「食べる健康ケール」を水耕栽培しています。クセがないらしいので、サラダやおひたしにして食べようと思います

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 ケールと言えば、「まずい!もう一杯!」で有名な青汁のイメージです。健康になるけれど不味い(っぽい)ので、今まで種や苗を見かけても育てようとは思いませんでした。しかし、とあるホームセンターの種コーナーに立ち寄ったところ、少し変わったケールの品種がありました。それは「食べる健康ケール」です。

 このケールは私の知っているケールの姿ではなく、葉がちりめん状になっています。またクセがないらしく、サラダやおひたしで食べられると謳っています。本当にそうならば、副菜として幅広い調理ができそうです。価格も1袋200円ほどと手頃でしたので、試しに水耕栽培をすることに決めました。

 家に帰ってから調べると、「食べる健康ケール」は従来のケールよりもコンパクトに育つ矮小品種とのことです。しかし実際はどのくらいの大きさになるか不明なため、1つの栽培装置に対して1株のみを育てようと思います。葉は大きさや部位によって少し食味が異なるらしいので、今から食べるのが楽しみです。それでは種蒔きを始めましょう。

 

 

 

 

ケールの種

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 ケールの種は薄茶〜茶色をした直径1.5mmの球形をしています。品種は「Dwarf Blue Curled Scotch」です。

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 種袋の裏面には育て方が載っているのですが、わざわざ『アオムシ、コナガの防除に努めます』と書いてあります。アブラナ科系の中でも特にケールは食害されやすいのかもしれないですね。

 

栽培装置

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 栽培装置はこの記事《「黒色ビニール袋」を使って遮光仕様の水耕栽培装置を作製。液温上昇と藻の増殖を防ぎます 》を参考にして組み立てました。支柱があると液肥の交換がやりにくいため、今回は取り付けていません。

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 追加した機能としては、お茶パックの底に穴を開けて化学繊維でできた布を通したことです。この布を通してカップ内の培地に液肥を供給します。

 

液体肥料

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 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。栽培期間中は1週間に1度、液肥槽に入っている液体肥料の全交換を行います。

 

2021年7月2日 種蒔き

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 種は培地の上に4個を蒔き、厚さ2mmくらいとなるように覆土を行いました。この栽培装置を屋外に置いて、発芽するのを待ちます。

 

2021年7月5日 発芽(発芽から0日目)

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 双葉が開きましたので、本日を「発芽から0日目」として記録をしていきます。さすがに、出てきた双葉はカールをしていないようです。本葉に期待しましょう。

 

2021年7月10日 本葉が出てくる(発芽から5日目)

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 発芽から5日で本葉が出てきました。まだ小さいので、葉にカールがあるのかは分からないです。

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 地上部の成長と共に、根がお茶パックを貫通してきました。そのため、この根が触れるくらいまで液肥を追加しておきます。

 

2021年7月15日 間引き(発芽から10日目)

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 本葉が大きくなり、それに伴って縁のギザギザが現れてきました。また若干カールしているのが見て取れます。

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 株同士が触れ合っていますので、間引きをして1株にします。小さなハサミで株元を切っていきます。

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 成長の良いものを残して、間引きの終了です。初収穫はいつ頃になるでしょうか?楽しみです。

 

2021年7月22日 遅めの成長(発芽から17日目)

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 前回より1週間が経過しました。ケールはアブラナ科ですので、成長がすごく早いと思っていました。しかし今のところは、プラカップから葉が少しはみ出るくらいです。

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 念のため根を見ると、長く伸びています。特に異常はないので、これから成長速度が上がるはずです。期待をしながら待ちましょう。

 

2021年8月8日 順調に成長中(発芽から34日目)

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 前回の写真と見比べると、数倍の大きさとなったのが分かりますね。やっと成長速度が上がってきました。

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 細くて頼りなかった茎も、今ではしっかりと太くなっています。

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 葉のカールは自己主張が強めです。いつ頃から収穫できるのか確かめたところ、どうやら10月以降が良いようです。あと2ヶ月は株の体力を付ける準備期間と考え、アオムシやアブラムシの被害を抑えながら育てたいと思います。

 

2021年8月21日 コナガの襲来(発芽から47日目)

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 暑さもピークを過ぎつつあります。そのためか、株の成長速度が上がってきたように感じます。

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 今までは特に害虫の被害はありませんでした。しかし数日前から、コナガの幼虫が葉を食べ始めたのです。葉の中央付近に直径数mmの穴がいくつも開いています。
 最初は目で見つけて捕殺しようと思っていました。ところがカールした葉のせいで影や死角が多く、どこにいるのかいまいち分かりません。

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 そのためコナガの退治薬である「ゼンターリ顆粒水和剤」を使うことにします。ケールの葉は撥水性が高いため、展着剤を加えて散布しました。これからコナガやアオムシとの戦いになりそうです。

 

2021年9月5日 もうすぐ収穫?(発芽から62日目)

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 コナガの襲来は前回の一度切りで、それ以降は被害は出ていません。株は順調に大きくなっています。

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 新しく出てきた葉はまるで「亀の子たわし」のようです。

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 茎も太くなりつつあり、出てきている葉の数も多いです。成長具合から考えると、最初の収穫は来週にできるかもしれないです。

 

2021年9月11日 不調(発芽から68日目)

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 今回収穫ができると思いきや、急にケールの調子が悪くなってきました。先週と比べてほぼ成長していないのと、株全体の緑色が薄くなった様に感じます。

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 下葉はこの様に黄色くなって次々と枯れています。新しく出てくる葉の数よりも、落ちる下葉の方が多いです。

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 こちらは頂端部分から出ている葉です。正常そうですが、触ると明らかに水分がなく、ヘナヘナしています。

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 株の不調はおそらく根にあります。液肥層の根は見た目上、問題なさそうです。しかし匂いを嗅ぐと、若干の腐敗臭がします。おそらく根腐れが発生しており、水分を吸う力を失っているのでしょう。一応念の為、次の週末まで様子を見て、栽培を続けるか決めようと思います。

 

2021年9月12日 異臭のため撤収(発芽から69日目)

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 次の週末まで待つつもりでしたが、もう駄目です。このケールの周りは明らかな異臭が漂っており、このままベランダに置いていると家族からのクレームがきそうです。

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 葉は下からどんどん黄色くなり、ポロッと取れてしまいます。

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 株のぐらつきが酷いな…と思って茎を揺らしていたら、簡単に抜けてしまいました。腐敗が進み、もう根の機能を果たしていないようです。

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 近くで見ると、一番太い中央の根が途中から千切れています。培地との境目の茎からは粘ついた液体が滲み出ており、また白い糸状菌(カビ)も繁殖しています。これらが根を犯している原因でしょう。
 茎が取れてしまった以上、もう栽培することはできません。残念ですが、栽培を終了することにします。

 

まとめ

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 もう少しで収穫というところまで育ちましたが、根腐れによって栽培終了となってしまいました。液肥の全交換は1週間に1度行っていました。それでも根腐れが起きる時には起きるようです。このケールの種蒔き時期は8月末までですので、今からの栽培は難しいです。種は保管しておいて、来年になったら再びチャレンジしたいと思います。

 この記事がケールの水耕栽培のお役に立てれば幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。