私はアイスを食べるのが好きです。今は健康のために少し自粛していますが、昔は棒アイスを毎晩食べていたくらいです。ある時アイスを食べながら、「これを一から作ってみたらもっと美味しいものができるんじゃないか?」とひらめきました。そこで一番価格の安かったアイリスオーヤマ製のアイスクリームメーカーを購入して、自分でアイスを作ってみることにしました。
機械の大きさは、少し大きくなったソフトボールくらいです。メーカーによると、これで1~2人分のアイスができるとのことです。色はミントとストロベリーがありましたので、爽やかなミントを選んでみました。
アイスクリームメーカーを使ったアイスの作り方は次の通りです。まず、容器を冷凍庫で数時間冷やします。この冷やした容器に牛乳・生クリーム・砂糖・卵黄などの材料を入れ、混ぜ固めると完成です。混合は写真のようにモーターに繋がった羽根で自動的にされますので、腕が疲れることはありません。
もちろんアイスクリームメーカーは人生で初めて使います。ですので最初は説明書に書いてあったレシピを見て、バニラアイスを作ってみました。前もってネットで仕入れた情報によると、保冷容器の他に、材料もしっかり冷やすべしとのことでした。そうしないとアイス液の温度が下がらず、固まりにくくなるらしいのです。
冷蔵庫で十分に冷やたアイス液を装置に流し込み、スイッチを入れて混ぜること15分。徐々に固まってきたので完成としました。固さ具合は、市販のカップアイスよりも柔らか目です。ソフトクリームの固さと言ったら良いでしょうか。
味は市販のバニラアイスと遜色なく、とても美味しいです。コクもあり、もっと濃厚にしたければ生クリームの割合を多くすれば良さそうです。このように材料の比率を自由に変えられるのが自作アイスの利点ですね。ちなみに私は脂肪分の高いアイスを食べるとお腹を下してしまうことが多いので、二回目は牛乳の割合を増やして作ってみました。そうすると予想通り、さっぱりとした味のアイスになりました。
何回か作ってみて分かったのは、できあがったアイスをお皿に盛ると直ぐに溶けてしまうことです。これはアイスの温度が低くないからなので、予めお皿を冷凍しておいて、その上に盛り付けるとある程度防げました。今はもっとシンプルに、保冷容器からそのままスプーンですくって食べています。風情はありませんが、硬めのアイスが好きな私にとってこの方法が一番良かったです。また気温の高い夏に食べると、お皿に盛ってもまたたく間に溶けてしまいますが、容器のままで食べると全く溶けずに硬いアイスを長い間楽しめます。
アイスを一から作りたくてアイスクリームメーカーを買ってみました。できあがったアイスの味は市販のものと同じで、さらに自分の好みに合わせて味を調節できるのが楽しいです。今度はクッキーやチョコレートを入れたアイスにも挑戦したいと思います。
アイスは夏だけではなく、コタツに入って食べるのも乙なものです。容器を冷やすのに数時間かかるので思い立ってもすぐには作れませんが、明日用に準備をしてはどうでしょうか。