ここ2ヶ月、毎週のようにふんわりパンケーキのレシピを研究していました。最終的には美味しくできあがったのですが、作りすぎて若干、燃え尽き症候群のようになってしまいました。そのせいでダラダラと週末を過ごすこと数回。さすがに駄目だと感じ、何か新しいお菓子作りに挑戦してみようと思いました。
図書館に足を運び、和菓子や中華菓子など色々なレシピを調べてみました。棚で一番良さそうだったのが、アフタヌーンティーで食べるお菓子を紹介している本です。中を読むと作ってみたいお菓子が何個かあり、特に「ショートブレッド」が美味しそうに感じました。
ショートブレッドとは、イギリス北部のスコットランドで昔から食べられている焼き菓子です。使う材料を確認すると全て家にあるものでしたので、すぐに作れそうです。それではチャレンジしてみましょう。
材料(3人分くらい)
- 無塩バター 50g
- グラニュー糖 25g
- 薄力粉 75g
- コーンスターチ 15g
- 牛乳 3g
準備
- バターは常温に戻しておく
- 薄力粉とコーンスターチを混ぜる
作り方
- バターとグラニュー糖を混ぜる
- 薄力粉とコーンスターチを混ぜる
- 牛乳を混ぜる
- 厚さが1cm程度となるように伸ばす
- 冷蔵庫に1時間置く
- 適当な大きさに切り出す
- 分量外のグラニュー糖を上面に振る
- 150℃で30分くらい焼く
- 完成
実際の作業とコツ
最初にバターと粉物を混ぜていきます。ゴムベラでバターを潰すようにすると作業がしやすいです。始めの頃はまとまり感がないですが、根気よく混ぜていきます。
するとこのような感じでボソボソとした塊になります。この状態で本当に大丈夫なのか不安になりますが、問題ありません。
この生地に少量の牛乳を混ぜて練ると、一気に滑らかになります。そうしたら球形にまとめます。私はゴムベラを上手く駆使し、生地を手で触れることなくこの工程まで進めることができました。
次に生地をクッキングシートではさみ、手のひらで軽く押しつぶします。その後、厚さが1cmくらいとなるように麺棒で伸ばし、冷蔵庫で1時間休ませます。
あとは適当な大きさに切り出し、鉄板の上に並べます。
私は長方形に切って、飾り付けに3つの穴を開けました。この穴は焼くと小さくなるので、爪楊枝よりも竹串を使った方が良いかもしれません。またデコレーションとして表面に少量のグラニュー糖を振ってみました。
最後にオーブンで色が付くまで焼けば完成です。卵を使わない分、クッキーよりも簡単にできました。焼い生地はサクッと、そしてホロホロとした食感で、言うなれば「たまごボーロ」みたいです。口の中の水分がかなり持っていかれますので、紅茶やコーヒーは必須です。
ショートブレットは上手にゴムベラを扱えば、手をあまり汚さずに作れるお菓子だと感じました。また使う材料も一般的に売っているものですので、とても作りやすかったです。お菓子作り初心者だけではなく、何か簡単なものを作りたい方にオススメできる焼き菓子ですね。