我が家の庭には今、ズッキーニが植わっています。このズッキーニは収穫時期が終わりつつあり、来週あたりに撤収となるはずです。撤収後、この場所では「トウモロコシ」を栽培することにしています。すでに種も用意してあり、品種は『極甘ホワイトコーン』です。種袋の説明によると、生でも食べられる甘いトウモロコシ、とのことです。
すぐにでもトウモロコシの種蒔きをしたいところではありますが、まだズッキーニが場所を占拠しています。そこで一旦ポリポットで育苗し、ズッキーニの片付け後に植え付けをしようと思います。ポットでの種蒔きには、市販の種蒔き用の土を使っても良いです。しかし今回は土と水の代わりに、バーミキュライトと液体肥料で苗を作ってみます。
体感ですが、種の発芽率は土よりもバーミキュライトの方が良い気がしています。そこでバーミキュライトでの発芽率を調べるとともに、後学としてトウモロコシを6月の中旬に種蒔きをすると、何日後に定植できる苗に育つのか記録したいと思います。 それでは準備を始めましょう。
- トウモロコシの種
- 液体肥料
- 2021年6月13日 種蒔き
- 2021年6月17日 発芽(発芽から0日目)
- 2021年6月19日 葉が出てくる(発芽から2日目)
- 2021年6月23日 順調に成長中(発芽から6日目)
- 2021年6月26日 間引き(発芽から9日目)
- 2021年7月3日 苗の完成&定植(発芽から16日目)
- まとめ
トウモロコシの種
育てる品種はホワイトコーンです。そのため種も白いはずですが、薬剤処理によって赤色となっています。種は8mm角のやや歪な三角形をしており、1袋には23個が入っていました。
液体肥料
液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。
2021年6月13日 種蒔き
ポリポットの底に土留め用の不織布を敷き、培地であるバーミキュライトを8割ほど入れました。
この培地を液肥で湿潤させ、トウモロコシの種を1ポットあたり2個蒔きます。覆土は1cmとし、種袋に入っていた種23個を全てを使いました。
これらのポットを南向きの2階のベランダに置いて発芽するのを待ちます。トウモロコシが発芽するには、比較的高い気温が必要です。最近は最高気温が30℃くらいですので、早く芽が出てくると思います。
2021年6月17日 発芽(発芽から0日目)
種蒔きから4日目で多くのポットから葉が出てきました。本日を「発芽から0日目」として記録をしていきます。
2021年6月19日 葉が出てくる(発芽から2日目)
葉は太陽の光を浴びて濃い緑色になってきました。トウモロコシは単子葉類なので、双葉がありません。中心部から次々と葉が出てくるのです。
発芽率は奇跡の100%を記録しました。バーミキュライトを使うと、やはり良好な結果になるようです。無菌なのが良いのか、それとも水はけがちょうど良いのか…いずれにせよ、間引きの際に選べる株が多くなるのは嬉しいことです。いま思えば、土にも蒔いて発芽率の比較をすれば、より客観的なデータになりましたね。何かの機会に実験してみましょう。
2021年6月23日 順調に成長中(発芽から6日目)
今のところは枯れる株もなく、順調に大きくなっています。ベランダで育てていると光が一定方向からしかこないため、どうしても曲がって育ってしまいます。そこで毎日向きを180度回転させて、真っ直ぐに伸びるように調整します。
2021年6月26日 間引き(発芽から9日目)
3日間で倍ほどの大きさに成長しました。今までに害虫や病気の被害がないのは、種にまぶしてあった薬剤のお陰かもしれませんね。
株同士の葉が触れ合ってきましたので、間引きをします。2株の中で茎が太い方を残し、片方は切り取ります。
これで間引きの完了です。
トウモロコシの育て方を調べると、定植できる苗のサイズになるまでに20〜30日かかるようです。今から植え付ける場所に肥料などを漉きこんで、準備をしておきましょう。
2021年7月3日 苗の完成&定植(発芽から16日目)
今の時期は梅雨の真っ只中です。直射日光が当たる時間よりも、雨に当たる時間の方が多いように感じます。しかしながらトウモロコシは猛スピードで成長し、定植できる程の大きさになってくれました。種蒔きは6月13日に行ったので、本日で20日目となります。概ね予定通りです。
茎は細くも太くもない、ちょうど良い具合です。
葉の数は5枚となっています。背丈は1番育っている葉の先端までで25cmです。
根張りを確認するためにポリポットを外しました。根詰まりをすることもなく、適度なスペースがある状態です。それではこの苗を持って庭に行きます。
育てたポットは11個あります。この中から成長の良いものを9個選びます。残りの2個は欠損株が出た場合の予備として取っておきます。この黒色マルチが張られた区画は1.5m×1.5mの大きさです。植え付けを始めましょう。
少々ごちゃごちゃしているので分かりにくですが、これで定植の完了です。あとは大きくなるのを待つだけです。これにてトウモロコシの苗作りは終わりです。
まとめ
今回はバーミキュライトと液肥を使ってトウモロコシの苗を作りました。偶然かもしれませんが、発芽率は100%となり非常に驚きました。発芽してからは特に気に掛けたことはなく、ただ単に液肥をあげていただけです。今後は庭に定植をしたトウモロコシが、どのように育つのか観察をしていきたいです。
最後になりますが、この記事がトウモロコシの苗作りの参考になれば幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。