料理を作る人にとって、今日の献立を考えるのは結構面倒です。以前作った料理と被らず、できるだけ簡単に調理できるものが理想です。これをクリアするには料理のレパートリーが多くなくてはなりません。
どうしても献立が立てられない場合には、焼肉をしてみてはどうでしょうか。焼肉と言っても、安い肉を専用のタレと一緒に炒めて野菜の上に乗せるだけのものです。
焼肉のタレには「市販のもの」と「自分で作るもの」があります。市販のタレはもちろん美味しいですが、私はニンニクを効かせた噌味&しょう油ベースのタレを自作しています。
オリジナルのレシピは、一人暮らしをしていた学生の時に見つけたものです。これを改良し、かれこれもう十数年は作り続けています。それでは、このニンニク香る焼き肉のタレのレシピを紹介します。
材料
- 容量1Lくらいの広口容器 1個
- 味噌 170g
- 上白糖 165g
- しょう油 355g
- 皮と芽を取ったニンニク 40g
- 白ゴマ 35g
- ゴマ油 15g
- ミリン 40g
準備
- ニンニクはすり下ろしておく
作り方
- 容器にすり下ろしたニンニク、白ゴマ、ゴマ油を入れる
- ボールに味噌、上白糖、ミリン、しょう油を入れて混ぜる
- 2を容器に入れて、混ぜる
- 完成
実際の作業とコツ
今回使ったニンニクは7片で45gでした。鱗片の大きさによっても違いますが、大体の目安にして下さい。
このニンニクを縦半分に切り、芽を取り除きます。芽がなくなると大体40gとなります。
あとはおろし金ですり下ろします。以前「みじん切り」で作ったことがありますが、なぜかあまり美味しくなかったです。もしかしたらニンニクの細胞が潰れることで旨味が出るのかもしれません。
空の容器をキッチンスケールに乗せ、上記のニンニク、白ゴマ、ゴマ油を直接量り取っていきます。先にこれらの材料を入れることで、後の作業がスムーズに進みます。
おろしニンニクをスプーンで入れる関係上、容器の口は広いものを使うと楽です。一般的なペットボトルも利用できますが、各材料をこぼさないように注意して入れる作業をしましょう。
ちなみに白ゴマはすってあるものよりも、粒の方が食べた時の歯触りが良いのでおすすめです。
次にしょう油、味噌、上白糖、ミリンを混ぜ合わせます。この時、しょう油を全量入れてしまうと味噌と混ざりにくいです。そこで最初にしょう油を100mLほど入れて味噌と混ぜ合わせます。その後残りのしょう油を入れると、溶け残りができません。
残りのしょう油を入れたら、上白糖が溶けるまで混ぜていきます。
今回は出汁入りの味噌を使いました。この商品に限らず、自分が食べ慣れている味噌を使うと良いでしょう。
最後に、上記の味噌しょう油液をニンニクなどと混ぜ合わせます。この際、こぼさないようにロートを使いましょう。
もし味噌しょう油液にゴマやニンニクが入っていると、ロートが詰まる原因となります。そのためそれらを予め容器の中に入れておけば、詰まりを防止できます。またロートの管部分にゴマ油が付くと洗いにくいので、こちらも先に入れることで洗う時に少しだけ楽になります。
これで「焼き肉のタレ」の完成です。基本的に混ぜるだけの簡単レシピです。完成したタレはすぐに食べるよりも、冷蔵庫で数日間置いた方が味が馴染んでより美味しくなります。もし辛味がほしい場合には、粉唐辛子を入れるとアクセントが出るでしょう。
自分はこのタレと豚コマ肉を炒めたものが好きです。甘くて濃い目の味がご飯にとても合い、何杯でも食べれます。
使う時にはケチらずに、濃い目の味にするのが美味しくするコツです。このタレ一つで簡単におかずが1品できますので、ぜひとも作ってみて下さい。市販のタレには負けない自信があります。