イタリア野菜の「カーボロネロ(黒キャベツ)」を水耕栽培中。どんな味なのか今から楽しみです


 会社帰りにホームセンターに寄ると、園芸コーナーでイタリア野菜フェアをやっていました。置いてある苗を見ると、育てたことのあるスティッキオやケールの他に、縮れた葉を持つ苗がありました。その名前は「カーボロネロ」です。ラベルには詳細が書かれていなかったので、とりあえず購入してみることにしました。

 帰宅してこのカーボロネロについて調べると、非結球キャベツの一種で、どちらかと言うとケールに近いようです。葉の色が濃いために日本では『黒キャベツ』とも呼ばれています。収穫時期は秋〜春で、厳寒期には甘みが増して美味しくなるそうです。スーパーでも見たことがない野菜なので、どんな味なのか食べてみるのが楽しみです。

 今回はフェアで気になった野菜カーボロネロを水耕栽培します。購入した苗は土で育てられているので、その土を洗い流して水耕に移行させます。種からの栽培と異なり既にある程度のサイズになっていますので、初収穫までの時間は短いと思います。それでは栽培の開始です。

 

 

 

 

栽培装置


 栽培装置はこの記事《「バケツ&収穫コンテナ」を使った大型野菜用の水耕栽培装置の作り方。本体と支柱を分けることで強度を確保しています》を参考にして組み立てました。

 

液体肥料

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 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。

 

アオムシ・イモムシ対策薬

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 葉物野菜の天敵は葉を食害するアオムシ・イモムシです。もし葉を食べられているようでしたら、退治薬である「STゼンターリ顆粒水和剤」を散布します。希釈倍率は1000倍とし、葉に定着しやすいように展着剤(商品名:ダイン)を加えます。

 

2022年9月3日 根洗い&植え替え(0日目)


 こちらが手に入れたカーボロネロです。葉には縮れによる凹凸があり、色はダークグリーンとなっています。立ち姿はケールとかなり似ていますね。


 この株は土で育てられているので、根洗いをして土を落とします。バケツに水を張って、その中で優しく根を崩していきます。


 土を完全に取り除くことはできないので、ある程度のところで止めました。細かい根は切れてしまいますが、時間がたてば再生すると思います。


 続いて、5号ポリポットに培地(バーミキュライト)を入れ、根洗いをしたカーボロネロを植え付けます。植え付け後は液肥をたっぷりと与えました。


 これで植え替えの終了です。竹の割り箸を仮支柱として使っています。今後1週間ほどは直射日光が当たらない明るい日陰に置いて、根が伸びて来るのを待ちます。

 

2022年9月11日 植え替え成功(8日目)


 植え替えから1週間が経過しました。どの葉も枯れ落ちることなく、そして前回の報告時よりも少し大きくなっているのが分かります。上手く根付いたようです。今後は様子を見て日向へと出そうと思います。

 

2022年9月21日 順調に成長(18日目)


 特に何事もなく、順調に成長しています。このペースならば、9月末〜10月初旬に栽培装置への定植ができそうです。


 ちなみに割り箸の支柱ですが、常に湿っているためカビだらけとなってしまいました。見た目が良くないので、次回からはプラスチック製のものを使います。

 

2022年9月28日 栽培装置に定植(25日目)


 残暑も終わり、ようやく朝晩が涼しい気候になってきました。それに伴ってカーボロネロの成長も加速しています。新しい葉がどんどん出てきており、葉のサイズも上部になるほど大きいです。
 天気予報と私の予定、そして株の成長具合を考えると、今日が定植する良いタイミングです。それでは栽培装置を用意して植え付けましょう。


 ポリポットを取り出し、株元が栽培装置の中心となるようにセットしました。そして周りをバーミキュライトで埋めて、液肥で十分に湿潤させます。


 これで定植の完了です。今後は太陽の良く当たる場所に置いて、更に成長するのを待ちます。

 

2022年10月24日 初収穫(51日目)


 この1ヶ月間は特筆すべき点はなく、かなり順調に成長しました。キャベツとは異なり結球はせずに等間隔で葉が出てきています。


 葉の表面にはブルームがあるためか、軽い雨がかかっても綺麗な水玉となって滑り落ちていきます。


 葉は十分に大きくなっていますので、本日最初の収穫を行います。大きく育っているものを中心にハサミでカットしていきます。



 まずは1枚目の収穫完了です。葉全体に粗い凹凸があり、縁が内側にカールしているのが特徴です。普通のキャベツのような柔らかさは感じず、厚みを感じる触感です。


 この調子で収穫を続け、今回は8枚が採れました。邪道かもしれませんが、今回の分はざく切りにして鍋の具材として使ってみました。味に癖はなく、長い時間加熱しても歯ごたえがしっかりと残っていました。初めての食材なので、調理方法をもう少し研究していきたいと思います。



 収穫後の株がこちらの写真になります。かき取り収穫をしたので半分より上の葉は残っています。葉の枚数が回復したら、再び採りましょう。

 

2022年11月13日 2回目の収穫(71日目)



 葉がかなり成長したので、写真に収まり切らないです。1回目の収穫から20日で再び収穫できるサイズになってくれました。


 葉に小さな穴が空いていたので裏を確認したところ、体長5mmほどのイモムシがいました。他の場所にも2匹いましたので、これらは捕殺しておきました。晩秋になっても卵を産み付けられるのですから油断できないですね。


 葉が十分に大きくなったので、2回目の収穫を行いました。1回目の収穫でカーボロネロを美味しく食べるコツが分かりました。それは「長時間」加熱をすることです。普通のキャベツの様にサッと加熱するでは繊維はまだまだ固いです。葉の色が茶色っぽく変わるくらいまで煮ると、やっと柔らかくなります。加熱しすぎるくらいが丁度良いです。冬は鍋物が多くなる時期なので、我が家ではざく切りにした葉を入れて美味しく食べています。

 

2022年12月6日 3回目の収穫(94日目)


 カーボロネロは3週間で収穫前の姿に戻るようです。下の葉から採っていくため、何となくヤシの木っぽい姿になってきました。上の方に葉があるので、バランスを崩して倒れそうにも見えます。


 しかし茎は太く固いため、そう簡単には曲がったりしないでしょう。ただ支柱を立てていた方が安心だと思います。


 今回は4枚の葉を収穫しました。定期的に採れる野菜を育てていると、お得な気分になれますね。

 

2023年1月29日 成長の停滞(148日目)



 葉が成長したら2〜3枚ずつ収穫しています。さすがに最近は気温が低いので葉が大きくならず、また収穫のペースも落ちています。


 寒さに当たっているためか、株元付近は緑色→紫色に変化をしました。


 冬至も過ぎて、昼間の時間が徐々に長くなっています。今育てている他のアブラナ科の野菜は蕾を付け始めました。カーボロネロはいつ蕾を付けるのか気になるところです。

 

2023年3月5日 蕾を発見&栽培終了(183日目)



 先週くらいから、葉と葉の間の茎が伸びてきました。暖かくなったので成長が始まったのかと思ったのですが、この予想は外れでした。


 本日確認したところ、先端部に蕾が付いていたのです。茎が伸びていたのは花を咲かせようとしていたからですね。


 できている蕾花のサイズは小さめです。色が紫掛かっていることから、開花するのはもう少し先でしょう。


 株の先端に蕾が付いたことがスイッチになったのか、今は脇芽が成長しつつあります。このまま放置していると、この脇芽にも蕾ができて花を咲かせるでしょう。
 蕾が付いてしまったので、カーボロネロ栽培はここで終了したいと思います。昨年の9月初旬に苗を植え付けてから半年間、たくさんの葉を収穫できて良かったです。

 

まとめ


 今回はカーボロネロの水耕栽培を行いました。途中でイモムシの被害に遭いましたが、小さい範囲内で収まってくれて助かりました。カーボロネロを初めて食べた感想としては「固い」です。結球キャベツよりもケール寄りの葉質のため、ゴワゴワとしています。しかし固いと言っても繊維っぽさはなく、しっかりと加熱すれば美味しく食べられました。珍しい野菜を育てられたので、とても満足しています。

 この記事がカーボロネロ栽培のお役に立てれば幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

【追記】2023年3月19日 開花(197日目)


 栽培終了の宣言をしてからも、そのままの状態で置いていました。すると日に日に丈が伸びて、現在は栽培装着を含めて150cmの高さとなりました。


 同時に蕾も膨らみ、つい数日前に開花しました。花はクリーム色に近い黄色で、4枚の花弁が十字の形をしています。綺麗なのでもう少し花を楽しんでから片付けをしたいと思います。


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