分に発根したため、本日からは2000倍に希釈をした微粉ハイポネックスで栽培していきます。微粉ハイポネックスはカリウム成分が多い液肥ため、根の成長を促進してくれるはずです。
※微粉ハイポネックス
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液肥に強い光が当たっていると藻が生えることがあります。藻があまりにも増えると栄養分を取られたり、根が見づらくなったりします。そこで遮光として、黒いプラポットでカバーをしました。もしこの状態で藻が発生するようなら、さらにしっかりとした遮光をする予定です。
2025年6月14日 葉柄のカーブ(28日目)
前回の報告から遮光カバーを付けていたので気付かなかったのですが、葉柄が急カーブ描くように曲がっています。何が起きたのでしょうか?
根の数はかなり増えました。液肥の栄養分をたくさん吸えそうな感じがしますね。
根が出ている場所と切り口の間には、根でない三角形の何かが生まれつつあります。これは芽でしょうか?もう少し観察を続けましょう。
2025年6月21日 芽の発生(35日目)
前回、葉柄がCの字に曲がったのを報告しました。さらに1週間が経過すると、今度は螺旋状に変化してきています。
この曲がり方は、切り口を水面の方に移動させたいのでは?と感じる挙動です。
前回見つけた三角形状のものは、やはり芽でした。太さが全く異なり、根とは全く異なる形をしています。
このまま水に入れておいても良さそうですが、今回は用土に植えたいと思います。
植え付けにはオリジナルブレンドの無機用土(小粒軽石2:小粒赤玉土1:小粒鹿沼土1+少量のマグアンプK中粒)を使います。3号セミロングポットに葉柄が7割ほど埋まるように植え付けました。
※マグァンプK 中粒
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これにて作業の完了です。このポットは以前と同様に明るい窓辺に置いて、新芽が地上に出てくるのを待ちます。また今後は1週間に1度ほどの間隔で、微粉ハイポネックスを1000倍に希釈した液肥を与えていきます。
2025年7月5日 芽はまだ見えず (49日目)
用土に植えてから2週間経過しました。まだ芽は見えてきていません。もう少し待ってみましょう。
使用資材
■液体肥料
微粉ハイポネックス
ハイポネックス微粉は植物が育つための成分が全て含まれており、様々な場面で使える液体肥料の素です。私の場合、野菜や観葉植物を育てる時にはこの肥料を使って成長をサポートしています。6種類のサイズが販売されていますが、趣味ならば120g・200g・500gが使いやすい量です。
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