個人的に育てやすい観葉植物として、「ビカクシダ ネザーランド」があります。通年を通して屋外で栽培していますが、水切れに強く、近年の酷暑にも耐え、冬は霜が当たらない軒下に置いていれば何事もなく越冬できる強靭な性質です。このようにネザーランドは、手間を掛けなくても普通に育ってしまいます。しかしあまりにも栽培が簡単なので、今度は育てるのが少し難しいビカクシダの品種にチャレンジしたくなりました。入手性や価格を考慮した結果、今回は『ビカクシダ リドレイ』を選びました。
リドレイの特徴として、鹿の角のように分岐する葉があります。大きく育った株は上を向いた雄鹿のようで非常に格好良いです。育て方に関しては寒さに弱いらしく、恐らく屋外では越冬できないと思います。この辺りは栽培しながら様子を見つつ、室内に取り込む予定です。
肝心の育てる株ですが、もちろん大株は値段が高いです。できるだけ安く買うためにフリマアプリで探していると、10円硬化サイズの株4つで1500円と言う格安品を見つけました。これならば、もし1株が枯れたとしても予備がまだ3株もあります。初めての栽培には都合が良いです。早速購入をしました。
この記事では、ビカクシダ リドレイの栽培記録を付けていきます。ある程度のサイズになるまでは室内で管理し、大きくなったら屋外に出して、あまり手を入れない放任栽培で育てようと思います。それでは届いた株を紹介しましょう。
- 2025年5月17日 植え替え(0日目)
- 2025年5月18日 真上からの写真 (1日目)
- 2025年5月23日 少し成長(6日目)
- 2025年5月31日 明らかな成長(14日目)
- 2025年6月7日 新芽を発見(21日目)
- 2025年6月14日 記録用写真1(28日目)
- 2025年6月21日 記録用写真2(35日目)
- 2025年6月28日 記録用写真3(42日目)
- 2025年7月5日 葉脈が色付く(49日目)
- 2025年7月13日 記録用写真4(56日目)
- 使用資材
2025年5月17日 植え替え(0日目)
こちらが購入したビカクシダ リドレイになります。使い捨てタッパーに4株が入っていました。株の直径は2.5cmほどです。用土はピートモスの上に水苔が乗っているものです。植え付けのために、早速株を抜いていきましょう。
根の量が分からなかったため、慎重に用土を外します。すると根は地上部と同じくらいの体積となっていました。思ったよりもずっと少なかったです。
植え替えは2.5号ポットを使います。用土としては、
・新品の水苔
・ビカクシダが育てられていたピートモス
の2種類とし、それぞれ2ポットずつ、計4ポットを作ります。植え替え時には元肥として、ひとつまみ分のマグアンプK中粒を入れておきます。実際に植え付けましたが、「植え付ける」と言うよりも『置く』、の表現が正しい気がしました。
※マグァンプK 中粒
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植え付けが終わったポットは大きめの容器に入れて、隙間が開くようにラップを掛けました。今後、根が伸びてきたらラップを外し、常湿環境にしていきます。
2025年5月18日 真上からの写真 (1日目)
昨日、真上からの写真を撮り忘れましたので今日撮影しました。次回の記録で、どのくらい大きくなっているのか確認しましょう。
2025年5月23日 少し成長(6日目)
前回から5日間が経過しました。比べて見ると、直径が一回り大きくなっているのが分かります。本日、1000倍に希釈した微粉ハイポネックス(液肥)を株元に少量与えました。問題がなければ、今後は適当なタイミングで液肥を使っていきたいと思います。
※微粉ハイポネックス
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2025年5月31日 明らかな成長(14日目)
液肥を与えた影響かは何とも言えませんが、一気に成長しました。特に比べやすいのが右下の株です。前回よりも緑色の面積がかなり増えています。このペースで大きくなると、3週間後には用土が見えなくなっていそうです。
株の中には葉が立ち上がっているものもあります。この写真だけを見ると、まるで水苔で育てているレタスの苗です。
2025年6月7日 新芽を発見(21日目)
特にトラブルなどがないので、あまり報告することがありません。ただ右下の株の成長が少し遅れ気味な気がします。
株の中には、中心部から新芽が出てきているものもあります。今後の成長に期待です。
2025年6月14日 記録用写真1(28日目)
2025年6月21日 記録用写真2(35日目)
2025年6月28日 記録用写真3(42日目)
2025年7月5日 葉脈が色付く(49日目)
毎日眺めていると変化に気付きませんが、写真を撮って見返すと成長が分かって面白いです。
久しぶりに斜め上と真横から撮影しました。指先ほどのサイズだった最初の頃が懐かしく感じますね。
1番大きな葉の葉脈が赤茶色になってきました。暑い日が続く中でも、4株は順調に成長をしてくれています。
2025年7月13日 記録用写真4(56日目)
使用資材
■固形肥料
マグァンプK 中粒
部屋の中に置く観葉植物の場合、虫が湧かないように自分でブレンドした無機用土を使って育てています。この無機用土には栄養分がないため、元肥としてマグァンプKを入れています。匂いがないので室内栽培におすすめの肥料です。
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■液体肥料
微粉ハイポネックス
ハイポネックス微粉は植物が育つための成分が全て含まれており、様々な場面で使える液体肥料の素です。私の場合、野菜や観葉植物を育てる時にはこの肥料を使って成長をサポートしています。6種類のサイズが販売されていますが、趣味ならば120g・200g・500gが使いやすい量です。
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