皆様は野菜を洗う時、どのような方法で行っているでしょうか?私は大きな野菜は蛇口からの流水で、ベビーリーフのような小さい葉物類はボウルに水を張って、その中で洗っています。ここで問題となるのが水の温度です。夏場はぬるいので大丈夫ですが、冬は非常に冷たくて手が痛くなってしまいます。
ある寒い冬の日、ベビーリーフが収穫できたので水洗いをする必要がありました。蛇口から出てくる水の温度は約5℃。指がかじかむ程に冷たいです。この冷水に耐えかねた私はガス給湯器をONして、一か八かで40℃の湯で洗うことにしたのです。普通に考えたら熱で駄目になりそうな気がします。しかし私の不安を他所に、ベビーリーフはシナシナになることもなく至って普通に洗えてしまいました。意外にも野菜は熱めの湯に耐えられることが分かりました。
そこで今回の記事では、野菜を洗う時に冷水ではなく、湯を使って本当に大丈夫なのかを再検証していきます。使う野菜は「わさび菜」のベビーリーフです。もし湯洗いがダメだった場合、すぐに葉が萎びてくるはずです。それでは収穫したベビーリーフを持って、キッチンに向かいましょう。
こちらが今回使うわさび菜のベビーリーフです。丈は約8cm、本葉の数は3〜4枚です。
季節柄か、所々にアブラムシが発生しているようです。
収穫を行ったベビーリーフが上の写真となります。もちろんこの時点では葉がシャキッとしています。それではホコリや汚れ、またアブラムシを取り除くために洗っていきましょう。
まずガス給湯器の温度を43℃に設定します。なぜ43℃かと言うと、この温度以上になると素手では熱すぎるからです。もちろん38℃でも40℃でも構いません。今回は検証のために高めに設定しました。
そしてベビーリーフが入ったボウルに43℃の湯を満たしていきます。実際に計測したところ、ボウルの水温は42.1℃でした。
満杯となったら30分ほど放置して、アブラムシが窒息するのを待ちます。アブラムシがいない場合はこの工程を省略して構いません。
死んだり弱ったアブラムシは写真のように水面に浮いてきます。時間がたったら再び42℃の湯でアブラムシや汚れを落とします。その後、水気を切れば洗浄の完了です。
熱めの湯で洗ったにも関わらず、葉は萎びることなくシャキッとしているのが見て取れるでしょうか。この結果より、葉にとって42℃の湯は耐えられるもののようです。ちなみにこれは未検証ですが、アブラムシは水よりも湯の方が弱りやすい気がしています。
まとめ
今回は42℃の湯でわさび菜のベビーリーフを洗浄しました。比較的熱い湯でしたが、萎れなどは発生せずに汚れを落とすことができました。過去の経験から、他にもリーフレタスやミツバでも同様に問題なく洗えることが分かっています。野菜の洗浄に湯が使えれば、冬でも手がかじかむことなく作業ができるので非常に助かりますね。
この記事が収穫した野菜の洗浄に役立てれば幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。