ミツバの水耕栽培に挑戦しています。今回は再生栽培ではなく、種から育ててみましょう

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 以前、スーパーで売っていたミツバを再生栽培しました(参考記事:食べ終わったミツバの「再生栽培」に挑戦。ちょっと長めに切り落としましょう )。この時は1株だけの栽培だったので収穫量が少なく、料理に使うには物足りませんでした。そこで今年は6株を同時に育てて、収穫量のアップを試みることにします。

 栽培は前回と同じように、スーパーで買ってきたミツバを再生栽培をするつもりでした。しかし食用のミツバを6株分買ってくると、400円くらいかかってしまいます。一方で種からですと、時間を無視すれば100円強で育てられます。そのため今回は、より低コストな種からの栽培をしようと思います。

 ミツバの栽培で注意することは、日光が良く当たる場所で育てると、葉や茎が固くなってしまうことです。より美味しいミツバを食べたるために、栽培装置は日陰に置いて、柔らかい状態で収穫をする予定です。 それでは種蒔きを始めましょう。

 

 

 

 

ミツバの種 

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 種は幅1mm 長さ5mmほどの細長い形をしています。ミツバには品種がないのか、種袋には何も書かれていませんでした。

 

栽培装置

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 栽培装置はこの記事《「黒色ビニール袋」を使って遮光仕様の水耕栽培装置を作製。液温上昇と藻の増殖を防ぎます 》を参考にして組み立てました。

 

液体肥料

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 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。

 

2021年3月21日 種蒔き

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 種は1カップあたり7個くらいを置き、厚さ5mmとなるように覆土を行いました。種蒔き後は部屋の中で管理し、芽が出てきそうになったら屋外に移動させます。

 

2021年4月3日 発芽(発芽から0日目)

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 種蒔きから2週間で双葉が開きました。ミツバが発芽するまでには、結構な日数が必要なようです。本日を「発芽から0日目」として記録をしていきます。

 

2021年4月10日 1回目の間引き(発芽から7日目)

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 ミツバの発芽率はあまり良くないと聞いていましたが、蒔いた種のほぼ全てが発芽したようです。このまま育てると窮屈ですので、間引きを行います。

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 小さなハサミを使って、スペースが開くように切っていきます。

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 1回目の間引きが完了しました。

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 栽培装置を置いている場所は我が家の北側です。日が当たるのは夕方の数十分のみとなります。日陰なので、きっと茎や葉は柔らかくなってくれるでしょう。

 

2021年4月18日 本葉が出る(発芽から15日目)

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 発芽から2週間で本葉が出てきました。もう少し大きくなったら2回目の間引きをします。

 

2021年4月24日 2回目の間引き(発芽から21日目)

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 本葉が開いてカップの中が手狭となってきました。今は1カップあたり3株がある状態なので、2回目の間引きをしてスペースを開けます。

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 一番成長しているものを残して間引きの終了です。あとは大きくなるのを待つだけです。最初の収穫はいつ頃できるのか気になります。

 

2021年5月7日 ゆっくりと成長(発芽から34日目)

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 ミツバはゆっくりとですが、確実に成長しています。

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 今のところ、どのカップも葉は3セット目です。まだ収穫するのは我慢です。

 

2021年5月23日 葉の数が増える(発芽から50日目)

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 発芽から50日が経過し、ミツバはやっと大きくなってきました。ここまで時間がかかったのは、やはり直射日光がほぼ当たらない北側で育ててるせいでしょうか?

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 株元の分岐も多くなっており、これからは更に葉の数が増えそうです。

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 根は栽培期間の割に伸びていません。
 ミツバはある程度のサイズにはなっていますが、株を充実させるために収穫はもう少し後にしようと思います。このペースで育てば、2週間後に初収穫をする予定です。今から楽しみですね。 

 

2021年6月6日 収穫、しかし…(発芽から63日目)

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 葉の数は多くなり、立派な姿となりました。この状態ならば十分な量を確保できそうです。早速収穫を…といきたいですが、葉の具合が少し変なのです。

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 新葉の緑色がまだらとなり、さらに縮れが目立ちます。

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 また新芽は黒く変色している部分が見受けられます。何かの病気を患っているのかもしれないです。

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 とりあえずは食べられそうな葉を収穫しましょう。そして同時に、変色や変形が激しいものは切り落としてしまいます。

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 これで収穫の完了です。色が濃いので固そうに見えますが、味噌汁に入れて軽く加熱するとすぐに柔らかくなりました。茎の歯切れや葉の香りが良く、とても美味しく食べられました。

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 収穫後のミツバはこの様になっています。葉の不調があるので、リセットの意味を込めて全てを切りました。また光合成がしやすいように、栽培装置を午前中のみ直射日光が当たる南向きのベランダに移動しています。新しく出てくる葉はきれいな状態になっていると嬉しいのですが、はたして…

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 収穫を終えて、傷んで食べられなかった葉の片付けをしていると、ふと新芽が目にとまりました。中で何かが動いているような気がします。念の為、近付いて確認しましょう。

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 すると体調1mmの虫、かろうじて脚が見えるのでイモムシではない、ものが何匹も奥から出てきました。指で触ろうとするとピョンピョン飛び跳ねて逃げます。もしかしたら葉の異常は、この小さな虫によって引き起こされたのではないでしょうか?

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出典:wikipedia「Thrips」
https://en.wikipedia.org/wiki/Thrips

 後ほど調べると、見つけた虫は「アザミウマ」の姿とよく似ています。どうやらアザミウマに新芽を吸汁されると萎縮や奇形が発生し、葉を吸汁されるとかすり状になったり、褐色に変色してしまうそうです。農薬を使って退治をしたいところですが、残念なことにミツバに登録されている薬がありませんでした。何か良い解決策がないか見つけようと思います。

 

2021年6月19日 液肥濃度を変更(発芽から76日目)

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 リセットをしてから2週間が経過しました。一応は新しい枝や葉が伸びています。

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 しかし症状は変わらず、新葉に縮れが発生しています。

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 またこちらの株に至っては、近代アートを思わせる感じとなっております。葉が茶色くなって、開く前に朽ちています。もう回復はしなさそうだったので、栽培を終了しようかなと思っていました。しかし昨日、コメント欄にて重要な情報をいただきました。

kurotrainさん

我が家でもミツバの水耕栽培を行っていますが、6月6日の記事と全く同じ症状が出ました。
調べたら肥料焼けの可能性があるということで濃度を半分に薄めたところ改善しましたので、もしまだ改善していないようであれば試してみてはどうでしょうか。
ちなみに私の方は完全室内での栽培だったので虫が原因ではないと思います。

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 今までは虫のせいかと考えていましたが、液肥が濃くて異常が出ている可能性もありそうです。早速、液肥を全て抜いて、2000倍に希釈した液肥(通常は1000倍)を入れました。これで様子を見ましょう。kurotrainさん、アドバイスありがとうございました。

 

2021年6月26日 回復基調?(発芽から83日目)

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 液肥の希釈率を上げてから1週間が経過しました。既に開いている葉には変化は見られません。

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 しかし新しく出てきた葉を見ると、症状が軽くなっている気がします。液肥の全交換をし、もう少し観察を続けます。

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 こんな不調でもミツバは蕾を付け始めました。体力を温存させるために、花が咲かないうちに切り取ってしまいます。

 

2021年7月10日 回復中(発芽から97日目)

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 新しい葉が出てきたら、古い葉を取り除くことを繰り返しています。このおかげか見るからに調子が良くなってきました。

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 左が新しい葉で、右が古い葉です。新しい葉は均一な緑色で、縮れはありません。

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 また以前には写真のような茎の傷が多くありました。しかし新しい茎にはほぼないです。完全復活までそう遠くはないでしょう。

 

2021年7月25日 アブラムシの襲来(発芽から112日目)

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 ミツバは順調に回復していたのですが、ここにきて足踏みをしています。

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 正常だった新葉が、再び凸凹なってしまったのです。と言っても以前のような縮れとは見た目が異なるため、違う原因が潜んでいそうです。

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 この凸凹と関係がありそうなのは、アブラムシの大量発生です。先週あたりから増え始め、今では株全体に広がってしまいました。特に数が多いのは新芽の部分で、群れを成して汁を吸っています。このアブラムシ達が葉を凸凹化させているのでしょう。
 気持ち悪いくらいの量がいるので、手作業では絶対に取り除くことは無理です。そこで今回は農薬に頼ることにします。

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 用意したのはミツバのアブラムシに登録がある「ベニカベジフルスプレー」です。この薬は即効性があり、かつ残効性も持っているので、今後の発生も抑えられるそうです。  

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 薬液をミツバ全体に散布し、アブラムシがどうなるのか確認します。

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 3時間後にミツバを見に行くと、死んだアブラムシが床にたくさん落ちていました。葉の不調は回復するでしょうか?来週を待ちます。

 

2021年8月1日 劇的な効果(発芽から119日目)

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 薬の散布から1週間が経過しました。アブラムシの姿は全く見えません。素晴らしい効果です。

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 新しく出てきた葉はきれいな状態です。これならば再来週くらいには久しぶりの収穫ができそうです。

 

2021年8月13日 6月以来の収穫(発芽から131日目)

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 ミツバの勢いがすごく、株元からは次々と新芽が出てきています。

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 特に写真中央の株の茂りが良いです。今までの遅れを取り戻すような成長を見せています。

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 それでは、葉があまり大きくなり過ぎないうちに採りましょう。収穫は6月6日以来、実に2ヶ月ぶりとなります。

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 葉の色が濃いものは固そうだったので避けて、黄緑~緑色のものを選んで収穫しました。茎も細く、さっと加熱するだけで食べられそうです。

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 収穫後のミツバがこちらです。大きな葉がなくなったことで株同士に隙間が開き、風通しが良くなりました。あと2週間もすれば今回よりも多い量が採れるでしょう。これからの成長が楽しみです。

 

2021年8月29日 完全復活 (発芽から147日目)

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 ミツバは完全に復活しました。ハイペースで新しい葉が増えて、もっさりとしたドーム型になっています。

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 株元は大変なことになっており、茂りすぎて背景が見れないくらいです。ちなみにアブラムシは全く見られません。

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 地上部の成長に比べて、根はあまり多くない気がします。しかし着実に伸びています。
 これからのミツバは収穫を繰り返しながらの栽培となります。特に変化がない報告となりそうなので、栽培記録を一旦ここで終わりにしたいと思います。

 

まとめ

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 それではミツバ栽培のまとめになります。

  • ミツバの成長はゆっくりで、最初の収穫ができるまでに2ヶ月がかかりました。その収穫量も少しだったため、気長に栽培をする必要があります。

  • 60日目あたりから、株の調子が非常に悪くなりました。液肥濃度を薄めたり、農薬を散布した結果、完全復活をすることができました。

  • 株が充実すると、すごい勢いで枝葉が伸びてきます。この状態になるまで時間がかかりますが、なってしまえば安定的に収穫ができるでしょう。

 今回はミツバを種から育てました。色々とトラブルがあり、途中で栽培を止めようと思ったこともあります。しかし復活した今では、使いたい時にすぐ採れる香草として重宝しています。6株を同時に育てれば、スーパーでミツバを買わなくて良いくらいの量が収穫できるでしょう。

 この記事がミツバの水耕栽培のお役に立てれば幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。