春色ソレイユ

水耕栽培や料理、買って良かったものを公開

「かいわれ大根」を栽培中。冬でも収獲できる野菜として期待してます

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 今は1月の中旬、季節は真冬です。昼間の最高気温は10℃に届かず、朝の気温は氷点下になることもあります。さすがにこの気候では野菜の種を蒔いても、春になるまで芽が出てこないでしょう。

 もし強制的に発芽させるのであれば、箱の中にヒーターを入れて温めると、春と勘違いし芽が出てきます。外は寒いので室内の明るい窓際で育てますが、おそらくそれでは光の量が少ないです。すると茎が間延びした「徒長」状態となってしまい、立派な野菜を収穫するのは難しくなります。

 このような理由で冬に野菜は育てられない…と思っていたのですが、よく考えれば徒長した状態を食べる野菜がありました。それは『スプラウト』です。スプラウトとは種を発芽させて、若いうちにその茎と葉を食べる野菜の総称です。調べてみるとスプラウト用の種は何種類も販売されており、冬でも育てられるとのことでした。

 自分の勝手なイメージですが、スプラウトの代表は「カイワレ大根」な気がします。どこのスーパーでも売っていますし、そのピリッとした辛さはサラダに入れても美味しいです。そこで今回の記事では、カイワレ大根を育ててみようと思います。冬でも栽培できれば、数少ない貴重な野菜となるでしょう。それではホームセンターに種を買いに行ってきます。

 

 

 

 

カイワレ大根の種

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 種は直径3mmくらいの球型です。スプラウトは発芽してから数日で食べるので、種に農薬処理がされていないことが必須です。
 畑に蒔く種は発芽時に虫や鳥に食べられないように、予め農薬を散布してあるものがあります。この農薬は野菜が成長するに従って分解され、数十日後の収獲時には安全な濃度にまで減ります。しかしこの種をスプラウトとして育ててしまった場合、農薬が十分に分解されていないので食べるのは非常に危険です。スプラウトとして育てる場合には、面倒かもしれませんが農薬処理をされていない「スプラウト専用の種」を購入するのが安心です。

 

栽培容器

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 種袋の裏に書いてある栽培方法を読むと、ポイントは「水をきれいに保つ」ことらしいです。水の取り替えがやりやすいスプラウト専用容器が売られていますが、100円ショップで似たようにものを見つけてきました。

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 この容器は2重となっており、内側に水切りかごがセットされています。本来は電子レンジで温野菜を作るものですが、今回の栽培にちょうど良さそうです。それではこの容器と種を使って、カイワレ大根を育てていきましょう。

 

2019年1月13日 種蒔き(種蒔きから0日目)

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 まず容器の底にキッチンペーパーを敷いて、水道水で濡らします。次に種を適当にバラバラと蒔いて蓋をしました。これを光の当たらない場所、例えばダンボール箱の中などに入れて発芽を待ちます。
 ちなみにこのカイワレ大根を育てる場所は私の部屋です。室温は昼間が15℃、夜間が10℃くらいです。床に近いところに容器を置いていますので、実際にはもう少し低い気温になっているかと思います。

 

2019年1月14日 種が膨らむ(種蒔きから1日目)

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 昨日蒔いた種は水を吸って、大きさが約1.5倍になりました。いくつかの種は表皮が割れて、中から小さな根が見えてきています。
 カイワレ大根はアブラナ科の植物です。今までの経験から、この科の種は発芽が早いです。しかしまさか種蒔きから24時間でこの状態になるとは思ってもいませんでした。明日には発根してそうな勢いです。

 

2019年1月15日 発根(種蒔きから2日目目)

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 ほぼ100%の種から根が出てきています。また双葉になる部分が割れてきており、そろそろ発芽となりそうです。

 

2019年1月16日 根毛が出る(種蒔きから3日目)

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 今日の夕方に確認したところ、根に綿のようなホワホワしたものが付いていました。多分これは「根毛」でしょう。この細い毛で表面積を大きくし、より多くの水分を吸収しようとしているようです。たった1日でこの様に変化するとは見ていて面白いですね。

 

2019年1月17日 根が上手く張らない(種蒔きから4日目)

 

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 更に根は伸び、全長は2~3cmとなりました。キッチンペーパーに根付く予定でしたがその様な種は少なく、空中で横に伸びたものや逆に上に向かっているものもあります。もしかしたら蒔いた種が多すぎて、お互い同士が邪魔をしているのかもしれません。とは言っても今更どうしようもないので、このまま様子を見守っていきます。

 

2019年1月18日 茎が成長(種蒔きから5日目)

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 昨日と比べると茎が一気に伸びてきました。完全に徒長している状態です。また暗い所で育てているせいか、双葉は未だに閉じたままです。
 種蒔きから本日まで容器に蓋をしていましたが、もうそろそろ天井に当たりそうになってきています。今後は蓋を開けた状態で栽培を続けようと思います。

 

2019年1月19日 少しだけ緑化(種蒔きから6日目)

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 暗室に光の漏れがあるのか、茎がその方向に曲がり、葉が少し緑色になってしまっています。光を遮断するために、箱の上から暗幕をかけてみました。これで中は真っ暗になるはずです。

 

2019年1月21日 成長測定(種蒔きから8日目)

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 カイワレ大根は徐々に緑色になってきています。しかしまだ双葉は開きません。やはり暗室で育てている影響でしょうか?

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 ここ数日の成長速度は目を見張るものがあります。そこで、1日でどのくらい伸びているのか確かめてみましょう。それぞれの高さにはばらつきがありますが、平均すると8cmの位置に葉があります。明日も同じように測定して、どのくらい成長したのか確認してみます。

 

2019年1月22日 2cm伸びる(種蒔きから9日目)

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 24時間経過したカイワレ大根は、約2cm成長していました。かなりのスピードで茎が伸びているようです。

 

2019年1月23日 暗室最後の日(種蒔きから10日目)

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 さらに1日たつと、さらに2cm伸びていました。現在の長さは11〜14cmとなっています。種袋に書いてある栽培方法によると、この位の大きさになったら日光を当てて緑化させなさいとのことです。そこで明日からは暗室から出して、明るい窓辺に移動させます。

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 この双葉に光が当たるとどうなるのか楽しみですね。

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 (後日追記)実際にはこのような感じで育てました。この窓は南向きですので、日中は窓を締めていても十分な光が入ります。

 

2019年1月25日 緑が濃くなる(種蒔きから12日目)

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 2日間光を当てると一気に濃い緑色に変化しました。

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 また双葉も開き切り、姿は完全にカイワレ大根です。葉が柔らかいうちに食べたいので、明日になったら収穫をしてしまいましょう。

 

2019年1月26日 収穫(種蒔きから13日目)

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 カイワレ大根は光を浴びて美味しそうな緑色になりました。早速収穫を…と、その前にまず全体を観察していきます。

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 葉の色は昨日よりもさらに濃くなりました。この葉は双葉ですが、今の時点ではまだ本葉は生えてきていないようです。

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 四つ折りにしたキッチンペーパーを培地に使ったためか、根は紙を抜けずに上の方でお互いに絡み合っていました。最初に出た根から、さらに根毛や側根か出てきているのが分かるかと思います。それではお待ちかねの収穫をしましょう。

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 茎の部分を手で軽く束ねて、根元から2cmのところを包丁で切りました。切った瞬間に、カイワレ大根の爽やかな香りがまな板の周りに広がります。これで収穫は完了です。
 水洗いをした後、数本を試食してみました。噛むと決して不快ではない青臭さと共に、ピリッとした辛味が口に広がります。大きさはスーパーで売っているカイワレ大根と同じくらいで、味は自分で育てたためかこちらの方が美味しく感じました。

 

まとめ

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 それでは栽培のまとめになります。

 

  • カイワレ大根は種を蒔いてから2週間で収穫できました。特に難しかった点はなく、おそらく誰でも簡単に育てられるでしょう。

  • 収穫したカイワレ大根はピリリと辛かったです。サラダなどに入れると良いアクセントになるのではないかと感じました。

 真冬にも関わらずカイワレ大根を育ててみましたが、特にトラブルなく収穫できました。ただ育つまでに半月ほどかかったので、使いたい時には逆算して種を蒔く必要がありますね。最後になりますが、この記事が皆様のお役に立ったら幸いです。