イタリアンパセリのセル苗を水耕栽培装置に定植。土を洗い流して、バーミキュライトと液肥で育てます

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 父親がイタリアンパセリの苗を買ってきました。話を聞くと、ポット苗は売っておらず、10連のセルトレイ、つまり10株セットでしか買えなかったようです。プランターで育てるには数が多く、このままでは使い切れないとのことでした。そこで3株を私が引き取って水耕で育てることにしました。

 野菜を苗から育てるメリットは、収穫までの期間が短くなることです。種から育てた場合、セル苗の大きさになるまでに少なくもと1ヶ月はかかります。この期間をショートカットできますので、初収穫は植え付けから数週間後にできるでしょう。

 今回の栽培では、店舗で購入したイタリアンパセリのセル苗を水耕栽培してみます。順調に育てば、父親のプランターと私の栽培装置で大量のパセリが採れるはずです。使い道は後で考えるとして、早速植え付けの準備をしましょう。

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ミニセロリの再生栽培に挑戦しています。株元の切れ端がどこまで大きくなるでしょうか?

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 自宅に帰ると、キッチンのテーブルに野菜切れ端が置いてありました。何かの株元で、パッと見た感じでは水菜のようでした。最初はゴミかと思いましたが、お皿に入れられており、明らかに扱いが違っています。どうやらサラダに使った「ミニセロリ」の余りで、再生栽培ができるかもしれないからと取り置いてくれたようです。

 ミニセロリとは名の通り、通常サイズのセロリと比べて小さく育つ品種です。使い方としてはサラダに入れたり、パスタやスープの彩りとしたりします。もちろんセロリ特有の香りもあり、料理のアクセントとして使われるものです。

 切り取られた株元を観察すると、茎が細く、白色をしています。通常のセロリは茎が緑色です。これよりこのセロリは〈ホワイトセロリ〉な気がします。ホワイトセロリの姿はミツバに近く、繊維が柔らかいことが特徴です。

 今回の記事では、取り置いてくれたミニセロリの切れ端を再生栽培しようと思います。まずはポリポットに入れたバーミキュライトで体調を回復させ、根が伸びてきたら水耕栽培装置に移植する予定です。大半の葉がなくなった状態から新芽が出てくるでしょうか?それでは栽培を始めましょう。

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水耕栽培の液肥には「微粉ハイポネックス」がおすすめ。少量購入できるのも利点です

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 水耕栽培は土耕栽培と違い、根が液体に浸った状態で育てます。もちろん水道水だけでは育つことはできないので、「液体肥料」と呼ばれる、成長に必要な栄養分が入っている水を使います。液体肥料は様々な商品が売られており、その中で私は『微粉ハイポネックス』を使って野菜を育てています。

 微粉ハイポネックスとは、株式会社ハイポネックスジャパンが販売している液体肥料の素です。微粉と名の付く通り、粉末状になっていることが特徴です。これを水に溶かすことで、液体肥料として使えるようになります。

 今回の記事ではこの商品について紹介すると共に、使う際のちょっとしたコツを書きたいと思います。

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リーフレタス3種をポリポットで半水耕栽培。かき採り収穫をしながら長く楽しみます

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 私と同じく、父も家庭菜園をしています。私のメインはベランダでの水耕栽培ですが、父親は庭での土耕栽培です。父親は数年前から、サニーレタスを面白い方法で栽培しています。それはポリポットに種を蒔き、植え替えをせずにそのまま育て、かき取り収穫をしているのです。

 ポリポットは限られた量の土しかないので、大きく育たないと思いきや、意外にも立派な株となっているのです。この「ポリポット栽培」の利点としては、準備が簡単・移動が楽・後片付けが最小限なことでしょう。こうして考えると、むしろベランダ菜園で使った方が恩恵がありそうです。そこでこの栽培方法を少しアレンジして、私も葉物野菜作りにチャレンジすることにしました。父と同じサニーレタスでは面白味に欠けますので、今回はサニーレタスではないリーフレタスを3品種育ててみようと思います。

 今の季節は夏。夏蒔きのレタスで一番難しいのは、おそらく発芽でしょう。レタスの種は25℃以上になると、発芽率が悪くなってしまいます。そこで少しでも発芽率を良くするために、空調の効いた部屋で発根をさせてから屋外に出す予定です。それでは栽培を始めましょう。

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ミニ大根をペットボトルで栽培しています。高さが欲しいのでペットボトルを逆さまにして使いましょう

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 今年の春にミニ大根を牛乳パックで育てました (参考記事:ミニ大根を牛乳パックで栽培中。限られたスペースでどこまで成長するのか確かめます)。収穫自体は上手くできましたが、気になったのは栽培容器が少し小さかったことです。牛乳パックの寸法は7cm×7cm×20cmですので、これ以上のサイズになる大根は育てられません。また培地量が1Lとあまり多くないため、水やり回数が多いのも手間でした。そこで次回はもっと大きい容器を使って、大根を栽培することに決めました。

 そして再び、大根の栽培時期がやってきました。今回は容器として、2Lのペットボトルを加工して使うことにします。牛乳パックと比べて2倍量の培地が入るので、より大きい大根を育てられたり、また水やりの手間が少なくなるはずです。育てる大根は前回と同じくミニ大根ですが、品種が異なります。選んだ品種は根が短く太くなるらしいので、2Lのペットボトルで育てるには丁度良さそうです。それでは種蒔きを始めましょう。

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【栽培断念】キャベツの水耕栽培に再挑戦。これまでの経験を使って今度こそ立派な玉を収穫したいです

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 以前に水耕と半水耕でキャベツを育てました。しかしながらどれも結球が途中で止まってしまい、市販のサイズにはならなかったのです。そこで次こそ立派なキャベツを採るべく、今年も栽培にチャレンジすることにしました。

 過去の栽培で問題となった点としては、

  1. 自重に耐えられずに株が傾く(水耕の場合)
  2. 夏場の水やり回数が多い(半水耕の場合)
  3. 大量のアブラムシやアオムシが発生する(水耕・半水耕)

です。1番目と2番目は栽培装置を工夫することで解決します。3番目のアブラムシは人力でどうにかできる問題ではないため、適切に農薬を使うことで発生を抑えます。

 本日、スーパーに行ったところ、立派なキャベツが1玉98円で売っていました。育てるための資材代と手間賃を考えると、絶対に買った方が安いでしょう。それでも自分で育てたキャベツを食べたいのです。それでは準備を始めましょう。

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珈琲考具の「ワンドリッパー」を使っています。ステンレス線だけで作られていて非常に美しいです

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 私はほぼ毎日、昼食後にコーヒーを飲んでいます。このコーヒーはお湯を注げば完成するインスタント式ではなく、挽いた豆を使うペーパードリップ式です。コーヒーを始めてから今までは、300円で買ったプラスチック製のドリッパーを使っていました。しかし違う道具を使ってみたいと思い、いろいろなドリッパーについて調べてみました。

 最初は陶器製のものを考えましたが、重いのと、落としてしまうと割れるので候補から外しました。またペーパーを使わない金属メッシュ製のものは、コーヒーカスの片付けに手間がかかるため手が伸びませんでした。最終的に決めたのは、珈琲考具の「ワンドリッパー」と呼ばれるドリッパーです。この商品はステンレスの線(ワイヤー)で作られた、個性的な姿のドリッパーです。この記事では、購入したワンドリッパーについて紹介します。

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