皆さんの中には1人用の鍋を使っている方がいるかもしれません。今では100円ショップにも売っていますので、持っていなくても見たことはあるでしょう。『1人用寄せ鍋』は名前の通り1人分の食材が入る鍋で、大きさとしてはラーメン丼ぶりよりも少し小さいものです。
私は一人暮らしをしているわけではないので、特に寄せ鍋を買う必要がありません。しかし本か何かで、とあるお店がアルミで作られている1人用寄せ鍋でうどんを提供しているという記事を読みました。確か出汁と油揚げ、ネギしかないシンプルな鍋焼きうどんでしたが、昭和の風情あふれる見た目で、非常に美味しそうに感じました。
あまりにも気になったので、そのアルミ寄せ鍋をすぐにインターネットで検索して取り寄せてみました。今回はこの1人用寄せ鍋について紹介します。
購入した寄せ鍋はアルミでできており、大きさは取っ手の先から先までで約25cmとなっています。肌は光沢のある感じではなく、マットな感じです。
この商品は蓋もセットになっています。蓋も本体と同じアルミでできていて、ツマミはプラスチック製です。ネジで止められていますので、壊れてしまっても簡単に交換できます。
内側にはテフロンコーティングなどはされていません。しかし使用目的が「煮る」ことなので、これで必要十分でしょう。
見て分かるように、この鍋は両手鍋となっています。取っ手は別な部品で作られているのではなく、本体と一体型となっています。中央部分には楕円形の穴が開いているシンプルなものです。
鍋を手に持った第一印象は軽いです。実際に重さを測定したところ、120gしかありませんでした。家にあった同じ直径のステンレス片手鍋は560gですので、その軽さが分かるかと思います。
軽いせいか鍋自体は、割と薄めの板で作られています。あまりないかとは思いますが、取っ手の部分を持って鍋を振り回すと曲がってしまいますの注意が必要です。逆に言えば鍋全体が薄くまた鍋底が広いので、お湯を沸かす時間が短くてすみます。体感では普通の鍋の2/3くらいの時間でお湯になります。
本当は鍋焼きうどんを作りたかったのですが、あいにく麺を切らしてしまったのでインスタントラーメンを作ってみました。調理方法は袋の通りに行い、オプションとして卵と刻みネギを入れました。
完成したインスタントラーメンは、昔懐かしさを感じさせる見た目ではないでしょうか?私の中では、昭和の高度経済成長の時に進学した貧乏学生が、風呂なし6畳1間のアパートで食べている姿を想像を勝手にしています。
この寄せ鍋で作るメリットは見た目だけではなく、洗い物が少なくなる点です。鍋から直接食べることができますので、洗うのは鍋と箸だけですみます。普通の鍋で作ってそのまま食べると見た目がいまいちですが、この鍋ならば少しオシャレ感がでるのもポイントです。
ラーメンを作るのにお湯を500mL使ったのですが、麺や卵を入れたら水面が鍋の縁ギリギリとなってしまいっました。もし炒めたキャベツやモヤシを入れたい場合は、少しスペースが足りないような気がします。
また取っ手が金属でできていますので、当たり前ですが触れないほど熱くなります。テーブルに持っていく時には、手袋などをして運びましょう。私はつい普通の鍋感覚で掴んでしまい、少し火傷をしてしまいました。
見た目は古臭いですが、使っていると1周回ってきてむしろオシャレに見えてきます。今回はラーメンを作りましたが、次は冷凍のうどんを使ってシンプルな鍋焼きうどんにチャレンジしたいと思います。1人用のアルミ寄せ鍋、おすすめです。
このアルミ寄せ鍋は、昭和時代を思い浮かべるレトロなものです。お湯もすぐに沸くので、1人でササッとご飯を食べたい時に便利な鍋です。
アルミ寄せ鍋を調べると販売会社により、取っ手や蓋のツマミの形が微妙に違います。自分のイメージにあった鍋を探すのも楽しみの1つです。
こちらの商品はアルミではなく、ステンレスでできています。金属の輝きのせいか、少し現代風な感じがします。剛性感のあるしっかりとした鍋がほしい場合は、こちらを選ぶと良いでしょう。