「バケツ」と「バケツが入る容器」を使って水耕栽培装置を作製。大型の野菜でも栽培できるでしょう

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 私が水耕栽培で主に使っているのは「プラカップ式栽培装置」です。この装置を簡単に説明すると、プラスチック製のカップに培地を入れて種を蒔き、収穫するまで育てるものです。葉物野菜や小カブの栽培に利用しており、今までに十数種類の野菜を育てた実績のある栽培装置です。

 しかしこの装置にも欠点があります。それは、大きくなる野菜の栽培が苦手なのです。以前モロヘイヤを育てた際には、地上部の重みで装置の蓋が割れました。また液肥槽の容量は約4Lなので、夏場は毎日のように液肥の補充が必要になります。そこで大物野菜でも手間をかけずに育てられる装置を考えた結果、「バケツ」と「バケツが入る容器」を使う方法を思い付きました。

 今回の記事では、大型の野菜を育てられる水耕栽培装置の作り方を紹介します。それでは使う材料から見ていきましょう。

 

 

 

 

用意するもの
  • バケツ(容量5L)
  • バケツが入る容器
  • 針金
  • 不織布
  • バーミキュライト
  • 防虫ネット
  • 液肥(微粉ハイポネックスなど)
  • 養生テープ

 

作り方
  1. バケツの側面下に直径3cmほどの穴をいくつか開ける
  2. バケツの縁に直径数mmの穴を開ける
  3. バケツの底に不織布を敷く
  4. バーミキュライトを入れる
  5. コの字型に曲げた針金を縁の穴に通し、側面に養生テープで固定する
  6. 防虫ネットを被せ、裾を紐で縛る
  7. 上記バケツを容器に入れる
  8. 容器に液肥を注ぐ
  9. 完成

 

実際の作業とコツ

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 バケツ側面の穴は直径3cmほどで、均等な距離で8ヶ所開けています。この大きさと数ならば、十分に根が液肥槽へ出ていくと思います。穴は側面のみで底面には開けていません。もし底から根が出てきた場合、バケツを置いた時の安定性が悪くなるからです。

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 バケツに穴を開ける際には、電動ドリルドライバーとステップドリルを使うと早いです。プラスチックへの穴あけなので、安いステップドリルでも十分に対応できます。
 もちろん時間をかければ、手作業でも開けられます。このバケツは100円ショップで買ってきたものなので肉厚が薄く、意外と簡単に穴を開けられるかもしれません。

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 バーミキュライトを入れると、このようになります。バケツが培地槽になります。

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 不織布を土留めとして使っているので、培地は流れ出ないです。

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 防虫ネットを掛けるための加工は、必要ない方はやらなくても大丈夫です。支柱であるコの字型に曲げた針金を縁の穴に通し、バケツ側面の適当な位置で養生テープを使って固定します。そして上から防虫ネットを被せ、裾を縛ります。

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 今回使っている針金は直径2.6mmのステンレス製です。これは強度があり錆びなくて良いのですが、硬いので切ったり曲げたりするのが大変です。太いアルミ線の方が作業性が良いので、そちらをお勧めします。

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 加工したバケツを適当な容器、つまり液肥槽に入れ、液肥を注ぎます。これで栽培装置の完成です。このシステムの良いところは、液肥槽の大きさを自由に変えられる点です。
 大きく茂る野菜、例えばソラマメなど育てると、気温によってはものすごい勢いで液肥を消費していきます。ですので液肥槽も大きいのが必要です。しかし栽培初期では株が小さいので、それほど大きな液肥槽は必要ありません。むしろ不釣り合いに大きいと邪魔なくらいです。今回作った栽培装置は培地槽と液肥槽を簡単に分けられますので、野菜の成長度合いによって柔軟に対応できます。

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 この装置を使う際に注意することは「風」です。使う培地槽にもよりますが、枝を上に大きく伸ばす野菜だと倒れやすいです。できれば紐などを使って、茎を固定した方が安心です。

 今回はバケツとバケツが入る容器を使って栽培装置を作製しました。プラカップ式と比べ全てをスケールアップしているので、大物野菜も育てられるはずです。現在、この装置でズッキーニの栽培にチャレンジしています。うまく育つと良いのですが、果たして…

 

《参考記事》
ベランダで「ズッキーニ」の水耕栽培に挑戦。5Lのバケツを使った栽培装置で育てています

 


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ドリルビットで開けられる穴は直径6mmくらいまでです。それより大きいものを開けたい場合はステップドリルを使いましょう。水耕栽培では容器に穴を開けることが多いので、重宝している道具です。