自作した水耕栽培装置で栽培実験!リーフレタスの「ちりめんしちゃ」を育てます

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 先日、LEDテープを利用した水耕栽培装置を作りました(LEDテープを使って水耕栽培装置を自作しました。見た目よりも価格重視で組み立てます)。照度は約5000lxですので、トマトのような太陽の光を求める野菜の栽培は難しそうです。そこで比較的弱い光でも育つレタス系を使ってこの装置、つまりLEDテープの光で育てられるか試してみようと思います。

 レタスには結球・半結球・非結球型があります。どうも私にとって結球する種類は相性が悪く、成功率が高くありません。そこで今回は簡単そうな結球しないレタス(リーフレタス)を育てていきます。品種は『ちりめんしちゃ』と呼ばれるものを買ってきました。これを選んだ理由は、種袋の写真がとても美味しそうに見えたからです。それでは早速種蒔きをしましょう。

 

 

 

 

ちりめんしちゃの種

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 「ちりめんしちゃ」とは非結球型の縮れ葉レタスです。スーパーでよく見るレタス『グレートレーク』の種の色は白だったのですが、こちらは茶色をしています。

 

栽培装置

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 栽培装置はこの記事《LEDテープを使って水耕栽培装置を自作しました。見た目よりも価格重視で組み立てます》のものを使用します。初めて作った装置なので、今回の栽培中に何か問題が発生した場合は、その都度改修していこうと思っています。

 

液体肥料

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 液体肥料には微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使います。

 

2020年1月13日 種蒔き

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 食器洗い用スポンジを数cm角に切り、液肥を十分に吸わせました。この上に種をそれぞれ4個ずつ置いて、保湿用のトイレットペーパーを掛けました。

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 レタスの発芽は15~20℃くらいが最適です。部屋はこのくらいの温度なので大丈夫だと思いますが、昼と夜の温度変化を少なくするために、発泡スチロールの箱に入れて発根するのを待ちます。

 

2020年1月15日 発根

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 保温したおかげか、2日で根が出てきました。

 

2020年1月16日 ライト照射

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 もう少しで葉が開きそうなため、本日より光を当てていきます。光は12時間ごとに照射、時刻としては朝8時にライトがONになり、夜8時でOFFとなるように設定しました。

 

2020年1月19日 発芽(発芽から0日目)

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 無事に双葉が開きましたので、本日を発芽0日目として記録をつけていきます。
 光量が十分なのか、徒長はしていないようです。双葉もしっかりとした緑色ですので、今のところは順調そうですね。

 

2020年1月25日 本葉の成長(発芽から6日目)

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 ライト部分から割と多くの熱が出るらしく、液肥の蒸発が早いです。ですので時々水道水を足して、水位を保っています。
 念のため、装置内の温度がどのくらいなのか測定してみました。室内気温16.3℃に対して、装置内は24.3℃です。やはりLEDを光らせる時に出る熱が影響しているようですね。少し高めな気がしますので、空気の循環のために隙間を開けておこうと思います。

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 本葉が大きくなってきたので、だんだんとスポンジの上が狭くなってきました。そこで1回目の間引きを行います。成長の遅いものや葉に欠損があるものを、ハサミで切り取っていきます。

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 1つのスポンジに対して2株残しました。これで再び育てていきます。

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 根は培地から突き出てきており、その数は10本ほでです。隣同士で絡まないか、ちょっと心配です。

 

2020年1月29日 2回目の間引き(発芽から10日目)

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 本葉がさらに大きくなってきたので、最後の間引きを行いました。1枚目の写真が間引き前で、2枚目が後になります。どれも同じくらいの成長度合いのため迷いましたが、葉が大きい方を残しました。
 今現在、3枚目の本葉が見えているところです。もう栽培装置に移植しても大丈夫な頃合いかもしれません。移植は明日するとして、本日中に装置を組み立てておきます。用意する材料は、

  • 容量3Lの容器
  • 水道管の継ぎ手(TS-FS20)
  • 圧力分散板(プラスチック板をドーナツ状の切り出したもの)
  • アルミ蒸着保温シート
  • 発泡スチロール箱

です。

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 まず容器の蓋と保温シートに、継ぎ手が通るくらいの穴を開けます。

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 そして各材料を写真のように取り付けます。

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 これを発泡スチロールの箱に入れて準備は完了です。保温シートを大きく切り出したので、LEDの光を反射してより明るくなると思います。
 あとはタッパーで育てている苗を水道管の継ぎ手に差し込み、蓋に取り付ければOKです。この作業は明日行います。

 

2020年1月30日 継ぎ手に移し替え(発芽から11日目)

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 今日の作業は、成長した苗を引き上げて栽培装置にセットするところまでを行います。
 やはり危惧していた通り、それぞれの株の根が隣のスポンジまで到達しており、取れそうで取れない状態となっています。仕方がないので、これらの根をハサミで切断しました。少々乱暴ですが、この位では大きなダメージとはならないでしょう。
 その後、苗を折らないように継ぎ手に差し込み、蓋にセットしました。そして容器に液肥を入れていきます。しかしここで想定外のことが起きました。それはスポンジの底面が液面に届いていないっぽいのです。
 何とかなるかな?と思い、容器の縁ギリギリまで液肥を入れましたが、継ぎ手の中が見えないので今いち状況が分かりません。多分長く伸びた根は浸っていると思いますが、それだけでは水分を吸うには足りないでしょう。

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 そこで予定を変更して、根が伸びてくるまでは小さな容器で育てることにしました。この状態で成長したら、改めて栽培装置に取り付けます。次回育てる時は、もう少し簡単に定植できるようなシステムにしたいと思います。

 

2020年2月5日 移植(発芽から17日目)

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 継ぎ手に移し替えた株は、驚異的なスピードで育っています。発芽してから約2週間でこんなに大きくなるとは予想外です。

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 根も伸びてきており、これならば栽培装置にセットしても液肥に届きそうです。

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 早速、装置を組み立てて、苗を差し込みました。

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 今回の栽培では液肥のエアレーションを行います。液肥を撹拌することで、成長が早くなる効果を期待しています。使うエアーポンプは「水心 SSPP-3S」です。スペックは、

・無負荷時の最大吐出量 2,500mL/分
・消費電力2.8W/50Hz(2.3W/60Hz)

になります。この機種には「吐出量調節機能」がありますが、今回は最大となるように設定しました。
 本当は消費電力がもっと少ないエアーポンプにしたかったのですが、とりあえずは家にあったこの商品を使っていきます。

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 空気を送るとこんな感じです。このポンプは作動音が小さく、モーターよりも水泡が割れるブクブク(パチパチ)音の方がうるさいです。栽培装置は私の寝室に置いているので、もし夜に動かした場合、この音で寝付きが悪くなりそうです。そこで電源をコンセントタイマーから取ることにし、光を照射している昼の間のみエアレーションすることにしました。

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 あとは上にライト部を置けば完成です。しかし何となく分かっていたのですが、自作したライトよりも発泡スチロール箱の方が大きく、このままでは取り付けることができません。そこで物置きにあった適当な木の棒と養生テープを使って固定しました。ちょっと見た目が悪いので、週末になったら色々と調整しようと思います。

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 箱の中はこんな感じです。「ちりめん」しちゃの通り、葉が徐々にうねってきています。すでに美味しそうですね。

 

2020年2月8日 装置の調整(発芽から20日目)

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 仮で使っていた木の棒を外して、良いサイズのものに付け替えました。これで少しは見た目が良くなった気がします。

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 また大きな隙間から光が漏れているので、アルミホイルを掛けておきました。

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 前回から3日間しかたっていないのに、もうこの大きさです。調べたところによると、リーフレタスは環境が良ければ定植から1ヶ月で収穫できるそうです。確かにこの成長スピードなら納得できます。

 

2020年2月11日 早い成長スピード(発芽から23日目)

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 光をきっちり12時間当てているせいか、2~3日に1枚の割合で葉が出てきています。

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 この葉は2日前まで指先ほどの大きさだったものです。それが今や数倍の面積となっています。指で軽く摘むと、かなり薄い感じがします。もう少し時間がたてば肉厚になるのかもしれませんね。

 

2020年2月15日 茂る葉(発芽から26日目)

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 上から覗くと、見える銀色部分が少なくなってきました。あと1週間もたてば、全面が緑色になりそうな勢いです。

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 3日前に撮影した葉を再び撮影してみました。指全体が隠れるくらいまで大きくなっており、成長速度の速さが分かりますね。
 現在、移植から10日目ですので、収穫まであと20日。どこまで葉が茂るのか楽しみです。

 

 


水作 水心 SSPP-3S

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今回使ったエアーポンプがこの商品です。最大吐出量2500mL/分なので、十分に液肥を撹拌することができます。万が一、送気機構が壊れてもパーツが別に売られており、ユニットごと簡単に交換できる親切設計です。
 水心シリーズには3つのグレードがあり、それぞれのスペックは、

SSPP-2S
・最大吐出量3500mL/分
・水深25cmでの吐出量3000mL/分
・吐出量調整機能 あり 

SSPP-3S
・最大吐出量2500mL/分
・水深25cmでの吐出量1500mL/分
・吐出量調整機能 あり

SSPP-7S
・最大吐出量2000mL/分
・水深25cmでの吐出量1000mL/分
・吐出量調整機能 なし

となっています。自分の育てている栽培装置の数や大きさによって選びましょう。また実際に使う際には、

送気チューブ
逆流防止バルブ
エアーストーン

が必要になるので、用意するのをお忘れなく。