春に種を蒔いた野菜も無事に収穫できました。今、栽培場所であるベランダには、少しではありますが空きスペースがあります。そこで、何か短期間で採れる野菜を育てようと思います。
成長が早い野菜と言えば、小松菜や水菜などの葉物になります。何種類かの候補から、今回選んだのは「わさび菜」です。わさび菜とは名前の通りワサビの風味がする野菜で、私のお気に入りでもあります。
ワサビ菜は以前に水耕栽培で育てたことがあります(参考記事:水耕栽培で「わさび菜」を育て始めました。ピリッとしたサラダが食べたいです)。それ故に、成功は約束されていると言っても過言ではありません。今の時期は暑すぎず寒すぎすの気候で、栽培には良い時期です。できれば発芽から30日ほどで採れると嬉しいです。それでは栽培を始めましょう。
- 栽培装置
- 液体肥料
- 2021年5月16日 種蒔き
- 2021年5月18日 発芽(発芽から0日目)
- 2021年5月23日 本葉が出てくる(発芽から5日目)
- 2021年5月29日 間引き(発芽から11日目)
- 2021年6月5日 順調な成長(発芽から17日目)
- 2021年6月12日 次週末に収穫(発芽から24日目)
- 2021年6月19日 収穫(発芽から31日目)
- まとめ
栽培装置
栽培装置はこの記事《「黒色ビニール袋」を使って遮光仕様の水耕栽培装置を作製。液温上昇と藻の増殖を防ぎます 》を参考にして組み立てました。
追加した機能としては、お茶パックの底に穴を開けて化学繊維でできた布を通したことです。この布を通してカップ内の培地に液肥を供給します。
液体肥料
液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。
2021年5月16日 種蒔き
種は1カップあたり3〜4個を置き、厚さ数mmとなるように覆土を行いました。液肥はプラカップの給水布が浸る程度(約1.5L)を入れています。この栽培装置を南向きのベランダに出して発芽するのを待ちます。
2021年5月18日 発芽(発芽から0日目)
双葉が開きましたので、本日を「発芽から0日目」として記録をしていきます。今年に買った種なので発芽率は100%近くと、非常に良い結果となりました。
2021年5月23日 本葉が出てくる(発芽から5日目)
写真を撮り忘れてしまいましたが、双葉の間から本葉が出てきました。
2021年5月29日 間引き(発芽から11日目)
発芽してから10日が過ぎました。出てきた本葉も大きくなり、カップの中が狭くなっています。間引きを行って隙間を開けましょう。
どれも同じようなサイズなので、大きくなりそうな株を選んで、それ以外をハサミで切っていきます。
間引きが完了しました。かなりスカスカになっていますが、これから一気に成長してくれるはずです。
ちなみに間引いたものは、味噌汁の具として有効利用させて頂きました。
2021年6月5日 順調な成長(発芽から17日目)
前回から1週間でここまで育ちました。驚異的なスピードです。わさび菜の成長は早いので、観察していて面白いですね。
葉にはわさび菜の特徴である細かい切れ込みが多く入っています。きれいな緑色をしており、非常に順調な成長です。もしかしたら次の週末には収穫ができるかもしれないです。
撮影している時に、招かれざる客であるイモムシを見つけました。さわび菜には害虫が付きにくい素晴らしい特性があるのですが、それでもたまに卵を産み付けられてしまうのです。
このイモムシはピンセットでつまんで除去し、さらにイモムシ対策薬である「STゼンターリ顆粒水和剤」を1000倍に希釈して散布しました。あとは収穫まで待つだけです。
2021年6月12日 次週末に収穫(発芽から24日目)
前回よりも大きく成長しました。葉の上端が支柱に届きそうになっています。
食べられるサイズにはなっていますが、個人的にはもう少し葉の数が多い方が好みです。収穫は次の週末に行いましょう。
2021年6月19日 収穫(発芽から31日目)
追加した1週間でかなり成長しました。横から見ると、もっさりとした葉の茂り方が分かりますね。
先日、イモムシ対策として薬剤を散布しました。効果は絶大だったため安心していたのですが、今度は新しく伸びてきた薬の付いていない新芽を狙って食べ始めていたのです。わさび菜の中心部は混み合っているので、イモムシの存在に今まで気付きませんでした。
これまでは1~2週間に1度の薬散布でしたが、成長速度が早くなったら1週間に2度撒いた方が効果がありそうです。
何はさておき収穫です。ハサミで株元を切っていきます。
6株を収穫して栽培の終了です。大きめのボウル1杯分となりました。
収穫したわさび菜は、所々にアブラムシの群れがいました。食べる前にしっかりと水洗いする必要がありますね。
まとめ
今回は隙間期間でわさび菜の水耕栽培をしました。発芽をしてから31日目で採ることができてちょうど良かったです。アブラムシやイモムシの被害が想定以上にあったので、次回は何らかの対策を講じようと思います。
この記事が、わさび菜の水耕栽培のお役に立てれば幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。