水耕栽培で使うエアーポンプは「水心シリーズ」がおすすめ。170日の連続運転もOKです

 

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 水耕栽培には液肥を撹拌しながら育てる《アクティブ法》と、静置して育てる《パッシブ法》があります。私は主にパッシブ法で野菜を育てていますが、時々アクティブ法も使っています。

 アクティブ法で栽培をする際には、液肥の撹拌を「エアーポンプ」で行っています。エアーポンプは様々なメーカーから販売されており、調べると電池式の商品もあります。好きなところ置ける電池式は便利ですが、野菜の栽培は何十日にも渡るので、電源はコンセントから取る方が良いでしょう。また作動中の振動や音が少ない方が、夜でも気になりにくいです。

 今回の記事では、私が水耕栽培で使っているエアーポンプ『水心シリーズ』のSSPP-3SとSSPP-2Sについて紹介します。

 

 

 

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 こちらが水心シリーズのミドルグレードエアーポンプ「SSPP-3S」になります。大きさは手に乗るくらいで、縦5.5cm 横12cm 高さ5cmです。

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 この商品には空気の吐き出し量を調整するダイヤルが付いています。左に回すと少なくなり、右に回すと多くなります。液肥容量が1〜2Lの小型栽培装置でエアレーションをする場合は、最小にして使っています。

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 底面には柔らかいゴム製の脚が5個付いており、駆動部からの振動が伝わりにくくなっています。

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 丸いフェルトの部分が、おそらく空気の取入口です。使っているとホコリが溜まって黒くなるので、たまに掃除をしましょう。

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 このポンプには、本体に写真のような「輪」が付いています。もし設置できる場所がなかったら、この輪にヒモを通してどこかに掛ける使い方もできます。

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 それでは実際に液肥をエアレーションさせてみましょう。用意するものはエアーポンプの他に、エアーチューブ、エアーストーン、逆流防止バルブです。

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 逆流防止バルブとは、液肥がエアーポンプに入らないようにするためのパーツです。停電などで動作が止まった場合、エアーポンプが栽培装置よりも低い位置にあると液肥が逆流してくることがあります。これを途中で止めるために取り付けます。

 逆流防止バルブは、一方方向にしか空気が流れないようになっています。写真の場合は左→右にしか空気が送れません。向きに注意して取り付けましょう。

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 それぞれを繋いだら、電源につなげて動かします。ON-OFFスイッチはないので、コンセントに挿すとモーターが駆動し、空気が送られます。

 困ったことに我が家では、屋外コンセントと栽培場所が10mほど離れています。そこで5mのエアーチューブを2本繋いで長くしました。

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 距離が長いと送気圧力が低下しそうですが、感じる限りでは問題なかったです。十分な量の空気が送られて、液肥が撹拌されています。

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 今度はエアーストーンを2個付け、25Lの液肥が入っている容器の中に入れてみましょう。液面の深さは約15cmです。この水圧でも負けず、先程と同量の空気が出ていました。

 作動音は非常に静かで、屋外であれば数mも離れれば聞こえなくなります。室内では駆動部の音よりも、ブクブクしている時の泡の破裂音の方が気になるくらいです。

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 今まではミドルグレードのエアーポンプ「SSPP-3S」の説明をしていました。次はその上位機種である「SSPP-2S」を紹介します。写真左がSSPP-2S、右がSSPP-3Sになります。基本的な作りは一緒で、吐き出し量の調整ダイヤルも同じく付いています。

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 このSSPP-2Sは意外と大きく、重いです。上に乗っているSSPP-3Sと比べると、ふた周りもサイズが違います。しかしそのおかげで能力は高く、カタログスペックを見ると、「最大吐出量:3500mL/分(SSPP-3Sは2500mL/分)」となっていました。

 実際に使ったところ、3個の5L栽培装置を楽々エアレーションできました。下位グレードのSSPP-3Sでは3個がギリギリだったので、やはりパワーが違います。エアーストーンの形状にもよりますが、あと2個くらいは増やせそうです。

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 このエアーポンプ SSPP-2Sは、キャベツ栽培で使用しました。エアーポンプを設置した場所は雨のかからない半屋外(駐車スペース)で、24時間の連続運転です。発芽~収穫までの170日間、トラブルなくノーメンテナンスで動き続けました。耐久性に優れた良いエアーポンプです。

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 今回は水心シリーズのエアーポンプ「SSPP-2S」と「SSPP-3S」を紹介をしました。私は1〜2個の栽培装置をエアレーションすることが多いので、ミドルグレードのSSPP-3Sをよく使います。もっと数が多い場合には、パワーのあるSSPP-2Sを選びましょう。

 もし水耕栽培に使うエアーポンプを探している方がいたら、水心シリーズはいかがでしょうか?高性能なのに作動音が小さく、そして価格も手頃です。エアレーションをして美味しい野菜を水耕栽培しましょう。

 


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  今回紹介した水心シリーズのミドルグレードがこの商品です。5Lの栽培装置を1〜2個エアレーションするならば、このエアーポンプがおすすめです。最大吐出量2500mL/分なので、十分に液肥を撹拌することができます。 万が一、送気機構が壊れてもパーツが別に売られており、ユニットごと簡単に交換できる親切設計です。


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水心 SSPP-2Sは最大吐出量が3500mL/分と、パワーのあるエアーポンプです。大きくても音は小さく、えっ!と思うくらいです。実際に使う際にはエアーチューブエアーストーン逆流防止バルブ、場合によりチューブコネクタが必要ですので、購入するのを忘れないようにしましょう。


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複数の栽培装置でエアレーションをする場合、空気の出る量がバラバラになってしまうことがあります。その時は「コック付き分岐管」を使いましょう。上手く調整すればそれぞれを同じ空気量にできますので、1つ持っておくと便利です。