キッチンバサミは事務用のものとは違い、持ち手が大きく刃も厚く作られています。これによってビニール袋や紙だけではなく、肉の筋や関節、小魚の背骨くらいならば簡単に切ることができます。
一般的に売られているキッチンバサミは、持ち手の部分がプラスチックでです。手の当たり具合は良いのですが、刃とプラスチックのつなぎ目に汚れが溜まってしまうことがあります。すぐに洗えば簡単に落ちますが、時間が経ってしまうと固まり、さらに汚れを呼び込む悪循環になってしまいます。
継ぎ目に汚れを付かないようにするには、継ぎ目を「なくす」ことが一番の方法です。そこでこの記事では、ハサミ全体が金属でできた一体型のキッチンバサミを選んでみました。一部の商品は本体を簡単に分解できるので、カシメ部分の汚れもスポンジで落とすことができます。では早速紹介しましょう。
- 貝印 キッチンバサミ DH3345
- 貝印 カーブキッチンバサミ DH3346
- 鳥部製作所 キッチンスパッター KS-203
- 金鹿工具 みまつ キッチン鋏(取り外し)
- インテックカネキ ニューコックさん C-12
- 庄三郎 キッチン鋏クリンサーK
- パール金属 キッチンバサミ C-511
- Zwilling キッチンバサミ 41470-001
- ツヴィリング クラシック料理バサミ 43923-200
- まとめ
- 【追記】「貝印 キッチンバサミ DH3345」を購入
貝印 キッチンバサミ DH3345
公式の商品説明ページ
大きさ:長さ207×幅75×高さ12mm
重量:160g
分解:可
オール金属製のキッチンバサミの中で、私が一番欲しいのはこの商品です。簡単に分解できるのはもちろん、デザインが非常に洗練されているので、ビニール袋を切るだけでもお洒落感が漂います。
刃は細かな凸凹上の刃を採用していて、切るものが滑りにくい構造となっています。製造は日本で行っていますので、品質面でも安心できます。金属の一体型なのでプラスチック柄のハサミよりは重いですが、洗いやすさを考えるとそこまでのデメリットではないでしょう。
貝印 カーブキッチンバサミ DH3346
公式の商品説明ページ
大きさ:長さ207×幅75×高さ12mm
重量:160g
分解:可
こちらは先程紹介したキッチンバサミの刃がカーブしているものとなります。お皿に乗せた肉などをつかみ上げずに切れるので、お客様にサーブする時も扱いやすくなっています。魅せるデザインですから、ホームパーティで話題になりそうなキッチンバサミです。
鳥部製作所 キッチンスパッター KS-203
公式の商品説明ページ
大きさ:長さ203mm
重量:114g
分解:可
鳥部製作所は、江戸時代から続く刃物の街 新潟県三条市にあります。伝統的な形のハサミではなく、この商品のような芸術性あふれるものも製造しています。特徴は刃と持ち手の間の『ねじり』部分、そして持ち手後部にある『接点突起(ヒットポイント)』です。ハサミを閉じる時には、まるで日本刀を鞘に入れるような感覚になりそうなハサミです。
注目すべきはその重さです。114gは下手なチッキンバサミよりも軽いです。重いと長時間使うのは大変なので、ハサミの軽さを重視する方におすすめです。
金鹿工具 みまつ キッチン鋏(取り外し)
公式の商品説明ページ
大きさ:長さ205mm
分解:可
金鹿工具も新潟県三条市にある老舗のメーカーです。切るだけではなく、栓を抜く・蓋を回す・缶のフタを開ける機能が付いたキッチンハサミになります。ハサミを大きく開くだけで分解できますので、洗うのがとても楽です。
オール金属製ですが、刃と柄の材質が違います。刃の部分はステンレス、柄は亜鉛ダイカストのクロムメッキになっているので、他のハサミよりも安価なことが特徴です。
インテックカネキ ニューコックさん C-12
大きさ:190mm
重量:190g
分解:可
インテックカネキは岐阜県関市の会社です。関市は世界でも有数の刃物の産地として知られている地域です。
実は私、このハサミを使っていたことがあります。重量は190gで少し重めですが、その分剛性感を感じれらました。動きはスムーズで気持ちよく、無駄に開いたり閉じたりしてしまいます。刃はギザ刃なので、引っ掛かりが良かったです。持ち手の穴も大きいので、力をかけて切ることができました。重さをあまり気にしない方におすすめのハサミですね。
庄三郎 キッチン鋏クリンサーK
公式の商品説明ページ
大きさ:200mm
分解:可
東京都足立区にあるハサミメーカー 庄三郎が販売しているキッチンバサミです。全体がステンレスで作られているので錆びにくいことが特徴です。昔からある形でザ・キッチンバサミという感じです。取っ手に出っ張りがあるので、爪を傷つけずに缶詰などのプルタブを起こすことができます。
パール金属 キッチンバサミ C-511
大きさ:幅70×全長200mm
重量:約200g
分解:簡単にはできない
ここから先の商品はオール金属製ですが、道具を使わないと分解できないハサミになります。
パール金属が販売しているこのキッチンハサミは重量級で、重さが200gとなっています。分厚い刃としっかりとした持ち手なので、固い骨も力を入れて切断することができます。
Zwilling キッチンバサミ 41470-001
公式の商品説明ページ
分解:簡単にはできない
ドイツに本拠を置く刃物製造会 ツヴィリングのキッチンバサミです。社名の「ツヴィリング」とはドイツ語で「双子」を意味していて、ロゴマークにも双子が描かれています。
このキッチンバサミは、ドイツのiFデザイン賞・日本のグッドデザイン賞を受賞している製品です。私の個人的な意見ですが、形が笑っているウルトラマンの顔に見えてしょうがないです。
刃の部分には細かいギザギザを付けることによって、紙から肉まで様々なものを力をかけずに切ることができます。また蓋開けと栓抜きの機能もありますので、キッチンに1つあると便利ですね。
ツヴィリング クラシック料理バサミ 43923-200
公式の商品説明ページ
大きさ:20.5×6.8×0.5cm
重量:155g
分解:簡単にはできない
こちらもツヴィリングが販売しているものになります。クラシックな外見のハサミですが、中身は最新の技術が使われているのでいつまでも切れ味が落ちません。簡単には分解できないですが、その分カッチリとした切り心地でしょう。
この商品はドイツ国内で製造されており、切れ味は折り紙付きです。料理好きな方へのプレゼントにすると、とても喜ばれそうな逸品です。
まとめ
今回はオール金属製のキッチンバサミを紹介しました。これらの中で一番欲しいのは、やはり最初に紹介した「貝印 キッチンバサミ DH3345」 です。機能もそうですが、デザインに一目惚れしてしまいました。
最後になりますが、手入れのしやすいキッチンバサミを購入してみてはいかがでしょうか?料理のモチベーションが一気にアップすること間違いなしです。
【追記】「貝印 キッチンバサミ DH3345」を購入
《関連記事》貝印のキッチンバサミ「関孫六 オールステンレス DH3345」を購入。見た目通り洗いやすいハサミです
1年間悩んだ末、とうとう買ってしまいました。商品の詳細を紹介していますので、上のリンクを押してぜひご覧下さい。