春色ソレイユ

ネズミが出たため野菜栽培は休止中。現在は観葉植物を育てています

ようやく見つけたミツバを水耕栽培しています。しっかりとした苗なので、収穫は早めにできそうです


 今年、私が水耕栽培している野菜はシソだけです。これでは少しさみしいので、新たに野菜を育てたいと思っていました。そんな中で、急に「ミツバ」が頭の中に浮かんできたのです。ミツバはトマトやナスのように大きくならないため、水やりなどの世話が比較的楽な野菜です。それに採りたてのミツバを味噌汁に入れると、他の具がなくても十分に美味しいです。この直感を信じて、ミツバを育てることにしました。

 6月も終りとなると、ホームセンターの野菜苗コーナーは全盛期の1/4ほどの面積しかありません。さらに状態の良い苗はあまりなく、枯れかけのものが投げ売りされていることもしばしばあります。この悪条件の中で5件のホームセンターを巡り、何とかミツバを購入できました。状態は比較的良く、根もしっかりと張っている大きめの苗です。

 今回はミツバの水耕栽培を行います。種からの栽培やスーパーで購入したミツバの再生栽培をしたことはありますが、苗からの栽培は初めてです。おそらく、すでにある程度のサイズとなっている苗を使うことで、収穫が早くできるのではないかと予想しています。それでは水耕栽培装置を用意して、植え付けていきましょう。

 

 

2025年6月29日 栽培装置へ植え付け(0日目)



 こちらが購入したミツバになります。税込みで150円ほどでした。肥料切れのためか、葉の色がやや黄緑色なのが気になりますが、全体的に良い状態です。


 このポットには数株がまとめて植えられており、株元からは何本もの茎が出ています。以前にはミツバを種から育てたり、スーパーで売られている糸ミツバを再生栽培した事があります。ただ、この株が150円と言うことを考えると、苗から育てるのが最もコストパフォーマンスが良さそうです。


 それでは植え替えていきましょう。栽培装置はこの記事《以前考案した「バケツ式水耕栽培装置」を改良。重ねたバケツの間に黒ビニールを入れことで、遮光と液肥交換のしやすさを両立しました》を参考にして組み立てました。


 栽培装置には土を洗い流して植え付けます。バケツに水を入れて、その中で根を解しながら土を取り除いていきます。しかし、根が多すぎて土が全く取れません。幸いにも土は泥のような粒子が細かいものでしたので、水を何度か変えながら洗い流しました。



 これで土落としは完了です。土と同じくらいと思えるほどの根の量でした。次に水耕栽培装置に植え付けます。 


 株を装置の中心部に置き、周りをバーミキュライトで埋めました。そして余分な不織布をカットします。



 これでミツバの植え付けの終了です。今後は「微粉ハイポネックス」を1000倍に希釈したものを液体肥料として使用して育てていきます。

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2025年7月5日 順調に成長中(6日目)



 土耕から水耕栽培に切り替えても、特に変化がありません。多くの野菜苗では土を落とすと一時的に葉の萎れなどが発生しますが、このミツバはそのような症状は出ていません。もともとの根量が十分に多かったため、水を吸う能力が落ちなかったのかもしれません。


 株の中心部からは、いくつかの新芽が出てきています。これらの芽が大きく育ったころから収穫を開始したいと思います。

 

2025年7月13日 根の伸長(14日目)


 葉の数を順調に増やしているミツバです。


 新芽は次々と出てきており、手のひらサイズまで育ちます。このペースですと、来週には最初の収穫となりそうです。


 根は土留めの不織布を突き破って、液肥槽へと伸びている最中です。この時に液面までの距離が遠いと、途中で根が乾いてダメになってしまいます。こまめにチェックをして、少なかったらザルの底面に軽く付くくらい程度に水道水を足していきます。