水耕栽培で使う農薬について。私の場合は害虫対策が必要です

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 野菜を育てていてどうしても避けられないのが、害虫や病気の被害です。私は2階のベランダで育てている事もあって被害は少ないですが、それでも0にはならないです。虫や病気が少々発生したくらいならば、手作業で除去すればどうにかなります。しかし大量に発生した場合は農薬の力を借りないと、野菜の収獲自体が危うくなってしまいます。

 この記事では、実際に水耕栽培で使ってみて「これは購入しておいた方が良いかな」と思った農薬を紹介します。

 

 

 

 

紹介の前に

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 紹介の前に、私が水耕栽培をしている環境について説明をしましょう。今までいくつかの野菜を2階のベランダで育てました。地面から4mくらい離れていますので、さすがに土を移動してくるネキリムシやナメクジの被害はあったことがありません。ただし空を飛んでくる虫については防ぎ切れず、青虫やアブラムシなどの被害に困っています。

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 また病気についてですが、これは害虫ほど発生したことはありません。育てた葉物野菜では経験はなく、かかった野菜は枝豆と落花生の2種類のみです。このことより私の環境では、『害虫駆除』を主にして農薬を選ぶ必要がありました。

 農薬には「化学的に合成された農薬」と、「天然物から抽出した農薬」があります。化学農薬の効果は強力ですが、使える回数や野菜の種類が決められています。一方で、天然物から抽出した農薬の効き目は化学農薬ほどではないです。しかし多くの植物に使用できることが特徴です。

 ベランダで野菜を育てていると、同じ種類の野菜を連続して育てることはあまりありません。その時の気分によって育てる野菜が変わります。ですので効果は少し低くても、できるだけ多くの野菜に使える天然物の農薬が便利になります。化学農薬は同じ病気であったとしても、Aという野菜はOK、しかしBはNGいうことが往々にしてあります。さらに、マイナーな野菜となると使える化学農薬がないこともあります。

 次に売っている農薬の容量についてです。私はベランダで細々と育てているので、例えば1kg入の薬を買ってきても期限内に全て使うことができないでしょう。ですので多少割高にはなってしまいますが、少量包装のものを選んでいます。 

 少し長くなってしまったので、まとめますと、

  • 病気よりも虫を倒す
  • 幅広い種類の野菜に使える
  • 少量販売している

農薬が使いやすいと感じています。このことを踏まえて、実際に私が使ってみて良かったなと思った農薬を紹介します。

 

【青虫対策】STゼンターリ顆粒水和剤

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STゼンターリ顆粒水和剤 20g

 水耕栽培は根を水の中で育てるので根菜類は難しいです。そのため栽培は葉物野菜が中心となりますが、春や秋には美味しい葉を狙ってチョウ(青虫)がたくさんやってきます。

 以前にカブを育てた時には手作業で数十匹の青虫を取り除きましたが、それでも被害は収まりませんでした。対策を調べたところ、色々な野菜に使える農薬「STゼンターリ顆粒水和剤」を見つけました。

 この農薬は自然界にいる細菌から抽出した成分を使っています。この薬剤を葉に撒くと、その成分を食べた青虫はお腹を下して死んでしまうのです。この効果は青虫系だけにしか効かないので、人間などの動物には安全とのことです。もちろん化学農薬とは異なり、使える野菜や回数に制限はありません。

 先述のカブにこの薬剤を散布したところ、今までは何だったんだ?と言うくらい被害がなくなりました。数日後、葉の裏を見たらミイラとなった青虫を何匹か発見しました。大きくなってしまった青虫には効きが悪くなるとのことですので、できるだけ早期に散布した方が効果的でしょう。

 

【アブラムシ対策】アーリーセーフ

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アーリーセーフ 100mL

 アーリーセーフは、カモミールに付いたアブラムシの退治に使いました。この農薬はヤシから抽出した油から作られたものです。天然素材を使っているので使用制限はなく、指定の倍率に希釈して散布すればOKです。

 この薬がかかったアブラムシは、油によって気孔が塞がれ窒息死してしまいます。そのため使用する時は、アブラムシに直接、そして十分な量を散布しないと効果が薄いので注意が必要です。また予防効果はないので、定期的に散布する必要があります。

 実際に使ってみた印象ですと、1回の使用では全滅させるのは無理です。数日おきに何回か散布すると数はだんだんと減っていきます。それでも完全駆除はおそらくできないでしょう。全滅を目的とするよりも、数を減らす程度の気持ちで使った方が良いかと思います。

 

【病気対策】サンボルドー

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サンボルドー 2g×10袋入

 枝豆を育てた時には、葉に茶色いポツポツができる斑点細菌病に毎回悩まされました。そこで銅の殺菌効果を利用した農薬である「サンボルドー」を利用してみました。

 化学農薬の場合は「治療」効果がありますが、この農薬の場合はあくまで「予防」となります。そのため定期的な散布で病気にならないようすることが必要です。私の場合には病気になってから散布したのですが、何となく病気の拡大が止まったような気がしました。この薬はゆっくりと効果が現れますので、気長に待つことが必要です。

 

【病気対策】ベンレート水和剤

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ベンレート水和剤 0.5g×10袋入

 これは上記3つとは異なる「化学農薬」に分類されます。そのため使える野菜の種類や回数に制限がありますので、最初に調べてから使うことが必須です。

 ベントレート水和剤は、水菜やホウレンソウなど比較的多くの野菜に使用することのできる殺菌剤です。治療と予防効果を持ち合わせていますので、病気が出た時だけではなく、症状が出る前に散布しても良いでしょう。

 この農薬は落花生が褐斑病になった時に使用しました。効果は絶大で、症状の拡大がピタリと止まりました。使える野菜と病気が一致した場合には、かなり有効な薬となるでしょう。

 

まとめ

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 私の栽培環境を考えた結果、上記4種類の農薬が使いやすいと思いました。様々な野菜に使えるので、天然物から抽出した農薬が多かったですね。しかし効果はどうしても化学農薬に劣るので、1回の散布では全滅や完治できないのが少し不満な点です。まあ、趣味で野菜を育てているので、これもしょうがないのかなと最近では感じています。

 野菜を育てると、どうしてもその美味しさに惹かれて虫や病気がやってきます。その時には適切に農薬を使用することで、被害を最小限で食い止めることができます。この記事がみなさまのお役になればと思います。