サーモスの「真空断熱タンブラー」で朝一に冷たい水を飲む。7時間は温度を保てそうです

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 今年の夏はあまりにも暑く、干からびそうな気温となっています。昼間の気温は35℃を超えており、朝の時点でも30℃以上です。この中で寝ていると汗をかいてしまい、起きた時には喉が乾いています。冷蔵庫から飲み物を取ってくれば良いのですが、起床した時にすぐ冷たい水が飲めれば最高ではないでしょうか?

 そこで数年前から話題になっている保温力に優れたサーモスの「真空断熱タンブラー」を購入してみました。寝る前に氷と水を入れておけば、きっと朝起きた時に冷たい水が飲めるはずです。それでは商品の紹介と共に、この目論見が上手くいったのかを報告します。

 

 

 

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 まずはタンブラーの紹介からです。購入したものはサーモスが販売している「真空断熱タンブラー 300ml ステンレス JDI-300 S」です。このタンブラーはステンレス製で、二重構造になっています。外側と内側の間には空気がなく、真空になっています。真空は熱を伝えにくい性質をもっているため、冷たい飲み物をいつまでも冷たい状態のまま保ってくれます。

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 底を見ると平たいわけではなく、板が付いています。個人的な推察ですが、この部品は真空を保つための蓋ではないかと思っています。蓋の下に空気を抜いた穴があり、ここを閉じるために板を貼り付けているのでしょう。

 タンブラーは容量の違いで3種類選ぶことができます。300mL・350mL・400mLです。大きければ大きいほど保温効果あるのですが、私が購入したのは一番小さい300mLのものです。その理由は、大容量のものだと《洗いにくそう》だったからです。

 縁や側面は大丈夫として、底を洗うにはスポンジが届かないとできません。商品の大きさを調べると、胴が細めに作られているので手全部は入らないでしょう。他の容量も調べてみると、胴径はほぼ同じで高さだけが違います。つまり、容量が大きい=背の高いもの になりますので、大きいタンブラーを買ってしまうと底までスポンジが届かない可能性がありました。

 実際に購入した一番小さい300mLサイズを洗ってみると、ギリギリ底までスポンジが届く高さです。もしこれ以上の高さになってしまったら、柄の付いたスポンジと使わないと洗えません。わざわざ別にスポンジを用意するのは面倒なので、私はこのサイズにして良かったと思っています。

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 肝心の保温能力ですが、素晴らしいの一言です。氷を入れておけば数時間は冷たい状態を保つことができます。また断熱性能も抜群で、普通のコップではコースターを敷かないと結露でテーブルが水浸しになってしまいます。しかしこのタンブラーは全く汗はかかず、直接置いても輪染みなどはできません。これが真空の力か…と静かに驚きました。なお、300mLという容量ですが、普通のコップと同じくらいですので、今のところ不便はしていません。

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 次に、朝起きた時に冷たい水を飲めるか?の実験です。氷を縁ギリギリまで入れて、さらに冷たい水を注ぎました。気温25℃の夜間に7時間おいた結果は…さすがに氷は溶けて、水は若干ぬるくなっていました。そこで次は、口から熱が逃げないように小皿で蓋をして同じ時間おいてみました。そうしたら今度はちゃんと氷が残り、朝一で美味しい水を飲むことができました。やはり長時間保温するためには、蓋を付けた方が良さそうです。

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 このタンブラーの他に、サーモスが販売している「JMO-GP2」があります。この商品は私の購入した「JDI-300」と似ていて、何が違うのか悩んでしまいました。偶然、我が家にはJMO-GP2がありましたので、どのような違いがあるのか比べてみようと思います。

 左が今回購入したJDI-300、右が家にあったJMO-GP2 です。ここからはそれぞれを「購入タンブラー」と「家タンブラー」と記載します。ロゴの位置を除いて、双方の違いは、

 ・表面処理の方法
 ・下部のラインの有無
 ・縁の厚み

の3つがあります。

 見た目で一番大きな違いは、表面処理の方法です。家タンブラーは《鏡面仕上げ》なっています。一方で購入タンブラーは細かい線が横に入っている《ヘアライン仕上げ》になっています。鏡面仕上げですと指紋が気になりますが、ヘアライン仕上げですとほぼ気になりません。

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 家タンブラーには本体下部に線のような結合箇所があります。恐らく真空にする工程で付くのでしょう。私は側面に何もない方がシンプルな感じがして好きです。

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 次は縁についてです。家タンブラーは薄くシャープになっており、購入タンブラーは少し厚ぼったい印象を受けました。口当たりのは鏡面仕上げの家タンブラーの方が良く、購入タンブラーはヘアライン仕上げのためか下唇にざらつきを感じます。ただどちらが良いのかの優劣は付けにくく、慣れればどちらも大差はありません。

 主な違いはこの3点です。真空断熱タンブラーと呼ばれるシリーズには他にも種類があるので、商品説明をしっかりと読んで自分にあったものを選びましょう。

 似たような製品がたくさんある中で、この真空断熱タンブラーを選んだ理由はデザインです。表面がマットで継ぎ目のないフラットな外見が非常に気に入りました。胴径が少し細いので少し洗いにくいですが、ギリギリ及第点です。今年の夏はサーモスのタンブラーで冷たい飲み物を飲みつつ、体調を崩さないように過ごしたいと思います。

 

 私の購入したタンブラーは容量が300mLのものです。この他にも350mL400mLがあります。自分に合ったものを買いましょう。頑丈なので、真空が抜けなければ一生使い続けることができるかもしれません。

 

こちらが家にあったタンブラーです。表面が鏡面仕上げになっており、華やかに見えます。口当たりが良いので、感覚を大事にする方に合ったタンブラーです。

  

今回購入したタンブラーは蓋がありませんでした。もし蓋をしたいならば、この商品を購入しましょう。別売りのとを付けることができますので、より保温性能を上げることができます。ちなみに底カバーもありますので、これをはめればテーブルの傷防止になります。

 

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