春色ソレイユ

水耕栽培や料理、買って良かったものを公開

水耕栽培で「水菜」を育てています。今回で2度目の栽培です

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 春から夏にかけては野菜を育てる良い季節です。先日、2ヶ月間育てたわさび菜を収獲し、サラダにして食べました。わさび菜は一度に全て収獲したので、今は水耕栽培装置が1つ余っています。そこで次は「水菜」を育てることにしました。水菜は生で食べても良し、味噌汁や鍋に入れても良しの万能野菜です。それでは成長日記を付けていきましょう。 

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 今回水菜を育てるにあたり、写真の水耕栽培装置を用意しました。この装置は5Lの容器にプラカップを3つ設置したもので、水菜を支える培地にはバーミキュライトを使っています。液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使っていこうと思います。なお、装置の詳しい作り方は以下の記事をご覧下さい。

 

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 実は水耕栽培で水菜を育てるのは、これで2回目です。1回目は2015年10月頃に育てています。この時は水切りトレーを利用してプラカップ6個分の水菜を育てました。収穫できた量は350gで、その時はサラダにして食べたような記憶があります。今回は3カップですので170gくらいの収獲量を目標とします。

 

 

 2018年4月29日 種まき

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 水菜の種は約1.5mmと、極小ではないですが小さ目の丸い粒です。青い色をしていますが、恐らく農薬のコーティングがしてあるためです。水に浸かると色が落ちると、茶色の本来の種になります。 

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 この種を1カップにつき4つ蒔きました。写真では地表に出ていますが、この後深さ5mmくらいに押し込みました。今までの経験から、3日後には発芽してくると思います。 

2018年5月2日 もう少しで発芽

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 かなり見にくいですが、写真中央部にクリーム色の葉が見えてきています。

 

2018年5月3日 双葉が開く(発芽から0日目)

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 昨日まで白っぽい小さな葉でしたが、太陽を1日浴びたら急に大きくなりました。葉の緑色も濃くなっています。双葉が開いたこの日を、発芽0日目とします。

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 全体では12個の種を蒔いて10個発芽しました。発芽率は83%です。まずまずと言ったところでしょうか。

 

2018年5月5日 本葉が見える(発芽から2日目)

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 成長に違いはありますが、早い株ですともう双葉の間に本葉が見えてきています。

 

2018年5月7日 本葉の成長(発芽から4日目)

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 今まで小指の先の先くらいだった本葉の芽が、ここまで大きくなりました。何故か縁が丸っこい普通の葉のような形をしています。水菜特有のギザギザはどこに行ってしまったのでしょうか。

 

2018年5月9日 1次間引き(発芽から6日目)

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 本葉も大きくなってきました。最初の本葉は大きくなってもギザギザの葉にはならないようです。株同士が触れ合うようになってきたので、今日1回目の間引きを行います。

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 上の写真が間引き前、下が間引き後になります。成長が遅い株を取り除いて、2本を残しました。これからどんどん大きくなってほしいと思います。

 

2018年5月12日 根が液肥層に到達(発芽から9日目)

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 水菜の成長は早いもので、もうカップの縁から葉が出ています。 

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 最初に出てきた本葉は丸っこい形でしたが、2番目の本葉はちゃんとギザギザしている葉でした。この葉も数日後にはかなり大きくなっているでしょう。

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 発芽から約10日でカップから根が出てきました。水菜は多分ひげ根ですので、成長してくると素麺みたいな見た目になります。

 

2018年5月14日 2次間引き(発芽から11日目)

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 そろそろ2株でも狭くなってきましたので、このタイミングで2回目の間引きを行います。

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 1カップにつき1株に仕立てました。間引きをする時には指で摘んで引き抜くよりも、ハサミで根本を切る方が良いです。引っこ抜くと違う株まで抜けてしまう危険があるからです。
 ちなみに水耕栽培装置を覆っているのは、100円ショップで買ったアルミ蒸着シートです。藻対策の遮光というよりもただ単に日光を遮って、液体培地が高温にならないようにするために付けています。

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 水菜は日に日に大きくなっていますので、観察するのが楽しいです。

 

2018年5月17日 脇芽を発見(発芽から14日目)

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 前回から3日がたちました。比較してもらうと分かりやすいですが、水菜はどんどん大きくなっています。
 

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 発芽~今までは中心部分から葉が出て育っていました。今日観察してみると、双葉と本葉の間に新しい芽を発見しました。このように横側から茎と葉がでることで、水菜特有のワサっとした感じになるのですね。
 先ほどこの野菜のことを調べたら、春蒔きの場合は60日くらいで収獲しないと葉が固くなってしまうそうです。あと45日でどこまで大きくなるのでしょうか。

 

2018年5月20日 順調に成長中(発芽から20日目)

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 連日の30℃近い気温にもかかわらず、何事もないように成長しています。葉が大きく育ち、容器からはみ出してきました。

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 根本の分岐は数が多くなってきています。あと一週間もすれば枝の密度が高くなりそうです。

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 少し分かりにくいのですが、液肥層に届いた根が増えています。最近、液肥の減るスピードが早くなっていますので、これからの更に成長することでしょう。

 

2018年5月24日 アブラムシを発見(発芽から24日目)

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 最近水菜が大きくなってきたので、液体肥料を補充する回数が増えてきました。

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 数日前の株元と比較してみると、2倍くらいの枝が出ている気がします。

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 水菜をよく見ていると葉の表面に1匹のアブラムシがいました。もしやと思い裏面を見ると、やはりコロニーがありました。カモミールを育てていた時に大発生したアブラムシは緑色でしたが、今回は赤茶色の固体です。もしかしたら植物の種類によって体色が変わるのかもしれません。
 これ以上増えると困りますので、ティッシュで拭き取って除去しました。アブラムシの数が多くなるようでしたら、薬を使って退治しようと思います。

 

2018年5月27日AM 藻が発生(発芽から27日目)

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 水菜が発芽して約1ヶ月経過しました。株の直径だけではなく、丈も大きくなってきています。

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 写真を撮っていると、葉に卵のようなものを発見しました。ここに産んだということは葉を食べる虫の可能性があります。予防が大切ですので、ティッシュを使って拭き取っておきました。ベランダで育てているので地面から這い上がってくる虫は少ないですが、空を飛んで来る虫は防ぎようがありません。

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 「根の量」と「株の勢い」を見てみましょう。育てている3株の中で、この株はまだ根が液肥層に届いてません。そのせいか成長が少し遅く、株元から出ている枝も細めのものが多いです。

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 一方で根が液肥層に届いている株は大きく成長しており、枝の太さも太く、株全体がしっかりしている印象を受けます。
 上の写真で液肥が緑色になっているのは、藻が生えているせいです。液肥層の藻は今週中頃から生えだして、今では色が変わるほどになってしまいました。容器の周りには液肥の温度上昇を防ぐアルミ蒸着シートを巻いています。もしかしたら藻対策としても効果があるかな?と淡い期待をしていましたが、遮光効果はなかったみたいです。藻があまりにも生えすぎて液肥がドロドロになってしまったら、全交換をしたいと思います。

 

2018年5月27日PM 葉が黄色い(発芽から27日目)

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 午後に水菜の様子を見ていると、ちょっと変なことに気が付きました。右側の株の葉が黄色になっているのです。

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 隣の株と比べてみても明らかに薄い緑色になっています。水菜はベランダの出入り口付近に置いています。最近太陽の位置が高くなってきていますので、もしかしたら十分な光が当っていないのかもしれません。できるだけ光の当たる場所に置き直して様子をみます。これで回復してくれると良いのですが…

 

2018年6月2日 カマキリを発見(発芽から33日目)

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 前回、葉の色が黄色くなる現象が起きてしまいました。急いで日当たりの良いところに水菜を移動して今日で6日目。少し葉の色が改善しました。

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 この時期に葉物野菜を育てると、アブラムシの被害は避けられません。被害は大きくないので、天然成分でできた殺虫剤である「アーリーセーフ」を連日散布して対応しています。ただこれ以上増えないでほしいです。

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 薬を撒いている時にカマキリの子供を発見しました。ここは2階のベランダなので、わざわざ遠い道のりを歩いて来たようです。ぜひたくさんのアブラムシを食べてほしいものです。

 

2018年6月5日 アオムシを発見(発芽から36日目)

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 最近、かじられた水菜の葉をよく見かけるようになりました。どこかにアオムシが潜んでいるだろうとは感じていましたが、どうしても見つかりません。しかし今日、会社から帰ってきて水菜を確認すると、そこそこ大きいアオムシを発見しました。
 体長は2~3cmで、元気に葉を食べています。もしかしたら以前見つけたあの黄色い卵から生まれたのかもしれません。これ以上食べられると私が食べる分が減ってしまいますので、捕まえてくるくるポイしました。水菜にいるのはこの1匹だけなことを願います。
 しかし今、懐中電灯を片手に隅々まで探したところ、体長5mm程度の小さいアオムシを3匹も発見してしまいました。アブラムシも増えてきていますので、今日緊急収獲をしようと思います。

 

2018年6月5日 収獲(発芽から36日目)

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 本当は半月後くらいに収獲しようと思っていたのですが、アオムシとアブラムシの数が急速に増えそうだったので、早めの収獲となりました。
 株の大きさはだいたい液体肥料が入っている容器と同じくらいになりました。葉も市販されている水菜と色や形は遜色ありません。強いて言うなれば、売っているものより少し小さめでしょうか。

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 株元の分岐を見てみると、最初は1本だけだったのが36日間で何十倍にも増えました。

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 それぞれの株の根を確認してみましょう。一番大きく育っている株は、カップから多くの根が出ていることが分かります。

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 中くらいの株の根は液肥層に達していますが、その数は少ないです。

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 一番小さい株に至っては、ほとんど根が出ていません。同時期に種を蒔いているので、種の素質によってこれほどまで違いが出るようです。間引きの時にできるだけ大きく育つものを残したいですが、稚苗の段階で判別するのは中々難しいです。

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 では早速収獲をしましょう。そのまま抜くとバーミキュライトもごっそりと付いてきそうだったので、株元をハサミで切って収獲をしました。

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 採った3株の水菜をまとめて持つと、このような感じです。春蒔きの場合は20cmくらいの高さで採ると良いとのことです。その理由としては、あまりに大きくなると葉が固くなってしまい、サラダには向かなくなってしまうからです。今回育てた水菜は例にならい、高さが20cmくらいでの収獲となりました。

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 外側の葉は太陽の光を長く浴びたせいか厚くなっており、少し固そうな印象です。一方で中心部の葉は繊維が柔らかく、生で食べるにはこの部分が良さそうです。

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 以前わさび菜を育てた時はトウ立ち間近で収獲しました。この水菜は発芽から約40日で収獲したので、トウ立ちする気配は全くありません。

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 育てた3株の合計重量は125gでした。目標とした170gには全く届かない数値です。害虫の被害がなく、あと2週間長く育てることができれば目標を達成したかもしれないですね。

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 ちなみに上の写真が3株の中で一番大きいもの、下が一番小さいものです。食べてみて分かったのですが、やはり小株の方が葉が柔らかくサラダ向きでした。大きく育った水菜は葉や茎がしっかりとして歯ごたえが良いです。そのため味噌汁やおひたしなどの加熱する調理方法に向いていると感じました。

 

まとめ

 無事に水菜の収獲が終わりましたので、栽培のまとめについて書こうと思います。

・今回育てた水菜は発芽から37日で収穫できました。種まきから発芽までの期間が短く育つのも早いので、見ていて楽しかったです。

・春蒔きの水菜は、少し小さいかな?くらいの方が葉が柔らかいのでサラダに向いていました。水菜は日毎に大きくなるので、欲が出ると葉が固くなってしまいます。注意して適切な時に収獲しましょう。

・育てている間はアオムシとアブラムシの総攻撃を受けました。捕殺や天然素材の農薬で退治はしていましたが、限界を感じました。被害が小さいうちに収獲するか、増えすぎてしまったら化学合成農薬の使用もやむを得ないと思います。

 

 今回、葉が黄色くなる症状がありましたが、概ね病気もなく簡単に育てることができました。人間が食べて美味しい野菜は昆虫にも美味しいらしく、アブラムシやアオムシがたくさんつきました。今回2回目の栽培になりますが、1回目に育てた時は秋蒔きでした。その時はアブラムシなどの被害はなかったと思いますので、時期により害虫の被害に差がありそうです。

 水菜はサラダにしても鍋に入れても美味しい野菜です。これから育てようと思っている方は、秋に種まきをするのが良さそうです。成長スピードは遅くなりますが、そのかわり害虫の被害が少なくなると思います。これにて水菜の栽培は終わりになります。使い勝手の良い水菜を育ててみてはいかがでしょうか?

 

 

 水菜に付いたアブラムシを退治するために、このアーリーセーフを使いました。数が少ないうちは良いのですが、多くなってしまうと手の施しようがありません。アブラムシが増えないように、こまめに散布しましょう。