野菜の室内栽培で使うライトを改良。非防水型のLEDテープと大きなアルミ板を使って問題を解決します

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 昨年、室内でリーフレタスを育てるために栽培装置を作成しました《参考記事:LEDテープを使って水耕栽培装置を自作しました。見た目よりも価格重視で組み立てます》。この装置を簡単に説明すると、LEDテープをアルミ板に貼り付けて、これを光源として野菜を育てるものです。

 栽培開始時は順調に光っていましたが、困ったことに日数がたつにつれ光量が徐々に減ってしまいました。原因としては基板上にある防水樹脂の劣化です。使用したLEDテープは水がかかっても大丈夫なように、基盤が柔らかい樹脂で覆われています。この樹脂がLEDの光や熱により透明→黄色に変色したのです。

 そこで今回はライト部の改良として、覆いのない非防水タイプのLEDテープを使います。また気になっていた発熱対策も同時に行います。方法としては前回使ったアルミ板よりも大きいものを使い、熱を逃がす面積を大きくしたいと思います。それでは改良作業を始めましょう。 

 

 

 

 

用意する材料

  

作り方
  1. LEDテープを長さ25cm×5本に切る
  2. 接点に配線をはんだ付けする
  3. LEDテープをアルミ板に貼り付ける
  4. LEDテープの端をグルーガンで固定する
  5. DC電源コネクターを取り付ける
  6. DC電源コネクター、ACアダプター、デジタルコンセントタイマーをつなぐ
  7. 完成

 

作り方の解説

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 購入したLEDテープは非防水タイプで、素子の種類は5050です。前回使ったLEDテープは防水のための樹脂で覆われていましたが、今回は剥き出しになっているため色が変わることはないでしょう。

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 LEDテープは25cmの長さに切り、接点に配線をはんだ付けします。

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 ちなみに作業はこのように行っています。耐熱性のシリコンマットを敷き、クリップで配線を掴んではんだ付けをします。商品のリンクを下に貼っておきますので、興味があれば参考にして下さい。

はんだマット

白光 半田ゴテ プレスト No.984-01

白光 こて台 633-01

TSK ツールクリッパー TX303

 

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 今回使うのは30cm×40cmの大きいアルミ板です。前回使ったものと比べると、面積が2.5倍くらい広いです。連続点灯で出る熱はこのアルミ板から放熱させます。

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 脱脂のためにエタノールを含ませた紙ウエスで拭いた後、繋げたLEDテープを貼り付けていきます。

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 LEDテープの端は浮き上がりやすいので、グルーガンを使って止めます。これにははんだ付けした接点を固定する意味もあります。

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 DCコネクターはネジで止めるタイプを使用します。力がかかる場所ではないので、これで大丈夫でしょう。

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 次にDC電源コネクター・ACアダプター・コンセントタイマーを繋げます。コンセントタイマーにはアナログ式とデジタル式があります。野菜の栽培では長期間使うので、ズレの少ないデジタル式がおすすめです。今回は『リーベックス エコタイマー ET55D』を使います。

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 これで改良型ライトの完成です。照度は変わりませんが非防水型のLEDテープを使い、また面積の大きいアルミ板にすることで放熱性が向上しています。

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 使い方は以前と同じく、適当な箱の上に置いて電源をオンにします。

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 もし箱とアルミ板の間に隙間がなくて熱がこもるようでしたら、ペットボトルの蓋などを取り付けて空気が通る道を作りましょう。

 

まとめ

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 今回は非防水型のLEDテープと大きなアルミ板を使い、栽培ライトの改良作業をしました。次は実際に使ってみて、どうなるのか検証したいと思います。

 この記事が野菜栽培のお役に立てれば幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

《追記》
このライトでレタスの栽培を始めました。
24時間ずっと光を当てながらミックスレタスを栽培しています。予想通り短期間で収穫できるでしょうか?