べか菜の半水耕栽培に挑戦します。間引きながら固くなる前に収穫をしましょう

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 会社で仕事をしていたら、なぜか急に「べか菜」を食べたくなりました。べか菜とは小さい状態で収穫した山東菜のことであり、白菜と同じ使い方ができます。べか菜は珍しいのかスーパーで売っているのを見たことがないです。つまり食べるには、自分で育てなくてはなりません。

 以前にべか菜を水耕栽培しましたが、その時は収穫時期から少し外れてしまい、茎が若干固かったです。そのため今回は、早めの収穫を心掛けたいと思います。使う栽培装置は、100円ショップで手に入れた水切りカゴ&トレイです。ここに培地を入れて種を筋蒔きにし、間引きをしながら収穫を行っていきます。この方法ならば収穫量が多くなり、また常に柔らかい状態で食べられるはずです。それではべか菜の栽培を始めましょう。

 

 

 

 

栽培装置

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 栽培装置には100円ショップで購入した水切りカゴとトレイを使います。組み立て方は、まずトレイに遮光のための黒色ビニール袋を被せて、その上からカゴをセットします。次に不織布を敷いてからバーミキュライトを厚さ1.5cmくらいとなるように入れ、液肥で湿潤させます。これで栽培装置のできあがりです。

 

液体肥料

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 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。

 

2021年7月2日 種蒔き

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 種は3条(手前・中間・奥)となるように蒔き、覆土は厚さ2〜3mmとなるようにしました。この栽培装置を屋外に置いて発根するのを待ちます。

 

2021年7月4日 発芽(発芽から0日目)

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 双葉が開きましたので、本日を「発芽から0日目」として記録をしていきます。アブラナ科の種は芽が出るのが早く、また発芽率も良いので、安心して種蒔きができますね。

 

2021年7月5日 良好な発芽(発芽から1日目)

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 おそらく蒔いた種のほぼ全てが発芽したと思います。良い具合に3列となってくれました。もう少し大きくなったら間引きをしましょう。

 

2021年7月10日 間引き&収穫(発芽から6日目)

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 5日が経過すると双葉が大きくなり、また本葉が出てきている株も見受けられます。このままでは密集しすぎているため、間引きを行って適度に隙間を開けます。

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 ハサミを使って株同士が触れ合わない程度に間引いていきます。ちなみにハサミが入れやすいように3条蒔きにしたのですが、その恩恵はあまりなかったです。

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 株数は半分くらいになりました。これで本葉が大きくなっても大丈夫です。

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 間引いた株は後日、味噌汁に入れて食べようと思います。まずは最初の収穫の成功です。

 

2021年7月17日 2回目の間引き&収穫(発芽から13日目)

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 前回から1週間が経過しました。本葉が成長し、培地がほぼ見えない状態になっています。このタイミングで間引きを兼ねた収穫をしましょう。

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 今回は味噌汁の具2人前が採れました。

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 間引き後は何だか汚らしい感じとなっています。しかしこの状態でも、次の週末になればもっさりと茂っているはずです。

 

2021年7月24日 3度目の収穫(発芽から20日目)

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 暑いながらも1週間でかなり成長しました。強い日差しの中でライトグリーンが映えています。

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 残念なことに、一部の葉がイモムシに食べられて穴開きとなってしまいました。葉の裏を探しても姿が見えなかったので、イモムシ退治薬である「ゼンターリ顆粒水和剤」を1000倍に希釈をして散布しておきます。これで被害は広がらないでしょう。

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 今回の収穫でやっと何とか食べられるくらいの量となりました。やはりトレイが1個だけだと、満足のいく収穫量にはならないようですね。

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 採った後は再び育つのを待ちます。雰囲気的に次が最後の収穫となりそうです。 

 

2021年8月1日 最終収穫(発芽から28日目)

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 やはりべか菜の成長は早いです。もうトレイが一杯です。

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 先週にイモムシ退治薬を撒きましたが、薬剤が付着していない新芽を狙ってイモムシが再び現れていました。幸いなことにこの1匹だけっぽいので、ピンセットでつまんで取り除きます。

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 それでは最後の収穫を始めます。根本の茎を切った後に、傷んでいる葉を取り除きます。

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 これでべか菜栽培の終了です。生だと少しクセがあるので、個人的にはさっと加熱して食べるのがオススメです。

 

まとめ

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 べか菜の成長は非常に早く、毎週収穫ができました。ただ、栽培面積がA4用紙1枚分だけなので、十分な量が採れなかったように思います。次回同じ方法で育てる時にはトレイを3〜5個用意し、たくさん収穫できるようにしたいと思います。

 この記事がべか菜栽培のお役に立てれば幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。