FILCOのキーボード「Majestouch2赤軸」を購入。キーが軽いので腱鞘炎が楽になりました

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 今、私が熱中している趣味は「タイピング」です。きっかけはタッチタイプができれば文章作成が早くなること、そして手元を全く見ずにキーを打つ人は格好良いので始めました。キーボードは数年前に900円台で購入した格安品で、これを使って練習に励みました。

 タイピングの練習を行うこと数ヶ月。現在では、英数字換算で1分間に350文字程度を打てるようになってきました。しかしここで問題が発生したのです。それは指、特に左手の小指に痛みが出てきてしまったのです。恐らくキーが重いせいで筋に負担がかかり、炎症を起こしたのでしょう。ゆっくりタイピングしている時は大丈夫ですが、早く打つと痛みが走ってしまうのです。

 キーの重みの他にも、キーを押した時のゴリゴリ感も気になります。そこでキーボードを新調するべく、色々と調べてみました。その結果、いわゆる高級キーボードと呼ばれるFILCOの「Majestouch2」を購入しました。今回はこの商品の紹介をしたいと思います。 

 

 

 

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 いくつかの商品バリエーションの中から、今回はテンキーがないキーボードを選びました。今まで使っていたものはテンキーありのものですが、これがあるせいでマウスまでの移動距離が長く不満に思っていました。そこで思い切ってテンキーレスにしたところ、キーボード↔マウスの行き来が短くなり、ストレスが少なくなりました。

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 配列は英語と日本語がありましたので、使い慣れた日本語配列にしました。キートップに指を滑らすと、白い文字部分にインクの盛り上がりを感じます。

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 ロゴは矢印キーの下に付いていました。メッキされた銀色の文字が黒地に映えて、所有欲を満たしてくれます。「FILCO」とは、ダイヤテック株式会社が販売しているキーボードのブランド名で、使う人の好みに合った製品を多く取り揃えています。

 机に置いた時、キー上面までの高さは2.5〜3.8cmでした。私はあまり高いと感じませんが、人によってはアームレストなどで手の位置を上げた方が良いかもしれません。

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 右上にはcapsとscrollのオン・オフランプがあります。今思えば、このキーボードを使ってから、これらが光っているところを見たことがありません…

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 パソコンとはUSB端子で接続します。キーボードの中には配線を左側や右側から出せるものもありますが、この商品は中央からしか出せません。と言っても左右から出したいと思ったことはないので、特に困るような仕様ではありませんでした。

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 裏面は特に変わったところはなく、ラベルと滑り止めのゴム、そして高さ調節のための脚があるだけです。

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 高さの調節は1段階のみとなっています。個人的には脚を立てると打鍵する時に窮屈な感じがしましたので、畳んだ状態で使っています。

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 キーボードは入力スイッチの仕組みにより、いくつかの種類に分けられます。前に使っていた安いキーボードはメンブレン式で、製造コストが低いことが特徴です。購入したキーボード Majestouch2は高級品の部類に入り、メカニカルスイッチと呼ばれる機械式の接点が搭載されています。

 メカニカルスイッチの中にもいくつかの種類があり、使う人の好みによって商品を選ぶことができます。今回は「赤軸」と呼ばれるスイッチの付いたキーボードを購入しました。この赤軸を押した感じを例えるならば、郵便局のATMに付いている数字キーボードです。クリック感などはなく、ストンと下がってキーが入力されます。

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 実際にこのキーボードを1ヶ月間使ってみた感想は「キーを打ちやすい」です。メーカーの説明によりますと、キーに45gの重さがかかると沈み込みます。最初はこの軽さに戸惑ってしまいましたが、慣れると非常に快適です。軽い力でキーを押せるので、以前から悩んでいた左手の腱鞘炎が軽くなりました。まだ完治しているわけではないですが、だんだんと痛みや違和感がなくなりつつあるので、近々良くなりそうな気がします。

 今安いキーボードを使っているけど、高級キーボードに買い換えてみたい…と思っている場合の基準を考えてみました。もしキーボードを「連続して長時間操作」しており、さらに「1分間に300回以上押す」時には、質の良いキーボードを購入した方が作業効率が上がるでしょう。

 私の場合は、タイピングの練習で毎日30~60分間キーボードを叩いています。押すのに力がいるキーボードを使うと、練習時間が30分を超えたあたりで指の筋肉が疲れてしまい、正解率やスピードが明らかに下がってしまいます。また高速でキーを叩いた時、スムーズに押せないキーボードだと、押したはずなのに押せていないことが起きました。ある程度のレベルに達したら、高機能のキーボードに買い換えるのが良いかと思います。

 データ入力などの打ち込み作業が多い人は、パソコンに付属していたキーボードよりも、今回紹介したような高級品を使うとより作業がしやすくなるはずです。私のように腱鞘炎になると押すことも辛くなるので、予防としての道具としても優秀です。今までは900円のキーボードを使っていたので、その10倍近い値段のものを買うのには勇気がいりました。しかし今では買って良かったと思っています。ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?

 

これが私の購入したキーボードです。テンキーレスなので、コンパクトなのが特徴です。ちなみにテンキーありのキーボードは〈FILCO Majestouch2 108赤軸 108キー日本語配列〉になります。キーの打ち心地が良いので、長時間使っていても疲れにくいです。

 

このキーボードが以前使っていたものになります。普通のデスクワークで5年間くらい使いましたが、印字が消えたり押せなくなったなどの不具合が出ることはありませんでした。価格と機能を考えると、極端にハードに使わなければこのキーボードで十分な気がします。