水耕栽培は手軽にどこでもできるのが利点です。もちろん庭でもできますが、私は害虫の被害をできるだけ減らしたいので2階のベランダで育てています。地面から4 mくらい離れているのでナメクジもここまではやって来ないですし、土を使わないのでヨトウムシやネキリムシはもちろんいません。
ベランダで水耕栽培を始めた頃は、1シーズンに2種類ほどの野菜を育てていました。しかし時が経つにつれ段々と数が増え、今では7種類の野菜を育てています。
これが現在のベランダの状況です。できるだけ端に置いているとは言え、畳1枚分の面積を取ってしまっています。ベランダはそれほど広くないので、野菜たちに床を専有されてしまうと移動の邪魔になってしまいます。
そこで、できるだけ面積を取らないように育てようと考えました。そこで思いついたのが、栽培装置を「手すり部分に設置する」ことです。今回の記事では私が購入したプランター掛けを紹介すると共に、どのように設置しているのかを紹介したいと思います。
こちらが今回購入したプランター掛けになります。大きさは幅62cm 奥行き20cmで、耐荷重は18kgとなっています。なお、対応するプランターは幅65cmのものです。
この商品のを選んだ理由としては、
・フックの幅を自由に変えられる
・落下防止用の柵がある
ことです。
まず1つ目の『フックの幅を自由に変えられる』です。低価格の商品ではフックが可変でないものが多いです。メジャーで測るとベランダの手すりは意外と幅があり、このようなプランター掛けでは取り付けができないことが分かりました。
そこで取り付けの幅を調整できる商品を選びました。購入したものはL字型部材の向きを変えることで、5cm~22.5cmの厚みまで掛けられます。実際に仮取り付けをしたところ、写真のようにL字材を固定するとちょうど良くなりました。
2つ目の『落下防止用の柵がある』についてです。もし周りに柵がなかった場合、風が吹くと外側に落ちてしまうでしょう。丹精込めて育てている野菜が落下して食べられなくなるのは悲しいので、ここは譲れないポイントでした。
それではベランダの手すりに取り付けてみます。
色が黒いので分かりにくいですが、取り付けるとこんな感じになりました。
フックの部分は奥側が少し浮いていますが外れることはなく、問題なさそうです。
しかし水平を確認したところ、無視できないくらい手前に傾いていました。これは商品のせいではなく、我が家の手すりの構造上しかたのないことです。そこでバスケットの中に木の板を入れて、水平となるようにしました。
実際に栽培装置を置きました。水平になっているので、中の液肥が傾くといったこともありません。また栽培装置の重量は2つ合わせても約10kgなので、商品の耐荷重もクリアしています。
この状態で数週間使っていますが、足元が広くなり非常に具合が良いです。また副次効果として、屈まなくても野菜の観察ができたり、より日当たりが良くなりました。
欠点としては手すりを使うので、布団などの大物を干すことができなくなってしまいます。そんな時は少々手間ですが、一度外すなどして対応するのが良いかと思います。
ベランダの床で水耕栽培していると、足元に注意して歩かなければなりませんでした。そこで栽培場所を手すり部分に変えることで、動きやすくなりました。もし足元の野菜が邪魔だな…と思っている方がいれば、プランター掛けを使ってみてはいかがでしょうか。かなりおすすめの方法です。
ガーデンバスケットロイヤル650型DX
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この商品が今回購入したものとなります。周りに囲いがついているので、栽培装置が落ちないのが選んだポイントです。使い勝手が良かったので追加発注し、現在3個使っています。
ガーデンバスケットロイヤル(650型)
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バリエーションとして、フック部分が固定式のものもあります。柵に取り付ける場合はこちらの方が適しているかもしれません。価格も少し安いです。
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同じような製品は各社から発売されています。「プランターハンガー」や「プランター掛け」で検索すると出てくると思います。ぜひ好みのデザインを見つけて下さい。