私が水耕栽培を始めてから4ヶ月がたちました。これまでに収穫できた野菜はカモミール・わさび菜・水菜の3種類になります。収獲を終えると水耕栽培容器を片付けるのですが、この容器は使い捨てではありません。汚れたり藻が生えたりしていますが、壊れないかぎり何回でも野菜を育てることができます。
この記事では、野菜を育て終わった水耕栽培容器の片付け方を書きたいと思います。コツはただ洗うだけではなく「漂白剤」を使うことです。
これが栽培が終わった時の水耕栽培容器です。株本を切って収穫したので、まだ根が残っている状態です。写真では綺麗そうに見えますが、蓋には土埃などの色々な汚れが付着しています。
液体肥料には藻が生えていて、水全体が緑色になっています。面倒であれば容器を全部捨てて、新しいものを買う方法もあります。しかしプラカップや蓋に穴を開けたりする作業は意外と手間がかかりますので、自分はきれいに洗って再利用することにしています。
まずプラカップを取り出します。この容器では水菜を育ていましたが、あまり根が伸びていなかったので簡単に抜けました。もし根同士が絡み合って取れない場合はプラカップの底部分で根をばっさりと切り落としましょう。
バーミキュライトは再利用しないので、ビニール袋などに入れて処分します。プラカップは次回の栽培で使いますので、廃棄しないように気を付けて下さい。
次に液体肥料を捨てます。容器の壁面や蓋についている藻は水で洗い流します。隙間に入り込んだ藻は、無理に取らなくても大丈夫です。
プラカップも同様に水洗いをします。
カップの底の切り口には藻が入り込みやすいです。スポンジを使っても取れませんので、ここもある程度きれいにできればOKです。
細かい所に入り込んだ藻は「塩素系漂白剤」で取り除きます。使用濃度は取扱説明に書かれている最大濃度です。実際に私が使っている製品は花王の《キッチンハイター》です。水耕栽培容器に水道水5Lと漂白剤50mL入れて、プラカップと蓋を30分間浸します。
漂白が終わったプラカップを確認してみましょう。水洗いだけでは藻は除去できず、薄っすらと緑色でした。しかし漂白剤に漬け込むことで、その緑色は完全になりました。写真には撮っていませんが、容器の蓋にいた藻もきれいに取ることができました。
漂白剤で洗った水耕栽培容器は新品のような輝きです。藻は完全にいなくなっていますので、次に野菜を育てても藻が生えにくいでしょう。今はこの洗浄した栽培容器を使ってオカヒジキを育ててます。
細かい所に付いた藻は擦っただけでは完全には落とせません。そこで漂白剤に漬けることで藻を完全に取り除くことができます。せっかく作った容器を使い捨てるのはもったいない気がします。この方法で再利用して、また野菜を育ててみてはいかがでしょうか。