枝豆の水耕栽培 第3回目。今度は液肥に浸すタイミングを少し遅らせてみます

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 前回の枝豆栽培では発芽に失敗をしてしまい、蒔いた種はほぼ全滅となってしまいました。原因として考えているのは「水分量が多かった」ことです。この時は発根して、地表に種が少し見えたタイミングで液肥に浸けました。その後の成長は散々なもので、徒長や双葉の割れ、はたまた発芽時に茎が折れる…といった状況になってしまいました。恐らく枝豆の種は発根~双葉が開く時に過剰の水分があると、上手く育たないようです。

 今まで10種類くらいの野菜の発芽を経験してきましたが、こんな種は初めてです。水菜なんて水浸しの状態でもちゃんと発芽し、しっかりと成長してくれました。枝豆の水耕栽培は一癖ありそうです。

 今回の栽培では、前回と同様に「底面給水式」の水耕栽培装置を使います。ただ液肥に浸けるタイミングを、種が地表に見えた時ではなく、双葉が開ききった時にします。水を吸いすぎて発芽できなかった多くの種は、双葉に異常が見られました。それならば双葉が水に浸からないように、完全に地上に出てきてから液肥を与えれば良いのではないでしょうか。早速、種を蒔いて確かめてみます。

 

 

 

  

2018年6月25日 種蒔き

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 使用する水耕栽培装置や液体肥料、種の植え方はは前回と同じです。ただ今回は試験的な意味が大きいので、1カップのみの栽培とします。このカップに種を3つ埋めて室内に置き、発芽まで待ちます。
 数日後、種が発根して地上に出てきましたので、日の当たるベランダに移動させました。この際、装置が風で飛ばされないように、水道水を5センチくらい入れて重石代わりにした。
 ちなみに装置の蓋にある穴は今回の栽培では使用しないので、養生テープで塞いでいます。

 

2018年6月28日 双葉が地上に出る

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 双葉が地上部に出てきました。このタイミングではまだ液肥は入れません。もう少し成長するまで我慢します。

 

2018年6月30日 底面給水の開始(発芽0日目)

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 3つの種を蒔いた結果、2つが発芽しました。しかし困ったことに、2つの成長具合があまりにも違います。片方は双葉だけではなく初生葉も開いています。もう片方はまだ双葉が開ききっていません。 

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 本当は双葉が開ききった頃に液肥を容器に入れたかったのですが、こうも違うと迷ってしまいます。と言ってもどうしようもないので、本日液肥を装置に入れて、カップの底面から吸わせることにします。 

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 液肥を入れた装置はこのようになっています。果たして上手く育つでしょうか? 

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 ちなみにこれが今の根の状況です。もう少ししたらカップの底面から出てきそうです。

 

2018年7月3日 成長がおかしい(発芽3日目)

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 底面からの給水を始めて3日が経過しました。パッと見てわかるように、左側の成長がおかしいです。

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 成長点に不具合があったのか、葉が変なことになっています。また双葉に穴が空いて、今にも取れてしまいそうです。

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 普通、初生葉は2枚で1セットですが、1枚しか出てきていません。
 この現象は双葉が開ききっていない時に液肥に浸した影響か、それとも種自体が元々おかしかったのか判断が難しいです。ただ、双葉に空いた大きな穴に関しては、発芽が失敗した前回の栽培でも同じようなことが起きていましたので、水分の影響があったのではないかと思われます。

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 一方でこちらは順調に発芽した方です。特に異常はなく成長しています。

2018年7月8日 変だった株が復活(発芽8日目)

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 液肥に浸けてから約1週間が経過しました。

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 最初から順調に育っていた株は数セット目の本葉が出ており、新芽も伸びてきています。葉の色も鮮やかで、とても健康そうです。

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 成長がおかしかった方は、このまま駄目になってしまうかと思いきや、奇跡の復活を遂げました。双葉の付け根から新しい芽が出てきているのが分かるでしょうか?
 さすがに隣の株と比べると枝は細いですが、今後の成長に期待です。

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 根はカップの中に渦巻いていますが、一向に液肥層に行ってくれません。もしかしたら水分が嫌いなのかもしれませんね。

 

2018年7月9日 双葉が落ちそう(発芽9日目)

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 枝豆はどんどん成長をしています。葉の数も多くなってきましたので、今週末に摘心をしようと思います。

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 種が地上に顔を出してから約10日。栄養を貯めていた双葉が、その役目を終えようとしています。数日前までは緑色だったのが、黄色になってきています。おそらく明日あたりには取れてしまうでしょう。

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 根は地表近くからも伸びています。以前バーミキュライトの代わりに直径5mm程度のハイドロボールを使用して育てました。しかし根張りが弱く、風が吹くとぐわんぐわんと左右前後にあおられていました。今回の根を見るとしっかりと張っており、かなりの強風にでも耐えられそうです。

 

2018年7月15日 摘心(発芽15日目)

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 前回、枝豆を多層式水耕栽培装置で育てました。その時とは気候が違いますので厳密な比較はできませんが、今育てている方式の方が成長が早い気がします。さて、どちらの株も5枚目の葉が付きましたので摘心をしようと思います。

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 この部分が成長点になります。このままにしておくと、6枚目、7枚目の葉が育っていきます。

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 これ以上縦方向に成長させないために、成長点をハサミで切り取りました。成長点を失った株は今度は脇芽を伸ばしてきます。そうすると枝数が増えて、収穫量が増加する…予定です。前回の時は摘心をしても、脇芽が全然伸びてきませんでした。今回はちゃんと伸びてくれるでしょうか。

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 カップの中を回っていた根がとうとう液肥層に出てきました。これからどのくらい成長するのか、しっかりと記録を取っていきたいと思います。

 

2018年7月19日 開花(発芽19日目)

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 先日、摘心をした枝豆はどうなっているでしょうか。

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 一番成長する箇所がなくなってしまったので、今度は脇芽を伸ばしてきました。こちらの思惑通りです。1回目に枝豆を育てた時には摘心しても脇芽があまり伸びませんでした。今回はそのようなこともなく、しっかりと成長しているようです。

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 本日、枝豆の花を発見しました。同じマメ科の落花生も育てていますが、やはり花の形がそっくりです。収穫は花が咲いてから35日目が目安となります。果たして鈴なりの枝豆になるでしょうか?不安と期待が入り混じります。

 

2018年7月21日 一部の花が咲き終わる(発芽21日目)

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 先週摘心をした枝豆は盛んに脇芽を伸ばしています。また摘心前にあった葉も少し大きくなった気がします。

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 脇芽は伸びていますが、その葉はまだ完全には開ききっていません。ただ何となく蕾っぽいものが見えますので、ちょっと期待してしまいます。

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 花はまだ咲いているものもありますが、いくつかは花びらが枯れて茶色くなっています。この状態になるとサヤが出てくる合図です。数日後にはサヤの赤ちゃんが見えてくるでしょう。

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 根は四方八方に伸びています。葉物野菜とは違って太く真っ直ぐな根です。

 

2018年7月29日 サヤが伸びる(発芽28日目)

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 枝豆は葉をどんどん繁らせています。花のピークは先週までで、今では片手で数えられる程度のしか咲いていません。

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 一番最初に咲いた花からはサヤが出てきました。サヤの成長は早く、2~3日もすると立派な枝豆の姿になります。この写真だけで7個のサヤが確認できますので、鈴なりを期待して良さそうですね。

 

 

2018年8月4日 実が2つのサヤが多い(発芽34日目)

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 前回よりも若干葉が茂ってきている気がします。畑で育っている枝豆と比べても、遜色がないくらいの大きさになってきました。

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 サヤは順調に成長をしています。見えているだけで15個のサヤがあります。

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 しかしよく見ていると、あることに気付いてしまいました。それは実が「3個」入ったサヤがほぼないのです。1個または2個が大半を占めていて、3個のものは数サヤしかありません。猛暑の影響か、それとも根が水に浸かっているとダメなのか…今年の種蒔きは終わってしまったので、来年への課題となりました。

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 葉を観察していると、明らかに誰かに食べられた跡がありました。ここだけではなく、

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この葉もかじられています。葉脈の部分だけ残して、柔らかい部分だけを狙っているようです。犯人は大体検討が付くので、葉を裏返して探してみました。

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 やっぱりいました。アオムシです。体長4cmの大きさでは固い葉脈は嫌がるようですね。このままだといくらでも食べられてしまいますので、サヨウナラをしてもらいました。

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 実はアオムシ以外にも食べられた跡があります。この葉は葉脈ごと食べられていますので、バッタか何かでしょうか。飛んでくる虫は防御が難しいです。

 

2018年8月5日 ハダニ襲来(発芽35日目)

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 昨日から気になっていたのですが、枝豆の葉に小さい白い点々ができていました。株全体の1/3の葉がこんな感じになっています。病気かと思って調べてみても、このような症状のものはありませんでした。
 その時、ふと過去の記憶がよみがえりました。それは去年の夏にマリーゴールドを育てた時です。途中までは順調に育っていたのですが、あるタイミングを境にして今回と同じような白いポツポツができたのです。まあ自然に治るだろう、と放置していたら爆発的に「ハダニ」が増えてきました。どこの葉を見てもハダニだらけになってしまったマリーゴールドは、それはもう悲惨な姿でした。
 もしかして、枝豆の白い斑点はハダニでは…?と感じ、葉の裏を見ると、

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 やはりいました。写真では分かりにくいですが、体長0.5mmくらいの小さな赤い虫が素早い動きで駆け巡っています。

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 目では赤いものが動いているようにしか見えないので、写真を拡大しました。赤い体に足があるのが確認できます。形だけだとホタルイカの沖漬けみたいな形をしています。また周りには卵らしき丸いものも多くあります。これが孵化したらハダニ地獄になってしまいそうです。

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 ハダニは水に弱いとのことですので、応急処置的に霧吹きで水攻めをしました。

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 ハダニがいなくなりますように…と祈りながら葉の裏側を中心に株全体を濡らしました。最近は雨が全く降らず、さらに気温が35℃を超える暑さでしたので、ハダニが増えるには最適な気候だったのかもしれません。
 水の散布で様子を見て、それでもダメならば天然由来の成分でできた農薬「アーリーセーフ」を試そうと思います。これでも増えるようならば化学農薬で封じ込めるしか道はなさそうです。

 

2018年8月6日 アーリーセーフ散布(発芽36日目)

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 昨日、ハダニを発見しましたので、やっつけるために水攻めをしました。今日会社から帰ってきて葉の裏を見ると、ハダニはまだ元気いっぱいに動いていました。水では効き目がないことが分かりましたので、次は「アーリーセーフ」を使ってみます。
 アーリーセーフとはヤシ油でできた薬で、これがハダニにかかると窒息死させるとのことです。これを水道水で500倍に希釈して、株がびしょびしょになるまでスプレーで噴霧しました。はたしてちゃんと効いてくれるでしょうか?

 

2018年8月11日 カメムシを発見(発芽41日目)

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 前回ハダニを駆除するために、アーリーセーフを散布しました。効果はちゃんとあり、翌日にはハダニをほぼ全滅させることに成功しました。しかしこの薬は卵には効きません。本日葉の裏を見たら孵化したであろうハダニがいましたので、再び散布をしておきました。これからは定期的に撒くことになりそうです。

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 後から咲いた花が実を付けたので、さらにサヤの数が多くなりました。まさに鈴なりに相応しい姿です。

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 この青々としたサヤを狙ってか、カメムシが姿を表しました。サヤを絶対にかじるなよ…と思っていたら殺気を感じたのか、写真を撮っている最中にどこかに飛んで行きました。

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 病気かどうかは分かりませんが、葉の調子が良くありません。部分に的に茶色くなっているものもあれば、

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症状が全体に回ってしまって、もう枯れそうな葉があります。念の為、この状態になった葉は取り除きました。どうも枝豆を育てるのは一筋縄ではいかないですね。

 

2018年8月19日 もうそろそろ収穫時期(発芽49 日目)

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 8月の頭にハダニを退治する薬剤を数日にかけて散布しました。この効果があったのかは少し疑問ですが、今のところハダニはいることはいますが、増えてはいません。

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 サヤの見た目はそれほど変化はありません。

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 アップして見てみましょう。中の実がかなり膨らんでいます。来週末には収穫できそうな感じです。

 

2018年8月15日 収穫(発芽55日目)

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 本日は待ちに待った収穫日です。収穫の前に全体を見てみましょう。

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 いくつかの葉は部分的に茶色く変色してしまいました。この状態からすぐに葉が枯れるわけではなく、ゆっくりと全体に広がっていきます。

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 この葉は半分くらいが枯れてしまっています。大豆の病気を調べてみても、この症状のものは見つかりませんでした。もしかしたらただの生理現象化かもしれません。

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 約2か月成長した根は思ったよりも少なかったです。根の周りには藻が生えて緑色になっていますが、特に成長不良などはおきませんでした。私の水耕栽培装置は液肥層に光が当たってしまいますので、藻の発生はやむを得ないことだと思っています。 

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 サヤは実がパンパンになっているものもあれば、まだ膨らみ途中のもあります。もう少し開花がそろえば、全て良い感じの実入りとなったのかもしれません。では収穫作業に移りましょう。

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 取りあえず葉を全て取り除いてみました。枝にはかなり多くのサヤがぶら下がっています。これは期待でそうです。

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 株元を剪定ばさみで切ります。最初、紙を切る普通のはさみを使ったのですが、固くて刃がたちませんでした。

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 無事収穫が完了しました。初めて枝豆を育てた前回は十数個しか実りませんでしたが、今回は結構な数のサヤがあります。

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 近づいて撮影してみると、実の大きさはスーパーで売られている枝豆と遜色はありません。はたして何個のサヤがなっているのか数えてみましょう。

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 この栽培では2株を育てました。そこでそれぞれの株からサヤを採ってみました。左が大きく育った方で、右が少し成長が悪かった方です。やはり大きい株だとサヤの数が多いようです。

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 採ったサヤを並べてました。左から実入りが1つのサヤ、2つのサヤ、3つのサヤとなっています。
 上の写真は小さな株の方で、26個ありました。下は大きい株で、42個ものサヤが実っていました。合計68個、まさに「鈴なり」に相応しいです。数は違いますが、どちらの株も実が2つ入りが大半を占めていて、3つのものは15%ほどしかありませんでした。1つ入りのサヤもいくつかあり、これはおまけ程度のものと思うことにしました。

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 2株で約70個のサヤが収穫できましたので、今回の枝豆の栽培は大成功です。収穫したのは朝の早い時間でしたので、早速茹でて朝食として食べました。熟れ過ぎて固いこともなく、程よい歯ごたえのある美味しい枝豆でした。ただ一つ言わせてもらうと、3つ入りのサヤでこの量を食べたかったなと思います。

 

まとめ

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それでは枝豆栽培についてのまとめを行います。

  • 今回の水耕栽培では、双葉が開いていから株を液体肥料に浸けました。この方法ですと徒長などが起きずに、大きい株に成長させることができました
  • 収穫量は2株で約70個でした。サヤに実が2つ入っているものが大半を占めていて、3つ入りのものは全体の1〜2割程度となりました。
  • 収穫するまでの期間は、発芽してから55日でした。他の野菜も育てることを考えると、2ヶ月くらいの栽培期間がちょうど良いと感じました。

 今回の枝豆栽培の目的は「正常に発芽させる」ことでした。前回の栽培では発根してからすぐに液肥に浸けたところ、ほぼ全ての株で双葉の割れや徒長が起きてしまいました。そこで今回は双葉または初生葉が開いてから液肥に浸けた結果、成長に異常は見られませんでした。やはり枝豆が発芽する時には、多くの水分があるとダメなようです。

 最初に枝豆を育てた時には『多段式装置』を使い、16個のサヤを収穫しました。今回は根を液肥に浸けて育てる『浸漬式装置』を使いました。こちらの方が葉の成長が良く、収穫量も4倍ちかく多くなりました。これは根が常に液肥に触れていることで、より多くの栄養を吸収できたためと考えています。

 今回の栽培では鈴なりの枝豆を作ることができて大満足でした。発芽した当初は上手く育つか心配でしたが、よくぞここまで大きくなってくれた!という感じです。枝豆は2ヶ月程度で収穫できるとこが分かりましたので、皆様にもぜひ水耕栽培でチャレンジしてみてほしいと思います。

 

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