「デジタル温度計」を買いました。割れないのでマドラーとして荒っぽく使えます

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 お菓子作りで温度管理が必要になった時には、赤いアルコールの入っているガラスの温度計を使っています。確か買ったのは今から10年以上前、お菓子の材料店で買ったと記憶しています。温度計の形は、まさに理科の実験で使うようなものです。これを使ってプリンを蒸す時の温度管理をしたり、アングレーズソースのとろみが付く温度を確かめたりしていました。

 溶液の温度を測る時には、混ぜながら行わないと温度差ができてしまい、正確に測れなくなってしまいます。そこで温度計でくるくる混ぜるのですが、ガラス製なので運悪く鍋の壁面に当ててしまうと割れてしまいます。ですので常に気を使いながら丁寧に扱わなければなりません。意外にこの作業は疲れますので、今回手荒に扱っても割れないデジタル式の温度計を購入してみました。

 

 

 

 色はグリーンを買いました。温度を測る部分が尖っていますので、肉の塊の中まで刺して測定できます。また温度は0.1℃単位で測れます。温度センサーが金属で覆われていますので、ガラス製の様に何かに当たっても割れることはありません。本体には「ON/OFF」ボタンの他に「HOLD」ボタンがあります。「HOLD」ボタンを押すと表示されている温度が固定されるとのことですが、自分にはあまり使い道がなさそうです。

 この温度計を買ったのは、溶液を混ぜながら温度を測ることです。そこで、この温度計を使ってゼラチンを溶かしてみました。まず粉ゼラチン スプーン1杯を水30mLに溶かしました。これを湯煎して溶かします。

 

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 ガラス温度計では容器に当たらないように、気を付けながらかき混ぜていました。しかしこの温度計は金属でできているので、全く気にせずに混ぜることができます。ゼラチンは約60℃で溶けますので、そのくらいの温度になったら終了です。アナログ温度計では60℃の線を探して読まなくてはいけません。一方デジタルは60℃と表示されたら、そこで終わりです。デジタル温度計を使って初めて分かったのですが、温度を「読む」のもストレスになっていました。

 デジタル式の温度計はその瞬間の温度を測るのは得意です。例えば、上記の様なゼラチンを溶かす温度を測るなどです。逆に不得意なのは、長い間測定することです。私のプリン作りのレシピでは、プリン液を蒸気温度80℃で60分加熱して固めます。60分間温度を測り続けるので、この場合はアナログの温度計の方が向いています。購入した温度計はボタン電池で動くので、そんなに長く動かしていたら比較的早く電池が切れてしまうでしょう。

 かき混ぜながら温度を測る…この目的のためだけにデジタル温度計を買いました。結果として大満足のものでした。お菓子作りには温度管理が重要ですので、色々な場面で活用していこうと思います。

 

お菓子作りをするならば、デジタル式温度計を持っていると便利です。温度は-50~240℃まで測れますので、大半のお菓子作りや料理で使えます。温度を知ることでワンランク上の調理ができる気がします。

 

長時間連続して測る場合にはアナログ式が良いです。ただしガラス製ですから、丁寧に扱わないと割れてしまいます。保管する時も注意が必要なので、ちゃんとケースにしまいましょう。ちなみに最高温度100℃のものが目盛りの間隔が広くて読みやすいです。

 

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