春色ソレイユ

水耕栽培や料理、買って良かったものを公開

見切り品の「クレソン」を水耕栽培。挿すだけなので手軽に育てられます

f:id:haruirosoleil:20181007211501j:plain
 「クレソン」はウォーターレタスとかオランダガラシとも呼ばれている葉物野菜で、田んぼや沼などの湿った場所に生えています。マスタードのようなピリッとした辛味があり、肉料理の付け合せやサラダとして食べられています。

 以前、庭でクレソンを育てたことがあります。その時は春に苗を植えて、大きくなるのを楽しみに待っていました。ところが初夏の頃には元気がなくなり、真夏になったら葉が溶けて、株自体が消失してしまったのです。クレソンは暑さに弱いと聞いていましたので半日陰に植えたのですが、それでも夏の暑さは厳しかったようです。

 クレソンは湿った環境を好む植物ですから、水耕栽培との相性が良さそうです。リベンジも兼ねて、いつか育ててみたいなと思いつつ月日がたってしまいました。

f:id:haruirosoleil:20181007211454j:plain
 そしてこの週末、スーパーに行ったところ、見切り品コーナーに40%OFF(税込み74円)で売られているクレソンを発見したのです。そのクレソンは全体的にしなびており、一部の葉は黄色に変色していました。しかし「栽培する」には問題なさそうです。それでは、この廃棄される寸前のクレソンを水耕栽培で増やして食べてみたいと思います。

 

 

 

 

クレソンの根

f:id:haruirosoleil:20181007211457j:plain
 実はクレソンは茎を水に挿しておくだけで発根し、成長してくれます。今回手に入れたクレソンはすでに根が出ていましたので、この状態のまま培地に埋めて育てようと思います。
 種から育てるとこの大きさになるまでに2〜3週間はかかりますから、栽培時間の大幅な短縮ができますね。

 

2018年10月7日 定植(定植から0日目)

f:id:haruirosoleil:20181007211501j:plain
 買ってきたクレソンをそれぞれのカップに1〜2本挿しました。深さは節が2個埋まる程度です。
 最初は葉も付けていたのですが、あまりにもしなびていたので切り取ってしまいました。

f:id:haruirosoleil:20181007211504j:plain
 もちろん全ての葉を取り除いたわけではなく、元気そうな葉は残しました。しかし中には、ただの茎だけになってしまったものもあります。はたして、この状態でもちゃんと芽は出てくれるのでしょうか?若干の不安が残ります。
 クレソンを定植した水耕栽培装置は、明るい日陰に置いておきました。数日間は様子を見て、何事もないようでしたら日向に移動させようと思います。 

 

2018年10月11日 シャキッとする(定植から4日目)

f:id:haruirosoleil:20181012205146j:plain
 クレソンを挿してから4日がたちました。前回の写真を見ると、どの株もシナシナで頭が垂れていました。しかし今では、シャキッと立ち上がっているのが分かるかと思います。

f:id:haruirosoleil:20181012205149j:plain
 いくつかの枝は枯れてしまっていますが、

f:id:haruirosoleil:20181012205152j:plain
生き残った枝からは新しい葉が出てきました。

f:id:haruirosoleil:20181012210113j:plain
 今回は節を2つ分挿しましたが、そこから芽が出てきている株もあります。クレソンの成長はかなり早いようですね。
 

2018年10月14日 脇芽が出る(定植から7日目)

f:id:haruirosoleil:20181014210635j:plain
 クレソンをバーミキュライトに挿して、一週間がたちました。特に枯れそうな株はないので、明るい日陰から日が当たる2階のベランダに移動させました。

f:id:haruirosoleil:20181014210638j:plain
 前回の報告した時よりも、先端部分の葉が大きくなっています。

f:id:haruirosoleil:20181014210641j:plain
 それぞれの節からは新しい脇芽が出てきました。これが育てば立派なクレソンになることでしょう。すぐに元は取れそうです。

 

2018年10月21日 根が液肥層に到達(定植から14日目)

f:id:haruirosoleil:20181021210305j:plain
 買ってきたクレソンは順調に成長し、だんだんと緑の葉が多くなってきています。

f:id:haruirosoleil:20181021210309j:plain
 他の野菜と同じくクレソンも上方向に伸びるのかなと思っていたら、どうも横方向に育つようです。この株だけではなく、他にも傾き気味のものがあります。

f:id:haruirosoleil:20181021210307j:plain
 茎をバーミキュライトに挿してから2週間。ようやく根が出てきました。
 これから冬に向かって気温が下がっていきますが、寒さに負けず元気に育ってほしいです。 

 

2018年10月28日 一次収穫(定植から21日目)

f:id:haruirosoleil:20181028203706j:plain
f:id:haruirosoleil:20181028203708j:plain
 クレソンを水耕栽培装置に挿してから3週間が経過しました。最初は枝だけだったものが、今では葉が増えてワシャワシャな感じになってきています。

f:id:haruirosoleil:20181028203728j:plain
 前回、枝が垂れ下がってきたと報告しましたが、今ではほぼ全ての株が地面に向かうように成長しています。どうもクレソンは「匍匐(ほふく)性」の植物みたいですね。

f:id:haruirosoleil:20181028203742j:plain
 あまりにもクレソンの元気が良く、このまま放置しておくとジャングルになってしまいそうです。そこで枝葉の整理も兼ねて、1回目の収穫をしたいと思います。
 収穫は、株の半分くらいのところをハサミで切って行います。茎は柔らかく、普通のハサミでも簡単に切ることができました。

f:id:haruirosoleil:20181028203750j:plain
 数十秒で収穫は完了です。ひとつかみくらいの量が採れましたので、購入した金額分(74円)は回収できました。

f:id:haruirosoleil:20181028203751j:plain
 クレソンは節々から根が出ていますので、これを植えればいくらでも増やすことができます。しかしこれ以上多くなると収拾がつかなくなるので、今回は収穫した分は全て食べることにしました。

f:id:haruirosoleil:20181028203858j:plain

 早速、このままの状態で葉をかじってみます。最初はプラムの様な爽やかな酸味と香りが口に広がり、それからだんだんと大根の葉の風味と軽い辛味がしてきます。クレソンは肉料理の付け合わせとして出されますが、この味ならば口の中がさっぱりとして確かに良さそうです。
 残りは切ったレタスと混ぜて、サラダとして美味しくいただきました。ドレッシングはゴマなどの濃厚系より、フレンチドレッシングのような軽い系のものがおすすめです。クレソンの風味はあまり強くないので、それを隠さないようなドレッシング選びが重要です。

f:id:haruirosoleil:20181028203800j:plain
 収穫は上半分だけにしたので、数週間後にはまた収穫できそうです。もう少しクレソンの観察を続けてみましょう。

 

2018年11月10日  二次収穫(定植から34日目)

f:id:haruirosoleil:20181110175216j:plainf:id:haruirosoleil:20181110175218j:plain
 前回の収穫から2週間が経過しました。クレソンは予想以上のスピードで成長して、今では中のプラカップが見えないほどに茂っています。また茎が地面に着きそうなくらいに伸びてきているのも分かるでしょうか。

f:id:haruirosoleil:20181110175221j:plain
 脇芽がどんどん増えてきており、採るには十分な量となっています。それでは2回目の収穫を行いましょう。

f:id:haruirosoleil:20181110175224j:plain
 今回はボール1つ分の量が収穫できました。このくらいのカサがあれば、クレソンだけのサラダが食べられそうです。

f:id:haruirosoleil:20181110175231j:plainf:id:haruirosoleil:20181110175235j:plain
 収穫後はこのような感じになりました。収穫したのは装置からはみ出た茎と、内部の混み合っている部分になります。1週間後に様子を見て、茎が多くなっているようであればまた収穫をしたいと思います。

 

2018年11月25日 葉が傷む(定植から49日目)

f:id:haruirosoleil:20181125091911j:plain
 あれほど勢い良く育っていたクレソンは、ここにきて成長がゆっくりとなってきました。さすがにこの量ではまだ収穫できそうもありませんね。私の目測ですと、次回の収穫は2週間後になる予定です。

f:id:haruirosoleil:20181125091916j:plain
 もう11月の終わりとなり、だんだんと真冬に向かっています。寒さのせいか、最初の方に出てきた葉が枯れ始めてきました。このような葉は見つけたらハサミで切って取り除いています。

f:id:haruirosoleil:20181125091914j:plain
 地上部は枯れていても、根は非常に元気が良いです。株の大きさの割には根の量が多く、これがクレソンの成長を支えているのかもしれません。

 

2018年12月1日 もっさりと茂る(定植から55日目)

f:id:haruirosoleil:20181201204148j:plain
 前回から一週間がたちました。ベランダの中で1番日当たりの良い場所に移動させたので、クレソンの成長速度が戻ってきた気がします。スカスカ気味だった葉も、だいぶ茂ってきました。

f:id:haruirosoleil:20181201204152j:plain
 伸びた茎は再び容器の外側に出てきています。このペースで成長すれば、結構な収穫量になりそうです。来週が楽しみですね。

 

2018年12月9日 三次収穫(定植から63日目)

f:id:haruirosoleil:20181209130002j:plainf:id:haruirosoleil:20181209130006j:plain
 さらに1週間が経過したクレソンは、カップが見えないくらいにモジャモジャになってしまいました。すごい勢いです。それでは収穫をしましょう。

f:id:haruirosoleil:20181209130019j:plain
 今回も前回と同様に、外側にはみ出た葉だけではなく、内側の枝も整理するように切っていきます。切り取った枝の中には傷んで枯れてしまった葉がありましたので、その都度取り除きながら作業をします。

f:id:haruirosoleil:20181209130023j:plain
 これで3回目の収穫は完了です。手のひら程度の大きさの容器に山盛りのクレソンを採ることができました。今までで1番多い収穫量です。収穫したクレソンはサラダではなく、味噌汁の具として使ってみようと計画中です。生で食べれるのですから、きっと汁物にしても美味しいはずです。
 最後になりますが、このまま観察を続けても収穫の報告だけになってしまいそうです。そのため3回目の収穫が終わった今回で報告を終わりにしようと思います。

 

まとめ

f:id:haruirosoleil:20181209130014j:plain
 それではクレソンを育てたまとめをしましょう。

  • 見切り品のクレソンを培地に刺すだけで、簡単に育てることができました。ベランダで栽培しているおかげかもしれませんが、害虫が付くこともなく本当に手間がかからなかったです。

  • クレソンの枝を刺す今回の方法では、最初の収穫を21日目でできました。種から育てると収穫まで時間がかかりますので、栽培期間の大幅な短縮ができました。

  • 収穫は2ヶ月間で3回できました。特に3回目の収穫量が一番多かったです。枝を残しておけばまた新芽が出てくるので、数週間ごとに収穫を楽しめそうです。

 

 今回、葉が黄色くなってしまった「見切り品のクレソン」を水耕栽培してみました。成長速度が早いうえ、何度も収穫できるので非常にコストパフォマンスに優れた野菜だと思います。これから本格的な冬ですのでさすがに成長が遅くなりますが、それを耐えればもう春です。暖かくなれば再び大きくなってくれることでしょう。

 スーパーで買ってきたクレソンの栽培では、簡単に元がとれてしまいます。葉物野菜を育ててみたいけど何が良いのか分からない…という方は、まずはクレソンを育ててみましょう。私がイチオシする野菜です。