まず、ここでは便宜上、「お菓子作り」は甘い食べ物を作ること、「料理」は主食などのお菓子作り以外の料理をすることと定義します。
私はお菓子作りも料理もやっており、割合としてはお菓子作り8:料理2くらいです。なぜ料理の割合が少ないかと言うと、それは作るのが苦手だからです。例えば、お菓子作りのレシピを見ると、
・卵一個
・グラニュー糖100g
・牛乳100mL
・ゼラチン3g
であり、量が厳密に決まっているのが分かります。一方、料理は、
・豚バラ肉100g
・キャベツ3枚分
・醤油、酒、みりん 各小さじ1
・塩コショウ 適量
のような曖昧な感じで記述されています。
そのため料理でいつも悩むのは、キャベツ3枚分とは外側の葉なのか内側の葉なのか?春キャベツとそれ以外のキャベツでは水分量が違うから量を調整するべきなのか?あとは塩コショウ「適量」の大体の目安だけでも教えてほしい…と思ってしまうことです。
お菓子作りはある程度材料の品質が一定していますから、あまり悩むことはありません。強いて言うなら、「卵」のサイズはMなのかLなのか?「砂糖」だったらグラニュー糖か上白糖か?くらいです。料理と違って、誤差の幅が狭いと感じます。
お菓子作りがなぜ厳密に量が決まっているかというと、後から味の調整ができないからでしょう。ケーキを焼く前に味見はできませんからね。一方、料理はできますので、味見をしながら「適量」を入れられます。もちろん料理の味付けもそれなりにできますけれど、毎回?マークを頭に付けながらやっています。故に味付けが完璧な時は少ないです。
そこで料理の苦手を解決するために、今はあやふやな材料の量をグラム表記にして、自分なりのレシピ本を作っています。キャベツの葉3枚ならば一度計量してメモを取り、調理します。そして出来上がった料理を食べて、その量でOKかNGか決めます。NGならば次の時に修正します。この方法ですと材料の重さが一度決まってしまえば、大きく味を外すことは少なくなります。
まだまだグラム表記のレシピは少ないですが、これから増やしていこうと思います。まずは主食からはじめて、だんだんと副菜の方を攻略したいです。
レシピをグラム表記に置き換えるには、キッチンスケールが欠かせません。最大計量重量は1kgもあれば大丈夫です。まれに超えることもありますが、その時には2回に分けて量りましょう。