私はチーズケーキが好きですが、材料のクリームチーズが意外と高価で作るのをためらってしまいます。そこで、使う材料が安いお菓子のレシピを探していました。何となくパンケーキが良さそうかな?と思いレシピを検索してみると、泡立てた卵白を使った「ふんわりパンケーキ」と呼ばれるものを発見しました。
材料を確認すると卵や牛乳などで、家にある材料で作れそうです。何よりもそのパンケーキの写真がすごく美味しそうで、自分も作ってみたくなったのです。普通の平べったいパンケーキは、以前作ったことがあります。材料を混ぜるだけで簡単にできたので、今回作るふんわりパンケーキも簡単に違いないと思っていました。
しかし作ってみると、なぜかふんわりとならないのです。いろいろな料理サイトを調べてみましたが、材料や量は間違っていません。そこで動画投稿サイトの作り方動画を見ながら試作すること数回…やっと同じようにフワフワとしたパンケーキができあがりました。
今回の記事では、ふんわりパンケーキの作り方とともに、他のサイトでは書いていなかった作り方のコツを紹介しようと思います。
材料(3枚分)
- 卵黄 2個分
- 卵白 2個分
- グラニュー糖 20g
- ベーキングパウダー 2g
(日清ベーキングパウダー) - 薄力粉 30g
- 牛乳 20g
- バニラエッセンス 少々
- バター 適量
準備
- グラニュー糖と卵白を泡立てて、固いメレンゲを作る
作り方
- 卵黄と牛乳、バニラエッセンスを混ぜる
- 薄力粉とベーキングパウダーを混ぜる
- メレンゲをひとすくい混ぜる
- 残りのメレンゲと混ぜる
- ホットプレートにバターを引く
- 弱火で蒸し焼きをする
- 完成
実際の作業とコツ
ふんわりパンケーキを作る時のコツは、
- メレンゲの混ぜ方
- 生地の盛り方
- 生地の焼き方
になります。それでは実際の作業を見ていきましょう。
まず始めに、卵黄・牛乳・バニラエッセンス・薄力粉・ベーキングパウダーを混ぜます。特に難しい作業ではないので、ゴムベラで適当にかき混ぜればOKです。
次にメレンゲを作ります。今回使うメレンゲは固めを目指して泡立てます。具合としては写真のように、ごそっと持ち上げられるくらいです。私の場合、ハンドミキサーの高速回転で5分くらいかかりました。メレンゲが柔らかいと焼く時に生地を盛れなくなるので、しっかりと泡立てておきましょう。
できあがったメレンゲひとすくい分をよく混ぜ合わせます。この時メレンゲが潰れてしまいますが、固さ調節のためなので気にせずに混ぜます。
ある程度ゆるくなった生地をメレンゲのボールに入れて混ぜ合わせます。
先ほどとは違って、メレンゲを潰さないように混ぜる回数は最小限にしましょう。ゴムベラで混ぜるよりも、ホイッパーを使った方が混ざりやすいのでおすすめです。
だいたい15回ほどかき混ぜて終了です。写真のように、生地がへたらずにこんもりと盛れるくらいの固さが最適です。ここで生地がゆるくなりすぎると、普通のパンケーキになってしまいますから注意が必要です。
このようにメレンゲが混ざりきっていないですが、特に問題はありません。フワフワ感重視でいきましょう。
できあがった生地をホットプレートで焼いていきます。一般的なホットプレートはテフロン加工がされているので油は不要と思いきや、それだと生地離れが悪いです。そこでバターを薄く引くことにより、焼けた生地を簡単に裏返すことができます。
まず、お玉を使って鉄板に生地を落とします。その後、スプーンなどで生地をその上に乗せて盛っていきます。高さはホットプレートの蓋に付かない程度がベストです。
ホットプレートの温度は、生地を置いた時に「ジュッ」と音が出ると高すぎです。また少し水を入れた時に沸騰しなければ低すぎです。私が使っているホットプレートですと『保温』と『160℃』の間くらいがちょうど良かったです。ちなみに非接触式の温度計で測定したところ、鉄板の温度は約140℃でした。
もちろんホットプレートでなくてもフライパンを使っても作れます。ただし生地の一つ一つが大きいことと、加熱すると膨らむので、できる限り大きいフライパンを使いましょう。
生地を置いたら、ホットプレートの空いているところにお湯を入れて蓋をします。蒸し焼きにすることで、生地に熱が通りやすくなります。以前はただ単に焼いていましたが、火が通るまでに結構な時間がかかっていたのでこの方法に落ち着きました。きれいな焼き色にするため、できるだけ生地に下にお湯が入らないようにしましょう。
湯気が出なくなったら蓋を開けて生地の状態を確認します。表面に触れても生地が指に付かず、さらに焼けた香りが漂ってきたら裏返します。もし焼きが足りないようでしたら、再びお湯を入れて蒸します。
裏返したら再び蒸し焼きをします。両面に美味しそうな焼き色が付いたら完成です。私の場合は生地を落としてから7分、裏返して5分間蒸し焼きにしています。
これで「ふんわりスフレパンケーキ」の完成です。高く盛って焼いたパンケーキは厚みがあり、すごく食べごたえがありそうです。
しかし見た目とは裏腹に中はふわふわで、ペロリと食べられます。冷めても固くなりにくいですが、やはり焼き立てが一番柔らかくて美味しいです。メイプルシロップやハチミツ、ホイップクリームを付け加えればより美味しく食べられるでしょう。
理想を言うなればこのパンケーキは自分で作るよりも、作ってもらいたいお菓子です。自分で作ると片付けに時間がかかり、食べる時には少し冷めてしまっています。しかし作ってもらえば、何も気にせずに熱々を食べられるのでおすすめです。
ふんわりパンケーキは使う材料も少なく、思い立った時に作ることができます。少々コツが必要ですが、慣れてしまえばそれほど難しくはありません。ぜひチャレンジしてはいかがでしょうか。
参考動画
文字だけの作り方ではどうしても上手くできなかったので、今回は動画を見て研究しました。動画投稿サイトで『ふんわりパンケーキ』と調べると、有名なお店での作業風景を見ることができます。やはり本職の方が作るものは形が非常に美しく、惚れ惚れしていまいます。私もこのくらい美味しそうに作れるようになりたいですね。
수플레 팬케이크∥ Souffle pancake ∥スフレパンケーキ ∥益善洞 トンベッ洋菓店∥ Korean cafe