以前から作ってみたかった調味料に「ジェノベーゼソース」があります。ジェノベーゼソースとはバジルをペースト状にしたもので、パスタのソースやドレッシングとして利用されています。
このソースのレシピを調べると、結構な量のバジルの葉が必要とのことです。近くのチーパーで売っているバジルは、3~4枚の葉で100円くらいします。レシピの分量は50gですので、バジルだけで千数百円もかかってしまう計算になります。そこで節約をするために、100円ショップでバジルの種を購入して水耕栽培をしてみることを思いつきました。
この写真は種蒔きから約50日後の姿です。害虫も付かず、予想以上に簡単に、そして大きく育てられました。これならばソースに使う量を賄うことができそうです。
この記事では自分で育てたバジルを使ってジェノベーゼソース作りをしましたので、そのレシピを紹介したいと思います。
材料
- バジル 50g
- オリーブオイル 100g
- 炒った松の実 10g
- ニンニク 5g
作り方
- 材料を全て容器に入れる
- ハンドブレンダーで混ぜる
- 完成
実際の作業とコツ
収穫したバジルの葉がこちらになります。ボウルに入っている量は120gですので、50gを分けておきます。他の方のレシピを見ていると、「葉は洗わないように」との記載があります。しかし葉を見るとホコリなどが付いていましたので、さすがに水洗いをしました。
洗った後は水気を取っておきます。キッチンペーパーで1枚1枚拭く方法でも良いですが、「サラダスピナー」を使った方が楽です。1分ほどで余分な水分をなくせるので重宝しています。
松の実は軽く炒って香りを出しておきます。松の実はあまり見かけない材料ですが、行きつけのスーパーでは中華料理のコーナーに置いてありました。炒っていると、何とも言えない食欲を誘う香りがしてきます。
次に全ての材料を容器の中に入れます。葉もちぎらずに、そのまま詰めました。
今回はハンドブレンダーを使ってペースト状にしていきます。
このように刃を回転させながら、材料を潰すように混ぜていきます。初めてハンドブレンダーを使ったのですが、少量ならばフードプロセッサーよりも手軽に使えて良いですね。
十分に細かくなるまで撹拌します。
あとは保存容器に入れ替えれば完成です。時間がたつとバジルが下に沈み、オリーブオイルが上を覆うようになります。使う際にはかき混ぜるか、バジルをすくい取りましょう。
収穫したてのバジルを使ったおかげか、非常に香りが良いです。このジェノベーゼソースと茹でたパスタを和えたジェノベーゼパスタを作りましたが、バジルの芳香が口一杯に広がりとても美味しかったです。
香りは強いですが、意外とどんな料理にも合います。魚や肉料理でも良いですし、市販のフレンチドレッシングに混ぜると、いつもとは違った風味になります。私のおすすめはマヨネーズと混ぜることです。いつものマヨネーズが一瞬にしてイタリア風になります。
今回紹介したバジルの葉50gを使ったジェノベーゼソースは、一度作ると結構長い間使うことができます。香りが良いソースが1つあるだけで料理の幅が広がります。ぜひ作ってみて下さい。