「ブロッコリースプラウト」をプラカップで栽培中。12月中旬でも育てられるのか確かめましょう

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 スプラウト(もやし)の栽培に適している季節は夏以外です。以前、真夏に豆もやしを育てたところ、1日2回の水換えを行っていたにもかかわらず、黒いカビが生えてしまいました。暑いと成長が早くて良いのですが、水の交換を怠るとすぐに腐ってしまいます。そこで12月中旬の涼しい気候となった今、スプラウトを育てることに決めました。

 昨年は何種類かのスプラウトを育て、大半は上手く収穫できました。栽培方法はの上に種をバラ蒔いて成長させ、ハサミで刈り取る形です。このまま前回と同じ方法を使っても良いのですが、少し面白味がありません。考えた結果、今回は別な育て方に挑戦しようと思います。方法としてはキッチンペーパーをなくし、根を自由気ままに伸ばします。

 育てるスプラウトの種類は「ブロッコリー」を選び、使う道具は全て100円ショップで購入しました。気になるのは、12月中旬の気温でもスプラウトを育てられるのか、ということです。対策としては、家の中のできるだけ温かいところで栽培をしようと思っています。早速種蒔きを始めましょう。

 

 

 

 

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 今回はブロッコリースプラウトを育てます。種は300mLで約1500円でした。600mLや900mL入りだともっと単価が安くなるのですが、今回は試験栽培として1番容量の少ないものを選びました。

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 ちなみにこの品種には「スルフォラファン」と呼ばれる健康に良い成分が含まれているそうです。

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 種の見た目は普通に育てるブロッコリーと違いはありません。色は茶色で、直径1.5mmの球形をしています。

 

2020年12月19日 種蒔き(種蒔きから0日目)

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 それでは種蒔きを始めましょう。用意するものは左から輪ゴム・ガーゼ・プラスチック製カップです。カップの容量は215mLとなります。

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 まずカップの中にスプラウトの種を小さじ1.5杯入れ、

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適当な大きさに切ったガーゼを輪ゴムで止めます。

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 そしてガーゼの上から水道水を入れて種を沈めます。中には浮いてしまう種がありますが、大半が浸漬していれば問題ないです。この状態で一晩放置します。

 

2020年12月20日 浸漬終了(種蒔きから1日目)

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 浸漬が終わったら水を捨て、3回ほど洗います。ガーゼを付けたまま行うと種が流れていかないので楽です。最後に水を良く切り、カップを動かして種を壁面にくっつけます。

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 以降の栽培ではカップを斜め下にして育てていきます。私は適当な箱を用意し、底の部分を縁に乗せました。また写真には写っていませんが、上にふんわりとラップを掛けて、水分が蒸発しすぎないように工夫をしています。

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 スプラウトは暗所で育てる必要があるので、このセットを小さめのダンボール箱に入れて蓋を閉じました。そして家の中でも比較的温かい場所(昼20℃ 夜10℃程度)に置きました。これからは1日2回、朝と夜に水で洗浄を行いながら観察をしていきます。

 

2020年12月21日 発根(種蒔きから2日目)

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 種蒔きから2日目で早くも発根してきました。長さは1mmほどです。

 

2020年12月22日 皮が取れる(種蒔きから3日目)

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 昨日の根は24時間でかなり伸びて、5mmくらいとなりました。根でお互いを押し合っているので、カサが増えたように感じます。また種の皮が取れて、クリーム色の双葉が見えています。成長スピードが早いので、週末には収穫できるかもしれませんね。

 

2020年12月23日 根が伸びる(種蒔きから4日目)

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 根が一気に成長して、プラカップの8割ほどまでカサが増えました。この写真を撮ったのが21時です。9時間後の翌朝にはほぼ満タンになっていると思うので、明日になったら窓辺に置いて緑化させます。

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 ちなみにスプラウトの根はガーゼを貫通して外側に出てきています。指て押し込んでも落ちないので、このまま成長させましょう。

 

2020年12月24日 緑化&収穫(種蒔きから5日目)

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 南向きの窓際に1日置いた結果、全体的に緑色に変化しました。またカサも少し増えています。

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 こちらの面が光が当たっていた方です。双葉が黄色→緑色になっているのが分かります。

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 一方でこちらは反対の面です。光が弱かったのか、黄色のまま葉が多いです。もし可能であれば、途中で位置を変えた方が均一な緑化ができると思います。 

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 それでは栽培が終わったスプラウトを洗いましょう。適当な大きさのボウルを用意し、その中に入れて軽くほぐします。なお、ガーゼに根付いてしまったスプラウトはむしり取っておきます。

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 次に水を注ぎます。すると種の皮が浮いてくるので、スプーンなどを使ってすくって取り除きます。と言っても完全に取り切るのは不可能なので、適当なところで止めます。 

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 あとは水を何度か変えて洗い、最後に水分を切れば完成です。特に味がないので、どのような料理にも合うスプラウトとなりました。

 

まとめ

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 今回はブロッコリースプラウトをプラスチック製のカップで育てました。種を蒔いて(浸漬)してから5日間という短期間でできあがりました。注意する点としては毎日の洗浄を必ず行い、緑化では向きを変えることです。

 この記事がスプラウト栽培のお役に立てれば幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


ブロッコリースプラウト種子(300ml) 高濃度スルフォラファン含有品種

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今回使ったブロッコリースプライトの種がこちらの商品です。充填量は300mL600mL900mLがあり、自分に合った量を選べます。スプラウトは通年育てられるので、大容量でも種を余らせる心配がない点が良いですね。