「灯油ポンプ」を使って水耕栽培装置の液肥を交換しています。あるとないとでは大違いです

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 水耕栽培をしていると「液肥の全交換」をすることがあります。特に栽培が数カ月に渡る野菜では、栄養成分のリセットや浮いている藻を取り除くのに必要となります。

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 これは今育てているキャベツになります。四隅に取り付けているのは支柱で、ここに防虫ネットを被せています。しかしこの支柱せいで蓋を持ち上げることができず、液肥の交換が難しくなっています。株を手で押さえながらひっくり返すという力技もありますが、万が一茎でも折ってしまったら大変です。

 そこで、この状態から中の液肥を安全に抜くために『灯油ポンプ』を購入しました。なんの変哲もないポンプですが、ないと困る道具なので紹介したいと思います。

 

 

 

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 買ってきたものは普通の灯油ポンプです。別名『サイフォンポンプ』とも言います。

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 灯油ポンプの握る部分は赤色が多いと思うのですが、この商品はホースの色と同じものでした。品番は「CORONA PUMP SANEI No.310」と書いてあります。このキーワードで画像検索をしてみても頭が赤いものが多く、今回購入したような透明ものは少なかったです。もしかしたらレア商品かもしれないですね。

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 それでは栽培装置の液肥を交換しましょう。まずは蓋を少し開けて、灯油ポンプを液肥層に差し込みます。そしてポンプをシュポシュポすればOKです。ちなみに写真のように台に乗せて、排水口をそれよりも下にして数回ポンピングすれば、あとは自動的に流れていきます。これをサイフォンの原理と呼び、商品名の由来ともなっています。

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 1分ほどで4Lの液肥を吸い出すことができました。 少し液肥が残ってしまいますが、これを抜くには容器を逆さにする必要があるので、気にしません。また側面や底面に着いている藻はさすがに吸い取れないです。どうせすぐに増殖するので、こちらも同様に気にしないことにしています。

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 あとは新しい液肥を入れて終了です。特に難しいところもなく、簡単に作業できました。 

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 使い終わったポンプは内部に藻などが付いているので、水道水を通してきれいにしましょう。

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 今回は普通の灯油ポンプを使って、液肥の交換をしました。特に何が起きるわけでもなく、スムーズに作業を終えることができました。

 液肥の全交換はたまにする程度なので、ポンプの活躍頻度は少ないです。しかし、ないと非常に困る道具です。これからも色々な道具を使って、美味しい野菜を育てていきたいと思います。

 


三宅化学 灯油ポンプ 手動式 BD型
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灯油ポンプがなければ、液肥の交換が非常に手間のかかる作業となってしまいます。1本百円くらいで買えるので、持っておくとかなり便利です。

 


アズワン 耐酸BD型ポンプ 056 / 1-5689-01

ポンプ部分が透明なものを探しましたが、あまりないようです。楽天市場で「水用ポンプ サンエイ」で検索すると、それっぽい商品が出てきます。もしあえて透明が良い人以外は、赤色ポンプの方が手に入りやすいでしょう。