「ハクキンカイロ」は使い捨てカイロの数倍温かい!寒い冬には必須の暖房道具です

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 私は冬が特に苦手です。特に朝、気温がマイナスにも関わらず通勤しなくてはならないかと思うと、布団から出られません。さらに悪いことに、私の職場は部屋の天井と床で温度差が結構あります。上半身はちょうど良い温度でも、足元はすごく寒い時が多いです。少しでも身体を温めるために、使い捨てカイロで暖をとりながらデスクワークに励んでいます。

 しかし今年は使い捨てカイロよりも強力な「ハクキンカイロ」を導入しました。これを一冬使ってみましたので、その感想を書こうと思います。

 

 

 

 まずハクキンカイロとは何かの説明をしましょう。このカイロは、使い捨てカイロのような携帯型暖房道具の一種です。ハクキンカイロの特徴は『触媒燃焼』と呼ばれる原理で温かくなることです。燃焼と言っても炎が出るわけではなく、イメージとしては炭が静かに燃えるような感じです。

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 燃料にはカイロ用のベンジンを使います。これが触媒と呼ばれる部分で分解されて熱になります。

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 ベンジンを本体に注ぐ時には付属の計量カップを使います。このカップ一杯分で18時間くらい発熱します。私はそれ程長い時間はいらないので、半分の量を充填しています。

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 燃料を入れたら触媒をセットします。写真中央の綿状のものが触媒です。このままでは触媒反応が始まりませんので、ライターの炎を数秒当てて反応をスタートさせます。

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 そうしたら蓋をして、付属のフリース生地の袋に入れます。反応が始まると本体が触れられなくなるほど...ではないですが熱くなります。ですので袋に入れて、ちょうどよい温度にします。

 ハクキンカイロが出す熱は、使い捨てカイロとは比べ物になりません。使い捨てカイロを冷たくなった手で握ると、簡単に冷めてしまいます。しかしハクキンカイロはいつまでも温かく、手の冷たさがすぐに解消されます。言うなれば、お湯の中に手を入ている感じです。メーカーによると、使い捨てカイロと比べて熱量が13倍あるとのことです。温まるのが圧倒的に早いわけにも納得です。

  実際に一冬の間、ハクキンカイロを職場で使ってみました。私がデスクワークをしている部屋は外とつながるドアがあります。このドアは開け閉めされることが多く、冷気が床を伝わってきて足が冷たくなるのが辛いです。少しでも足が温まるようにと、ひざ掛けをして、さらに膝の裏や内腿に使い捨てカイロを挟んで対応していました。

 今回、使い捨てカイロの代わりにハクキンカイロを使ってみます。やはり発熱量が違うので、足全体が暖かくなるのが早いです。さすがに足の指先までポカポカまでとはいきませんが、じんわり温まります。使い捨てカイロと違い、同じ場所にずっと当てていると熱くなってしまうので、私は右ひざ裏→左ひざ裏→内もものローテーションで挟んでいます。寒いことは寒いですが、このカイロのおかげで、だいぶ楽になりました。

 足以外にも、野外作業で冷えた指先を温めるにも非常に役に立ちました。冷え切った指先を早く温める時には、フリースの袋を取って直接触ってしまいます。こうするとすぐに指先が温まって、かじかむことなくキーボードでの入力ができるようになります。

 難点があると言えば、それは「臭い」です。燃料に揮発する油を使っていますので、時たま少しだけ燃料の臭いがしてきます。気になる時にはフリースの袋に香水をつければ解消するかもしれません。

 一冬の間、寒さ対策にハクキンカイロを使ってみました。使い捨てカイロよりも圧倒的に温かく、足や指先をすばやく温めることができるので、かなり重宝しました。少しだけ臭いが気になりますが、身体が冷たいことに比べれば些細なことです。今はもう温かくなりましたので使うことはありませんが、次の冬にはまたスタメンとして頑張ってほしいと思います。 

 

私が購入したハクキンカイロは「ミニ」タイプです。小さい代わりに発熱時間が18時間となっています。

 

こちらの「スタンダード」タイプは24時間発熱し続けます。自分の使い方に合わせてどちらが良いか検討して購入しましょう

 

ハクキンカイロの燃料にはベンジンを使います。ガソリン程ではないですが、灯油や溶剤に似た臭いがします。ベンジンは色々なメーカーが出していますが、どれも大差ないです。

 

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