珈琲考具の「ワンドリッパー」を使っています。ステンレス線だけで作られていて非常に美しいです

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 私はほぼ毎日、昼食後にコーヒーを飲んでいます。このコーヒーはお湯を注げば完成するインスタント式ではなく、挽いた豆を使うペーパードリップ式です。コーヒーを始めてから今までは、300円で買ったプラスチック製のドリッパーを使っていました。しかし違う道具を使ってみたいと思い、いろいろなドリッパーについて調べてみました。

 最初は陶器製のものを考えましたが、重いのと、落としてしまうと割れるので候補から外しました。またペーパーを使わない金属メッシュ製のものは、コーヒーカスの片付けに手間がかかるため手が伸びませんでした。最終的に決めたのは、珈琲考具の「ワンドリッパー」と呼ばれるドリッパーです。この商品はステンレスの線(ワイヤー)で作られた、個性的な姿のドリッパーです。この記事では、購入したワンドリッパーについて紹介します。

 

 

 

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 このワンドリッパーは、下村企販株式会社が『珈琲考具』ブランドとして製造・販売しているものです。ちなみに下村企販売はステンレス加工で有名な新潟県燕市に本社があります。

 サイズ展開は1〜2杯用と2~6杯用の2種類で、私の購入したものは1〜2杯用です。手のひらに乗るほどの大きさであり、幅13cm× 奥行き10cm×高さ8cmとなります。

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 このドリッパーの特徴は、本体が太さ3mmほどのステンレス線(ワイヤー)で作れていることです。縁は互い違いにステンレス線が溶接されており、その端は丸く処理されています。触ってもバリは全く感じられません。

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 底の部分のワイヤーは全て同じ角度で曲げられており、とても美しいです。

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 もちろん取手も1本のワイヤーを曲げて作られています。この形状ならば、どこかに引っ掛けておけそうです。

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 真横と真上から撮影をしてみました。ぐるぐる回しながら全体を確認しても、気になるような歪みやステンレス線の不等間隔などはありません。国内で製造されていることから、職人の手によって1個ずつ丁寧に作られているのでしょう。素晴らしいです。

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 それでは早速コーヒーを淹れます。このドリッパーは扇型のペーパーフィルターでも、円錐型のものでも使えます。私が使っているのは、ハリオのV60ペーパーフィルター1~2杯用です。セットするとちょうど良いサイズになります。

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 コーヒー豆を10g入れて、表面を軽く均します。そしてお湯を20mL注いで蒸らし、その後180mLを入れて抽出します。ワイヤーで作られているが故に、今どのくらいの量がドリップできているのか、カップの中を直接見れるので便利です。

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 抽出中のドリッパーを撮影しました。コーヒー豆の濃茶色の中で、ステンレス線が輝いています。

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 このドリッパーの説明を読むと、

・ドリップ時に発生するガスを外に逃がす! 壁のないドリッパー
・ガスの抜けが良いので、お湯が均一にコーヒー粉を通り雑味を出さない
・香りをダイレクトに抽出できて、豆のもつ旨みを最大限に引き出す

とのことです。
 実際にできたコーヒを飲むと、味や香り共に従来のプラスチック製ドリッパーとの違いは全く分かりませんでした。残念なことに、私の味覚はあまり繊細ではないようです。

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 使い終わったドリッパーは洗う必要があります。ささっと水で流して乾かします。蛇口からの水を通すとそのほとんどが通過してしまい、あまり洗った感が出ないです。もちろんちゃんと洗えていますので、気持ちの問題ですね。一方で風通しは抜群に良いため、乾燥はとても早かったです。

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 今回はステンレス線で作られたドリッパー「ワンドリッパー」を紹介しました。価格は2000円程度と、安価なプラスチック製と比べて5倍くらい高いです。しかしステンレス線のみで作られた美しい姿が、所有欲を満たしてくれます。もし気になる方がいましたら、ワンドリッパーを購入してはいかがでしょうか?きっと気に入ると思いますよ。

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 こちらが今回は紹介したワンドリッパー(1〜2人分)です。プラスチック製や陶器製はよく見ますが、ワイヤー製のものは珍しい気がします。職人が1つ1つ手作業で作っていると思うと、入れたコーヒーが美味しく感じますね。

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 ワンドリッパーの姉妹品として、2人分以上を淹れられる大きいサイズも展開しています。最大6人分を入れることができるので、かなり大きそうです。

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 1〜2人用のワンドリッパーには、ハリオのペーパーフィルターがピッタリでした。ドリッパーの形状的に、扇型よりも円錐型の方ががセットしやすいでしょう。