2018年の春から水耕栽培を始め、今ではチンゲンサイなど14種類の野菜を収獲しました。多くの野菜は上手く育てられましたが、いくつかは発芽に失敗したり、大量のアブラムシが付いたりと大変な思いをしました。しかしこの経験から、だんだんと水耕栽培しやすい野菜がどんなものか分かってきました。
そこで今回の記事では、水耕栽培を最近始めた又は始めようと思っている人向けに、初心者でも育てやすい野菜を考えてみました。
おすすめの野菜を選ぶにあたり、以下のことを基準にしました。それは、
- 育つのが早い
- 収獲まで手間がかからない
- 虫が付きにくい
です。
初心者の方には何よりも野菜の「収獲」と「食べる」喜びを感じてほしいので、栽培に手間がかからず、そして短期間で収獲できるものを選ぶことにしました。また虫苦手な方でも大丈夫なように、青虫やアブラムシの被害を受けにくいことも重要なポイントです。
それでは私が選んだ、水耕栽培の初心者でも育てやすい3種類の野菜をご紹介します。
クレソン
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こちらのクレソンは種から育てたものではなく、スーパーで売られていたものを挿し木にして増やしたものです。通常、野菜を種から育てると収獲までに時間がかかってしまいます。しかしクレソンは挿し木ができますので、他の野菜と比べて初収獲までの期間を短くすることが可能です。
クレソンは害虫や病気の被害が少ないので、簡単に無農薬で育てられます。ちなみに味は癖のない、少し辛味のある野菜です。食べ方としてはステーキの付け合わせや、レタスなどを加えてサラダにすると良いでしょう。なお収獲は1回だけではなく、枝を残しておけば何回でも収穫できますので初心者にはオススメの野菜です。
わさび菜
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わさび菜は名前から分かるように、ワサビの風味がする野菜です。春や秋に種蒔きをすれば、数日で発芽し、液肥を与えるだけで成長してくれる頼もしい野菜です。私が春に育てた時は発芽から収獲まで50日間と、葉物野菜としては標準的な栽培期間でした。
わさび菜は水耕栽培だけではなく、土耕栽培でも育てましたが、どちらもほとんど害虫が付きませんでした。恐らく葉のワサビ成分が辛くて、青虫などが食べられないのでしょう。あまりメジャーな野菜ではないですが美味しい上、育てる手間も掛からないので、ぜひとも水耕栽培に挑戦してほしい野菜です。
枝豆
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水耕栽培で枝豆はできそうもないイメージですが、実は育てられるのです。上の2つとは違って発芽時の水分量に気を使ったりがするなど、少し栽培レベルが高めです。しかしサヤが伸びきて、実が膨らんでくるのを見ると感動します。
枝豆を育てていて感じたのは、葉を食べるような虫は付きませんが、少し病気にかかりやすい気がします。できるだけこまめに観察して、病気になりそうだったら早めに対処することが重要です。
まとめ
水耕栽培で私がオススメする野菜は「クレソン」「わさび菜」「枝豆」です。これらの野菜は成長が早く、初心者でも簡単に育てることができるでしょう。また実際に育てたことがあるものなので、栽培日記を見て頂けると大体の感じが分かるかと思います。
水耕栽培では工夫次第で様々な野菜を育てることができます。誰もが最初は初心者なので、まずは成長が早く、食べて美味しい野菜を選ぶことが重要です。それでは、皆様の野菜が立派に育つように心から願っております。
関連ページ
このページでは私が今まで育てた野菜を一覧にしています。栽培記録を日記風に付けていますので、皆様の参考になればと思います。