フルサイズのセロリを再生栽培しています。根が全くないですが、ここから再収穫できる大きさに育つでしょうか?

f:id:haruirosoleil:20220115151220j:plain
 以前、ミニセロリの切れ端を再生栽培したところ、特に問題なく復活し、収穫できるまで大きくなりました(参考記事:ミニセロリの再生栽培に挑戦しています。株元の切れ端がどこまで大きくなるでしょうか?)。この結果を受けて、頭の中には新しい疑問がわいてきました。それは『ミニセロリが再生するのであれば、フルサイズのセロリも同じ様に再生できるのではないか?』ということです。情報を集めるためにウェブで調べましたが、セロリの再生栽培はあまり例がないらしく、具体的な栽培方法までは分かりませんでした。それならば自分自身で試行錯誤をしてみるしかなさそうです。

 早速スーパーでセロリを買ってきて、外葉の部分を美味しく頂きました。そして残した芯をバーミキュライトに植えて、経過観察をしていきます。途中で腐らないと良いのですが、セロリの治癒力を信じましょう。それではフルサイズセロリの再生栽培のスタートです。

 

 

 

 

2022年1月10日 植付け(植付けから0日目)

f:id:haruirosoleil:20220115151230j:plain
 こちらが近くのスーパーで購入したセロリです。陳列棚には「セロリ(芯)」と表示されていました。

f:id:haruirosoleil:20220115151236j:plain
 切り口に根らしき物は見当たりません。所々にある丸いポツポツは、根ではなくおそらく葉脈の跡だと思います。

f:id:haruirosoleil:20220115151251j:plain
 中心の葉が残るように外葉を切り落としました。今回はこの部分を再生させていきたいと思います。

f:id:haruirosoleil:20220115151304j:plain
 直径15cm 高さ12cmのポリポットにバーミキュライトを入れ、水道水で湿潤させました。ここにセロリの芯を5cmほど埋め込みました。

f:id:haruirosoleil:20220115151437j:plain
 このポットは室内の明るい場所に置いて、様子を観察します。何日間で発根するのかは全く不明ですので、気長に待つことにします。

 

2022年1月15日 葉が緑色になる(植付けから5日目)

f:id:haruirosoleil:20220115151452j:plain
 クリーム色だった中心部の葉は、光が当たったためか緑色になってきました。今のところ、切り落とした外側の太い茎は固さを保っており、腐るような気配はありません。

 

2022年1月29日 発根(植付けから19日目)

f:id:haruirosoleil:20220203051316j:plainf:id:haruirosoleil:20220203051318j:plain
 今のところ、最初からあった葉が大きくなっているだけで、まだ新芽が伸びてくる雰囲気はないです。

f:id:haruirosoleil:20220203051321j:plainf:id:haruirosoleil:20220203051323j:plain
 しかし変化は着実に訪れています。切り口の外縁部に5個ほどの突起物が出できたのです。形状を考えると、これは根でしょう。芯を植えてから19日で発根したことになります。

f:id:haruirosoleil:20190316165941j:plain
 根が出てきたので、次の水やりからは微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを与えます。引き続き室内で育てて、根が十分に回った頃に屋外に出そうと思います。

 

2022年2月12日 外側の茎が萎れ気味(植付けから33日目)

f:id:haruirosoleil:20220212151135j:plainf:id:haruirosoleil:20220212151138j:plain
 前回の写真と見比べると、少しだけ葉の成長が進んだようです。

f:id:haruirosoleil:20220212151141j:plain
 新たな変化として、1番外側の茎が黄色っぽくなり、萎れ気味になってきました。このまま朽ちていきそうな感じです。

 

2022年2月19日 葉の変色(植付けから40日目)

f:id:haruirosoleil:20220220111646j:plainf:id:haruirosoleil:20220220111650j:plain
 発根が始まったセロリですが、なにやら調子が変です。2〜3日前から若葉が茶色く変化してきたのです。

f:id:haruirosoleil:20220220111700j:plain
 中心部を広げると、葉の先端部が特にひどい状態なのが分かります。もしかしたら根の状態が悪いのかもしれないです。バーミキュライトを軽く掘って確認しましょう。

f:id:haruirosoleil:20220220111657j:plain
 しかし見れる範囲では、根に傷みが発生している感じではなかったです。また株全体を上方向に引っ張っても抜けませんでした。これより根はしっかりと張っていそうです。

f:id:haruirosoleil:20220220111707j:plain
 次に考えたのは「蒸れ」です。このセロリは室内に置いていることから、風の流れが悪かった可能性があります。そこで外周の茎をハサミで切り取りました。

f:id:haruirosoleil:20220220111711j:plainf:id:haruirosoleil:20220220111713j:plain
 障害物がなくなったので、少しは風通しが良くなったはずです。

f:id:haruirosoleil:20220220111716j:plain
 他の可能性としては日光不足も挙げられます。そのため本日からはベランダに設置しているビニールハウス内て育てていきます。葉の褐変から回復してくれることを祈りましょう。

 

2022年2月26日 新葉の成長(植付けから47日目)

f:id:haruirosoleil:20220227125014j:plainf:id:haruirosoleil:20220227125017j:plain
 中心部の葉が茶色くなり、もうダメかも…と思っていましたが、株はとても元気です。葉の緑色も濃く、張りや艶もあります。

f:id:haruirosoleil:20220227125020j:plain
 そして中心部からは新しい葉が、傷んだ葉を押しのけて出てきました。この新芽の成長スピードは早く、日に日に大きくなっています。危機は脱したようです。

 

2022年3月5日 完全回復(植付けから54日目)

f:id:haruirosoleil:20220306125605j:plainf:id:haruirosoleil:20220306125608j:plain
 新芽はしっかりと成長しています。徐々にこんもりとした姿になってきました。

f:id:haruirosoleil:20220306125610j:plain
 前々回に切り取った一番外側の茎ですが、朽ちていたため取り除きました。その内側の茎は緑のグラデーションがきれいです。現在、ポリポットの底から根が出てきているので、来週末に栽培装置に植え替えを予定しています。

 

2022年3月12日 植え替え(植付けから61日目)

f:id:haruirosoleil:20220312183747j:plainf:id:haruirosoleil:20220312183751j:plain
 最近は縦方向に成長が続いており、葉をかき分けると茎が良い具合に伸びているのが分かります。

f:id:haruirosoleil:20220312183753j:plain
 根はポリポットの排水口から出てきました。それでは予定通り、栽培装置へと植え替えを行いましょう。

f:id:haruirosoleil:20220312183758j:plain
 栽培装置はこの記事《「バケツ&収穫コンテナ」を使った大型野菜用の水耕栽培装置の作り方。本体と支柱を分けることで強度を確保しています》を参考にして組み立てました。

f:id:haruirosoleil:20220312183802j:plain
 ポリポットを外すと根が底の方で渦巻いたので、軽く崩しておきます。

f:id:haruirosoleil:20220312183805j:plainf:id:haruirosoleil:20220312183808j:plain
 そして栽培装置の中心に株を置き、周りをバーミキュライトで埋めます。

f:id:haruirosoleil:20220312183811j:plain
 最後に、水分の蒸発を抑えるためのアルミ蒸着保温シートを取り付け、重石(タイル)を乗せれば植え替えの完了です。根の成長するスペースがかなりあるため、今後の成長が期待できそうです。

 

2022年3月19日 増える茎(植付けから68日目)

f:id:haruirosoleil:20220319181254j:plainf:id:haruirosoleil:20220319181258j:plain
 植え替えから1週間が経過しました。特に問題は発生せずに、すくすくと成長をしています。葉は茂り、装置の幅と同じくらいとなっています。

f:id:haruirosoleil:20220319181301j:plain
 株元からは何本もの枝が出ていて、まるで森のようです。

f:id:haruirosoleil:20220319181304j:plain
 根は培地槽から出て、液肥槽に達しつつあります。これからは暖かくなってきますので、害虫の動きも活発になるでしょう。セロリをよく観察しながら、被害が大きくならない内に対応をしていきます。

 

2022年4月3日 葉のシワ(植付けから83日目)

f:id:haruirosoleil:20220403161913j:plain
f:id:haruirosoleil:20220403161917j:plain
 若干のアブラムシが発生していることを除けば、概ね順調に成長中です。

f:id:haruirosoleil:20220403161921j:plain
 正常なのかは分かりませんが、新しく出てくる葉には少しシワが発生しています。日数がたてば伸びるでしょうか?

 

2022年4月13日 トウ立ち(植付けから93日目)

f:id:haruirosoleil:20220413101212j:plain
f:id:haruirosoleil:20220413101216j:plain
 最近、セロリの成長速度が落ちているようです。何があったのでしょうか?

f:id:haruirosoleil:20220413101219j:plain
 原因を探るために葉をかき分けました。すると中心部の茎が伸び気味であるのが分かります。

f:id:haruirosoleil:20220413101222j:plain
 もしやと思い先端を広げると、新葉の中に蕾が付いていました。完全なるトウ立ちです。株の成長が遅くなったのは、蕾に栄養を集中させているからでしょう。
 本当はもっと大きくしたかったのですが、トウ立ちを抑える方法はありません。後日、収穫をしたいと思います。

 

2022年4月16日 収穫&試食(植付けから96日目)

f:id:haruirosoleil:20220416211139j:plain
f:id:haruirosoleil:20220416211141j:plain
 やはり3日前の報告と比べても、ほぼ大きくなっていません。セロリのトウ立ちについて調べると、冬から春に育てたのが原因と分かりました。植付けが1月だったので、その後の春の暖かさで蕾が付いたと考えられます。

f:id:haruirosoleil:20220416211151j:plain
 気になる点としては、葉の縮れが改善されなかったことと、

f:id:haruirosoleil:20220416211214j:plain
蕾の周りの葉が少し茶色くなっている点です。液肥はしっかりとあげていましたが、何かの栄養素が足りなかったのかもしれないです。

f:id:haruirosoleil:20220416211357j:plain
 根の量は多からず少なからず、といった感じとなっています。

f:id:haruirosoleil:20220416211341j:plain
 それではこのセロリを収穫しましょう。適当な枝をハサミで切りました。

f:id:haruirosoleil:20220416211344j:plainf:id:haruirosoleil:20220416211347j:plain
 収穫の完了です。小さいながらも一応はセロリの形をしています。株元の白い部分をかじると、しっかりとしたセロリの風味と食感を感じました。しかしかなり筋っぽく、その程度はギリギリ飲み込めるか否かです。正直な話、料理には使えなさそうです。

f:id:haruirosoleil:20220416211423j:plain
 次に中心部の太い部分(トウ立ち部分)にチャレンジします。結果は同じく、筋っぽくて人に出すのは躊躇してしまいます。残念ながら食べるには向いていないセロリに成長しまったようです。

 

まとめ

f:id:haruirosoleil:20220115151304j:plain
 今回はセロリの再生栽培に挑戦しました。中心部をバーミキュライトに植え付けた結果、19日後に発根し、その後は概ね順調に成長しまいました。しかし植え付け時期が悪かったのか、途中でトウ立ちが始まり、栽培を終えざるを得ませんでした。また可食部に筋が多かったのは栽培方法が適切ではなかったことが考えられます。次回はセロリの栽培方法をしっかりと勉強してから挑みたいと思います。

 この記事がフルサイズセロリの再生栽培のお役に立てれば幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。