春色ソレイユ

ネズミが出たため野菜栽培は休止中。現在は観葉植物を育てています

ピンク色の水玉模様が特徴の「ベゴニア ネグロセンシス」の栽培を記録中。切り戻して可愛らしい姿に仕立てたいです


 初めて「ベゴニア ネグロセンシス」を見た時には驚きました。葉にビビットな濃いピンク色のドットが入っており、どうしたらこんな色が生まれるのかと不思議に思ったものです。その時は実物ではなく写真で見ただけでしたが、2年前に小苗を購入できました。そこから鉢増しをしながら育て、今年の春になると一気に大きくなりました。

 あの小さな株がこんなに大きく成長したのは喜ばしいことです。しかし現在は、枝が伸びすぎて置き場所に困っています。その他にも、先端部に近い葉はドットが少なくなってきており、鑑賞するにはやや物足りなさを感じています。個人的にネグロセンシスは小さく育てる方が、可愛らしい姿で好きです。そのため切り戻しをして仕立て直したいと思います。

 今回の記事では、ベゴニア ネグロセンシスを強剪定し、そこからの成長を記録していきます。どうやらこの品種は枝が立ち上がらないタイプのベゴニアですので、再び枝が伸びてきたら支柱に固定して、上方向に育てていきたいと思っています。それでは栽培スタートです。

 

 

2025年5月25日 切り戻し(0日目)



 こちらが現在のベゴニア ネグロセンシスの姿です。4号ポットで常湿環境にて育てています。使用している用土は無機用土(小粒軽石2:小粒赤玉土1:小粒鹿沼土1+少量のマグアンプK中粒)です。また1週間に1度ほどの間隔で、微粉ハイポネックスを1000倍に希釈した液肥を与えています。

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 全体としては、主に3本の枝が伸びている状態です。先端は上方向に向かおうとしていますが自重で垂れるため、結果として横方向に向かって行っています。この株は2号ポットほどのサイズで購入したので、何十倍にも大きくなりました。


 ネグロセンシスの特徴であるドット柄がこちらになります。太い葉脈の間にやや楕円の形で入り、色は濃いピンク色です。このドットに光が当たると、ラメが入っているのかキラキラと反射するのが美しいです。なぜこんな色に進化したのか謎過ぎますね。


 このドットは株や葉のサイズ、または季節?によって変わるようです。写真の枝は右側が株元で、左に行くに従って最新の葉になります。季節は株元が夏秋、中央部が冬、枝先が今春に育った部位になります。


 株元、つまり株が小さかった春に育った葉はドットが多く、また全周にも色が乗っています。


 次に、冬に伸びた枝に付いている葉はドットが小さく、また消えかけています。そして、写真の左の方に見えている葉が春に展開したものです。冬の時よりもドットが増えているのが分かります。

 私見ですが、ネグロセンシスの水玉模様の入り方は季節により増減するのかなと思っています。ただこの品種の栽培を始めてからまだ3年なので、今後も観察を続けて法則性を見つけていきたいです。


 話がやや逸れましたが、この株をインテリアとして飾るにはやや場所を取ります。そこで剪定をして小さくしましょう。まずは適当な位置でザクザク切っていきます。


 だいぶスッキリしました。次にバランスを見ながら、枝を詰めていきます。



 これにて剪定は完了です。9割ほどの葉がなくなってしまったので、強剪定と言っても良いかもしれません。この鉢は室内の明るい窓辺に置いて、回復するのを待ちます。

 

2025年5月31日 株元からの発芽(6日目)



 切り戻しから1週間が経過しました。新芽が徐々に大きくなっています。


 特にこの葉はドットが多く、将来有望そうな葉です。


 株元の部分は枝が少なく、大きく育ったとしてもスカスカの状態で格好が悪くなりそうです。そのため対策を考えていたのですが、運良く株元から新芽が出てきました。光の当たる位置を調整して、この芽を好みの角度で成長させようと思います。


 改めて株を良く見ると、新芽が出た時に混み合いそうな枝があったので、カットしておきました。



 これで本当に剪定の完了です。近頃は半袖で良いくらいの気温になっていますので、ネグロセンシスの成長も早まるはずです。今後の成長に期待しましょう。

 

2025年6月8日 順調に成長(14日目)



 ネグロセンシスは特に問題なく成長中です。この1週間で新芽が大きくなったのが見て取れます。


 前回紹介した株元の芽も同じく成長しています。この調子ならば、バランス良い枝ぶりとなりそうです。

 

2025年6月21日 何事もなく成長中(27日目)



 最近は暑い日が多く、晴れていると室温が30℃を超える場合もあります。この環境下でもネグロセンシスは順調に成長を続けています。


 株元から出ている新芽は、見違えるほど大きくなりました。


 トップの葉は緑が濃くなり、ピンク色との対比が美しいです。まだ枝が倒れそうな雰囲気はないので、支柱を立てるのはもう少し後となりそうです。

 

使用資材紹介

■固形肥料

マグァンプK 中粒
部屋の中に置く観葉植物の場合、虫が湧かないように自分でブレンドした無機用土を使って育てています。この無機用土には栄養分がないため、元肥としてマグァンプKを入れています。匂いがないので室内栽培におすすめの肥料です。

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■液体肥料


微粉ハイポネックス
ハイポネックス微粉は植物が育つための成分が全て含まれており、様々な場面で使える液体肥料の素です。私の場合、野菜や観葉植物を育てる時にはこの肥料を使って成長をサポートしています。6種類のサイズが販売されていますが、趣味ならば120g・200g・500gが使いやすい量です。

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■用土(無機用土)


用土は、小粒軽石:小粒赤玉土:小粒鹿沼土を2:1:1の割合で混ぜ、料理用のステンレスメッシュザル(網目:約1mm角)でふるって、微塵を取ったものを使っています。乾くと用土の色が変わるので、水やりのタイミングが分かりやすいです。また有機成分がないため、虫が湧きにくいのもメリットです。

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・赤玉土 小粒
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・鹿沼土 小粒
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