不織布の代わりに「洗って使えるペーパータオル」を使ってベビーリーフを栽培中。破れずに収穫まで耐えられるでしょうか?

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 私がベビーリーフを育てる時には、水切りカゴを利用した栽培装置を使っています。培地であるバーミキュライトをカゴの中へ入れて栽培するのですが、そのままでは隙間から全て流れ出てしまいます。そのため土留めとして不織布を適当な大きさに切って、カゴとバーミキュライトの間に入れて運用しています。

 土留めの不織布は近所の100円ショップで買っています。しかしある時を境に、店頭から一斉に消えてしまったのです。もちろんホームセンターで売っている不織布を買えば良いのですが、単位面積あたりの値段が何倍もするのです。そのため在庫が復活するまでの間、節約や再利用をしてしのぎました。

 幸いなことに現在は流通が戻り、以前と同じように買えています。ただ、いつ同じことが起きるか分かりませんので、今使っている不織布に代わる資材を見つけることにしました。いくつかの候補の中から選んだのは「洗って使えるペーパータオル」です。このキッチンペーパーには化学繊維が織り込まれており、破けにくいのが特徴です。

 今回の記事では土留めとして化繊入りキッチンペーパーを使って、ベビーリーフの栽培をしようと思います。今の季節ですと栽培期間は約40~50日のため、その間に劣化やその他の問題が起きないか確認します。それでは栽培装置の準備を始めましょう。

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バーミキュライト+連続点灯でアブラナ科を栽培中。培地による成長差を確認しましょう

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 先日、お茶パックが培地として使用できるかの栽培実験を行いました(参考記事:「お茶パック」の培地を使ってサラダミックスを室内栽培。まずは小さい容器でテストをしましょう)。しかし蒔いた種は成長不良を起こしてしまい、お茶パックは培地として利用できないことが分かりました。この時に気になったのは、なぜ成長不良を起こしたのか?ということです。可能性として考えられるのは、

  • 光を24時間連続照射したため
  • 培地に使ったお茶パックによる影響
  • 増殖した藻によるもの

です。

 藻の増殖をコントロールするのは難しいので、今回の栽培では野菜の品種や光の照射条件はそのままに、培地をお茶パック→バーミキュライトへ変更して行うことにします。もししっかりと育つようであれば、お茶パックに問題があったと言えそうです。それでは検証栽培を始めましょう。

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「お茶パック」の培地を使ってサラダミックスを室内栽培。まずは小さい容器でテストをしましょう

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 今年の冬は室内でのベビーリーフ栽培に挑戦しています(参考記事:24時間ずっと光を当てながらミックスレタスを栽培しています。予想通り短期間で収穫できるでしょうか?)。ベビーリーフの種は培地であるバーミキュライトに蒔き、葉がほど良い大きさになったら収穫する予定です。

 バーミキュライトは手に入りやすく、また低価格なので、培地として非常に優秀です。しかし一方で、移し替える時に粉塵が舞いやすかったり、再利用ができない故、収穫後にゴミがたくさん出てしまうのが問題です。室内栽培であれば屋外よりも環境が穏やかなので、もっと扱いやすい培地がありそうです。そこで色々考えを巡らせた結果、「お茶パック」を使うことを思い付きました。

 お茶パックとはその名の通り、中に茶葉を入れるための袋です。不織布でできているので細かな穴があり、この上に種を蒔いたとしても根が上手く張ってくれるでしょう。

 今回の記事では色々な品種を混ぜた種を用意し、小さな容器でこれらを試験栽培してみることにしました。もし本当にお茶パックの上でベビーリーフを育てることができるならば、バーミキュライトを凌ぐ培地になりそうです。早速種蒔きを始めましょう。

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発泡スチロール箱を利用した水耕栽培装置の注意点。虫に穴を開けられるかもしれないです

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 水耕栽培では液体肥料(液肥)を使って野菜を育てます。液肥には成長に必要な栄養が全て含まれており、これらを根から吸収することで野菜は枝葉を伸ばしていきます。

 水耕栽培では液肥を貯めておく容器が必要になります。1番安くて手に入りやすいのは、おそらく発泡スチロール箱です。大きいものでは数十Lの液肥が入るうえ、スーパーでは無料でもらえることもあります。空気を多く含むため保温性に優れており、また柔らかいので加工をするにも便利です。

 この便利な発泡スチロール箱を使って、昨年の夏にナスを水耕栽培しました。しかし加工のしやすさがアダとなったのか、虫に穴を開けられて水漏れが起きてしまったのです。この記事では、発泡スチロール箱に穴が開いた事例を写真付きで紹介します。

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家庭菜園で余った種の活用方法。ベビーリーフにして食べてしまいましょう

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 家庭菜園では種を蒔いて野菜を育てることが多いです。もちろん苗を買ってくることもありますが、小松菜やチンゲンサイといった葉物野菜は種の方が安くなります。

 私の菜園はベランダの一角にあり、広さは1m平米ほどしかありません。この面積では種袋に入っている種を使い切ることはできず、下手をしたら9割が残ってしまう場合もあります。もちろん次シーズンにも蒔きますが、全て使い切るのにはかなりの時間がかかるでしょう。

 保管している種袋を良く見ると、種が多く入っている品種は水菜などのアブラナ科系とレタス系です。そこで種を消費する方法を考えた結果、「ベビーリーフ」にして食べてしまうのが1番早そうです。この記事では余った種をベビーリーフとして活用する方法を紹介します。

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ザワークラウトを使ったレシピを紹介します。カレー炒めが1番のオススメです

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 先日、キャベツの発酵食品であるザワークラウトを作りました(参考記事:塩とキャベツで「ザワークラウト」作りに挑戦。真冬でも1週間で完成しました)。作り方を簡単に説明すると、千切りキャベツに塩を混ぜて、温かいところに置きます。すると微生物の力で発酵し、酸味のあるキャベツとなるのです。

 発酵が終わったザワークラウトを早速食べてみましたが、可もと不可とも言えない味で、何とも評価を付け難い食材でした。あえて言うなれば、旨味成分がもっとほしい感じです。そこで色々な料理に入れて試食をした結果、加熱したり、味の強い調味料と混ぜると食べやすくなることが分かりました。また炒めても食感が残るので、これを利用して調理をすると良さそうです。

 そこでこの記事では、ザワークラウトを材料に使った料理を紹介します。実際に作って美味しかったレシピですので、参考にしてはいかがでしょうか。

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ベビーリーフの収穫〜保存で使っている道具を紹介。洗い桶・サラダスピナー・大きなタッパーがあると便利です

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 今季はベビーリーフの栽培に力を入れています。育て方としては、A4サイズの水切りトレイに土代わりのバーミキュライトを入れ、ここに種を蒔きます。季節が良ければ30日ほどで成長し、栽培トレイ1個あたり100〜120gが収穫できます。我が家では主にサラダとして食べています。

 現在、ベランダにはベビーリーフ用の栽培トレイが何個も設置してあります。寒くて成長が滞り気味とは言え、過去に採れた量を合計すると1.5kgほどにもなります。最初の収穫ではコツが分からずに手間取りましたが、今では3つの道具「洗い桶」「サラダスピナー」「大きいタッパー」を使い、収穫→洗浄→保管までスムーズに行っています。この記事ではこれらの道具について紹介します。

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