私は料理が趣味で、一通りの道具は揃えているつもりです。しかしキッチンバサミは持っていません。ハサミを使うのは袋を開ける時くらいですので、紙を切るような普通ハサミで十分なのです。
この状態で今まで料理をしてきましたが、約1年前に見つけたとあるキッチンバサミに一目惚れをしてしまいました。デザインが良く、まるで刀をイメージさせるような商品です。しかし何とそのハサミは3500円もする、私の中ではかなり高級なハサミだったのです。
ただ包装紙を切るだけのためにこの金額を出すのももったいない…という気持ちと、長く使うものだから高くても良いんじゃない?と気持ちが戦っていました。そして先日、とうとう買ってしまいました。そのハサミとは貝印の「関孫六 キッチンバサミ 鍛造 オールステンレス DH3345」です。今回の記事では、この機能美に優れたハサミを紹介したいと思います。
ハサミの表面はマットな仕上がりとなっています。素材はステンレスですので、普通に使う分には錆びるなどのトラブルはないはずです。
ハンドルの穴はちょうど良い大きさで、指を3本入れても余裕があります。
ちなみに日本国内で作られているようです。
動きはスムーズで、かっちりした印象を受けます。刃を閉じるとカチンと鳴る音が、日本刀をイメージしてしまうのは私だけでしょうか?
ところで、私がキッチン道具を買う際に一番重視しているのは「洗いやすさ」です。自分の性格上、いくらデザインが良くても洗いにくいと、いつの間にか使わなくなるのは目に見えています。
この洗いやすさの視点から見ると、購入したキッチンバサミは100点です。上から下までオール金属製で、さらに食品がはさまりそうな段差はありません。特に手で握る部分は全て曲線で仕上がっていますので、汚れても簡単にスポンジで洗い落とすことができます。
唯一の隙間は、中心部の本体が噛み合っている部分です。ここに汚れが挟まると取るのは難しくなってしまいます。
しかしこのハサミは刃を90度まで開くと、簡単に分解できます。
元の状態に戻すのもすぐにできるので、汚れをさっと洗ってすぐに組み立てられます。
刃は特別な加工がされているわけではなく、一般的なハサミの刃をしています。実際に袋を切ってみましたが、しっかりと食い付き滑ることはありませんでした。また本体の剛性が高いので、乾燥コンブのような硬いものでも刃がたわむこともなくサクサクと作業ができます。
一つだけ残念なポイントを挙げるとするならば、ハンドルの下にあるヒットポイントの形です。切る動作には全く関係ないのですが、見て分かる通り左右対称ではありませんね。ここがしっかりと仕上がっていれば文句なしの満点でした。
今までキッチンバサミの購入を控えていましたが、この商品を買って非常に満足しています。洗いやすくデザインも素晴らしいので、ぜひ購入してほしい商品です。自分用でではなく、料理を趣味としている方のプレゼントにも喜ばれると思います。ぜひ検討してみて下さい。
貝印 KAI 関孫六 キッチンバサミ 鍛造 オールステンレス DH3345
このキッチンバサミを購入したことで、今後余程のことがない限り他のハサミを買うことはないでしょう。デザインと洗いやすさが両立している道具は少ないので、この商品を手に入れることができて嬉しいです。これからもどんどん使っていくつもりです。
貝印 kai 関孫六 カーブ キッチンバサミ 鍛造オールステンレス DH3346
同じシリーズに刃がカーブしたハサミもあります。こちらは食材を皿に置いたままでも刃が入りやすいので、デーブル上で切り分ける時に便利です。こちらも素晴らしい出来だと思いますので、使い方にあった方を選びましょう。